探索者:迷宮探索(一般)
番外編
夢が叶わない者達の迷宮
「あークソみたいなアイテムだな。」
俺が宝箱を開けるとポーション✕10個セットだった。
アイテムがクソというよりは宝箱から出たアイテムにしてはという話だ。
一般級探索者歴がもう10年になる。
俺の生活は変わらず、中級迷宮を毎日やっては繰り返す生活。
なかなか精鋭級探索者になれず
、苦悶する日常。
ため息が漏れる。
「はぁ~次の宝箱を狙っていくか。」
※銃剣士で頑張ってる次第である。
※銃剣士…片手に銃を片手に剣を持つ特殊なクラス。誰にでもなれるわけではない。
歩きながら、歩く狂気の木というモンスターを倒しながら進んでいく。
ドロップするのはなかなか折れない木の枝又は生命の葉を落とすのだ。
「だりぃな、マジで。」
また宝箱を見つける。
「今度はいいもんだといいな。」
開けると壊れた魔剣であった。
「お〜悪くはないがな〜そこまで使えんから売るか。」
武器を仕舞ってから歩いていると、また宝箱を見つける。
「このフロアはこれで最後かな?フロアは見てないところはここで最後だしな。」
開けると※再現の杖があった。
再現の杖…壊れた○剣シリーズを復元できるアイテム。結構レア。
「き、来たぁ!?うぉぉぉ!再現の杖使うか。」
使うと壊れた魔剣は魔剣ブラッドリィになった。
魔剣ブラッドリィ
全ステータス+200
スキル:血戦
血戦…血が流れると覚醒する。
「なんだこいつは…すごいの来たな。」
今日も俺は探索する。




