ソフィアの引っ越し
今日の狩りを終え、Roomへ戻った。
「ソフィアが正式メンバーとなったので、ソフィアの個室を作ろうと思う。ついでに皆の部屋もちょっと改造するぞ。」
玄関の先には大きなリビング、その奥にキッチン。
リビング左には大浴場とトイレ、庭へ出る勝手口。
右側には廊下があり、廊下の左右に個室が並んでいる。
廊下の突き当りにはマリーの工房だ。
廊下左側に俺、メアリー、美咲の順に。
廊下右側は客間、ソフィア、マリーの順に個室が並んでいる。
そして、今回個室にそれぞれユニットバスとトイレを設置した。
人数が増えたのでトイレがバッティングしないように。
「ソフィア、ほしい家具とかあったらマリーに頼んで作ってもらうんだぞ。」
「兄さま、美咲さんの部屋にある顔が映るガラス?の台がほしいです。ピンクのやつです。」
「鏡台かな? 美咲、どう?」
「はい、私の部屋にあるピンクの鏡台のことだと思います。」
「マリー、作れるかい?」
「あんなにきれいに顔が映るガラスは無理です。」
「この世界にはメッキの技術はないのかな? それに透明で平らなガラスも必要だしね。鏡は神様に手配してもらうから台はマリーに作ってもらうことにしよう。」
早速、『鏡台用の鏡』と書いたメモを冷蔵庫に貼り着けた。
待つこと5分。
インベントリに鏡台が送られてきた。
流石、神の対応の早さに驚きだ。
しかも、話を聞いていたのかと思うようなストライクのピンクの鏡台が送られてきた。
「ソフィア、マリーに作ってもらわなくても良いようだ。神様からピンクの鏡台が送られてきたよ。」
「かわいい! 兄さま、ありがとう。」
「俺じゃなく、神様にお礼を言ってね。」
「アオイさん、私もこんなにきれいに映るガラスがほしいです。」
「鏡ね。同じものしかできないが、コピーするよ。マリー自信でアレンジしてくれ。メアリーの分もちゃんとコピーするからね。そんなに睨まなくてもわかってるから。」
アイテムコピーで鏡台を複製し、マリーとメアリーにも渡した。
2人ともとても喜んでいた。
やっぱり女の子なのね。
「兄さま、アオイ村に行ってきてもいいですか? 向こうのお家から引っ越ししようと思います。」
「良いよ。Roomキー渡してあるだろ。それで自由に出入りできるから行っておいで。あっ! 忘れてた! 母さんにソフィアがパーティに入ったこと伝えてないや。ちょっと俺も行ってくるね。」
ソフィアと2人で母さんのいるアオイ村の自宅へ向かった。
「母さん、ソフィアを俺のパーティに加えることにしました。許可をお願いします。」
「そうなの? 別にソフィアがそうしたいなら構わないわよ。いいのね、ソフィア?」
「はい。とても楽しいです。それでお引越しします。」
「え? どこへ?」
「Roomにお引越しします。」
「えっ!? 私も引っ越したいわ!」
「母さんにはここでの仕事があるからダメです。それと王様に報告してほしいことがあるのですが。」
「ソフィアが良くて、私がなぜダメなのよ! まあ、お仕事があるから仕方ないわね。それで何を報告すれば良いのかしら?」
「まず、王都の近くにダンジョンが出来ていました。しかも、A級以上の高難易度ダンジョンです。そして、そこから魔物が溢れ王都に向かっていました。俺が殲滅したのでもう大丈夫です。ダンジョン内部は今確認してますのでもうしばらくお待ちくださいと。」
「今、サラッとすごいこと言っていることに気付いてる? スタンピードが発生して王都が危険だったというのよね? もう解決したみたいだけど。そういうことはまず報告が先よ。今後、気を付けないとダメよ。」
「わかりました、母さん。そうだ、ソフィア。ちょっとおいで。」
「なんですか? 兄さま、変な事しないでくださいね。」
「しないから! スキルを付与しておくよ。アイテムボックスがあった方が引っ越しが楽だろ? アイテムバックじゃ容量足りないだろうから。」
ソフィアの頭に手を置き、アイテムボックスの他、必要と思われるスキルを付与した。
*ステータス
名前: ソフィア・ハワード
称号: 辺境伯次女、ハーフエルフ
職業: 魔女
性別: 女
年齢: 12歳
レベル: 40
状態: 健康
パーティメンバー: アオイ、メアリー、美咲、マリー
スキル
鑑定、アイテムボックス、魔力感知、魔力操作、裁縫、料理、
アイテム作製、全状態異常耐性、全属性魔法耐性、隠蔽、偽装、
千里眼、鷹の目、暗視、解体、潜伏、念話、再生、魔力増大、
MP回復(大)、レアドロップ率UP
魔法スキル
生活、火、水、風、土、氷、雷、光、闇魔法
ユニークスキル
魔力向上、兄の愛、全魔法適正、成長促進、MP自然回復極大、上限解放
装備
魔法少女の杖(神装備)
魔法少女のローブ(神装備)
身代わりの指輪
神秘の指輪
魅惑のカチュウシャ
幸運の指輪
幸運の腕輪
幸運のネックレス
「兄さま、いつまで頭に手を置いているのですか! キモイです!」
「ごめんよ。そんなに怒るなよ。母さん、父さんにもソフィアのこと伝えておいてくださいね。」
「そういえば、父さんから手紙が来ていたわよ。早く結婚しろですって。未だにアオイへの縁談の問い合わせが来ているらしいわよ。」
「では、式の準備をお願いしても良いですか? 俺にはどうしたらいいのかわからないので。3人には俺から話しておきます。」
「マリーさんが私のお姉さまになるのですね。素晴らしいですわ。」
「兄のことも祝ってほしいのだが。」
「兄さまのこともついでに祝ってあげるわ。」
ついででもうれしいよ、愛しい妹よ。
それからソフィアの引っ越しを手伝い、Roomへ戻って3人に結婚式の話をした。
特に嫌がることはなく、「はい、わかりました」で話が終わった。
もう少し感動とか無いのだろうか。




