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白内障と緑内障の手術  作者: 夏目 碧央


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いざ入院

 目の手術をする事になった。私は元々緑内障なのだが、それとは別に数年前から右目が変に見えにくくなっていた。視力がどんどん落ちて、合うレンズがない。検査を色々したが、原因は分からず。白内障の手術をすれば見え方は良くなるそうなのだが、

「でもなあ。白内障の手術をするには若すぎるんですよねえ。」

と、若い担当医の先生はなかなか決断できないでいた。見え方が変わってしまうし、目の形も変わってしまうかもしれないし、何かと大変ですし……と。

 それでも、強度近視の人は70歳くらいに白内障の手術をしなければならないのだと言う。それならば、今見えにくくて困っているのだから、今手術しましょう、と私の方から言って、手術する事が決まったのだった。何しろ右目は物が三重に見えていて、人の顔も文字もぐちゃぐちゃで、使い物にならない状態だったのだ。

 白内障の手術は日帰りでも出来るそうだが、私が通っている大学病院では、必ず入院が必要だ。入院はそれなりに大変だが、上げ膳据え膳。少し楽しみでもある。

 4月14日火曜日。まずは右目の手術の為、午前中に入院する事になった。具合が悪いわけでは無いので、自分で大きい荷物を担いで病院へ向かわなくてはならない。担ぐのは大変だったのでキャリーケースに入れていく事にした。パソコンだけは別にエコバッグに入れて肩に掛けた。あれをガタガタやってしまってはダメだからね。

 病院まで歩いて行った。普段は25分で行ける所が、40分くらいかかってしまった。キャリーケースには車輪がついているとは言え、重たい。不織布マスクをしているので暑い。化粧をしないで来たので、家からマスクをした。日焼け防止の為だ。

 病院に着いたら額の汗をタオルで拭った。水が自由に飲めるので、一杯飲んだ。ふう、生き返った。そして入院手続きとやらを窓口でして、

「これを持って5階へ行き、ナースステーションに出してください。」

と言われた。重い荷物を持ってエレベーターはどこかな?と思ってフラフラしていたら、

「こっちだよ。」

と、奥さんに声を掛けている旦那さんがいて、ああ、ここにエレベーターがあったのか、と私も初めて知った。そのご夫婦は4階で降りたが、私は5階へ。少し待たされて、看護師さんから入院や手術の説明を受ける事になった。


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