メール
PCの起動音が耳へと響く。部屋にあるミニ冷蔵庫の蓋を開け、コーラを取り出す。冷えたコーラを口にしながら、PCのログインまでの時間をゆっくりと待つ。そろそろ、PCの使いすぎで遅くなってきたな。新しいやつを買わないと。親から貰ったお年玉の残額を調べるため携帯を開いた時、メールを来ていることに気がついた。また、携帯ショップのメールかな。幼馴染みからメールを拒否しているのでメールしてくるのはそれぐらいしか自分には思いつかなった。十六夜さんと如月姉弟にメールをおしえていないなぁと思いながらメールを確認する。そこには知らないアドレスがあった。「fantasticstory@…」と口に出したがそれでも理解することはなかった。中を開けてみると変なことが書いている。
「夢の中は楽しいかった?」
それぐらいしか書いているものは見当たらなかった。嫌がらせメールとして誰かが送りつけたのか。いや、迷惑メールも拒否していたはずだ。内容が内容なので俺は凄く混乱をしている。まさか、夢の中で知り合っている人以外に誰かが見ていたのか?その人物は俺の携帯のアドレスを知っている人物なのか?疑問が湧き出るたび頭が痛くなってくる。忘れよう、きっと迷惑メールに反応しなくて届いただけのメールだ。そう、自分に言い聞かせた。
「はっくん、昼ごはん出来たよー」
リビングからのんびりした声が聞こえてきた。俺の母さん、金谷皐月の声だ。返事しないで部屋に待機している俺に優しい声で呼びかける。ドアから出ることに母さんは気にしないで毎回言うからたまに返答しそうになってしまう。優しい母さんは引きこもりの俺に優しすぎる。ある日、学校に行かなくなった時も「大丈夫だよ」と言う母さんに、俺は今も罪悪感を感じている。階段から母さんの足音が聞こえてくる。いつも通りにドアを二、三回ノックして昼ごはんをドアの足元に置く。母さんは下に降りた時、俺は当たり前のようにドアを少し開けて昼ごはんを手にする。ご飯や味噌汁、魚や野菜炒めなど健康に良いものを揃えている。お菓子など、一年は食べていないので太ることもない。まぁ、運動してないから筋肉も出ることはないが。ご飯をよく噛みながら、オンラインゲームのことについて考える。これが俺の毎日である。迷惑メールことなど忘れようとして、俺は次にやることを考えている。それを見て嘲笑っているやつがいるなんて、俺はまだ知らなかった。このメールは良い夢が悪夢になる予兆だと。
今回で序盤の終わりです。とりあえず、キャラクターと全員知り合ったのでこれからは夢の中を探索する話になります。ちゃんとした長編にしたいので更新が遅れます。すみません。




