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昏き迷宮の探索者  作者: Nexus
昏き天空の城

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弓剣術士③

こ、更新!?それはどうなっている!?

俺達はこの天火という探索者が簡単に勝てる相手だとは思ってなかった。

何故なら、世界大会に出ているということを除いてもそもそも強い職業クラスを使っている上にPSプレイヤースキルが高い。

世界大会=PSと思われがちだが、決してそんなことはない。

PS=ランクマは間違いではないが、世界大会はそれだけではない。

戦術、PS、運、対策、装備等の様々な要素が絡む。


PSがなくても優勝はしなくても、3位まで行った者がいるからである。

その者は徹底的なメタ対策、アイテムの使い方で第3位まで上り詰めていた。

明らかに並のPSしかないのに、メタとアイテムで徹底的に相手を封殺していた。


そんな無制限の世界大会で3位というのは化け物でしかないのだ。


「でも…名も無き探索者って戦ってみると大したことはないみたいだねぇ。」


「そうだよ、俺はそもそも戦闘職メインじゃねぇからな。」


両者は本音は語ってない。

天火はあくまで挑発しただけ。

有馬は挑発を華麗に流す。

そう、舌戦による心理戦もまた必要なのだ。


アウラは見て思う。

意味ないやりとりに見えて今の間に心理戦があったのだと。

相手を挑発して、冷静さを奪えたら良いと判断して言う。

そして、有馬はそれに乗らない。

ボス戦や雑魚と戦うのでは違う対人戦。


もちろん、天帝にも心理戦はあったが、それ以上に両者の間に駆け引きがあった。

天帝はひたすらPSで殴ってくるタイプ。

対して、天火は勝てるなら何でもではないが、使えるものは使って勝つタイプ。


この世界でもなくはないが、異世界の探索者同士の戦いは簡単な技術の競い合いに見えて、複雑なやりとりを初めて見た気がした。


現にその舌戦をした間に有馬はアイテムでトラップを仕掛けていたからである。





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