賊を退治
ももももー!( ̄(工) ̄)
「賊が出たぞー!!!」
見事なまでにフラグが回収されましたね。どうも、ケイですよ。
この世に神がいるなら絶対泣かす。あ、いたな……今度泣かそう。うん、今決めた。
なんて思っていると、賊が来ているのが見えた。5人くらいかな?道の真ん中に立っている。
「とまれーーーー!!」
あー、めんどくさ。全員、金的で倒すか?
「おーーい!!ここだーー!止まってくれーー!!」
ん?手を振ってるな……。本当に賊か?
よく見ると誰一人として剣を抜いていない。あれ?人が倒れてる?
「あのー……あれ賊じゃなくないですか?」
「え……あ、本当だ」
御者の兄ちゃんに言うと、見間違いだったらしい。恥ずかしいのか赤面していた。いや、可愛くないからね?
「なんか助けを求めていますね。止まりますか?」
「あ、ああ。止まろうか」
止まると、一人の男性が仰向けに倒れていた。
「どうしましたか?」
と、御者の兄ちゃん。
「仲間が急に倒れたんだ!きっと森を移動中にキツネ青草の棘に引っ掻かれたんだと思う。長期クエストからの帰りだから毒消しも使っちまっててねえ。毒消しをもってねえか?」
キツネ青草とは、蔦に棘が沢山生えた毒草で、棘に毒がある。棘に引っ掻かれると目眩、吐き気、発熱などの症状があり、最悪、死に至る。
まあ、一般的な毒消しですぐ治る程度の毒だ。
そして、たしかに倒れた男の足には切り傷のような物があり、そこが腫れている。根元付近の棘は特に毒が強い上、男性の意識がない。かなり危ない状態だろう。
「毒消しありますよ」
「本当か!?」
「ええ。はいこれ」
勿論、毒消しくらい持ってますよ。
普通なら販売価格の10倍くらいでぼったくるんですが、死なれたら寝覚めが悪いのでさっさと渡します。とりあえず3本渡せばいいかな?
俺って優しー!
「ありがてえ!!おい!早く飲ませろ!!」
お、傷口に塗ってあとは口からか……。あ、キッスして流し込んだ。うぇぇ。ってそうも言ってらんないか。まあ、俺は出来る事をしようかね。とりあえず御者の兄ちゃんと話すか。おい、御者の兄ちゃん、なんで赤面してんの?お前が赤面しても可愛くねえよ?
「とりあえず、あの男性を乗せてあげませんか?意識がないようですし、病院で診てもらった方がいいのは明らかですし。ここでさよならは寝覚めが悪いでしょう?」
「え?ああ、そうだね。そうしようか」
いや、だから恥ずかしそうにすんなって。おい!クネクネすんのやめろ!可愛くないって!
「そういう事だから、おっちゃん達、その人荷台に乗せなよ。あ、おっちゃん達は小走りで」
「お、おう。乗せてもらえるだけでありがてえ。頼むよ」
よし、護衛ゲット!
♢
町に着いた。倒れてた男性は町の病院に担ぎ込まれいった。呼吸は安定してたし、熱も下がっていた。安静にしていれば大丈夫だろう。
朝出て、夜に着く予定だったが、御者の兄ちゃんが少しばかり急いだので、昼下がりには着いていた。嬉しい誤算だね。
着いた町はスーホース町と言って、馬が有名な町だ。馬を買うなら有利に買い物が出来るので、ここで自分の馬車を用意するのも良さそうだ。
いや、でもな〜。旅が終わったらどうするかな。……馬刺しとか?いやいや、無理だろ。旅の仲間を最後に食うとか、とんだ鬼畜の所業じゃねえか。
「ショコラ、馬刺しって好き?」
「フヒッ?なにそれ?」
あれ?馬刺しを知らない?醤油はたしか、あったはずなんだけど。
「馬の肉を刺身みたいに醤油につけて食べるんだ。馬の油が醤油を弾いちゃうから溜まり醤油をつかうんだけどね。濃厚な味が美味しいよ?」
「フヒッ!食べたい!!」
おー、食いついた。馬刺しってこっちには無いのかな?
「とりあえず、宿を探してからね」
「フヒッ!探す!」
「おー、気合い入ってんなー。じゃあ行こうか」
「うん!」
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