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71話 いざ、建物の中へ!!

〜前回のあらすじ〜

普通を満喫。

あ、迷ったなこれ。

誘拐現場を目撃したので助けます。

 男達が入って行った建物の中に颯爽と(ここ大事)忍び込む。


「さてと、なんとか気付かれずに進入出来たな」


 袋は小さかったので、子供だと思う。子供なら俺でもなんとか持ち上げて逃げられる……かな?とにかく探してからだな。

 入った建物の中は更に沢山の扉があり、男達がどこに入ったのかわからない。だから屋根裏から迫ることにした。


「うわっ、ホコリが溜まってる。掃除しろよ。って言ってもしないよな……俺もしないだろうし」


 さーて、こんな時に役立つ情報を提供しよう。まず指先に魔力の膜を張ります。こうすることでホコリがつかないだけでなく、音も吸収してくれる優れもの!皆さんもぜひ試してみてねー(笑)。


 まずは一番右の扉の部屋に来た。お、穴が開いているな。あそこから覗こう。



 ♢



「只今戻って参りました」

「遅い!一体どこに行ってたんだい?!」

「も、申し訳ありません!少し仕事が手間取ってしまいまして」

「うるさい!言い訳は聞かないよ!」


 バシーン!!!


「うひー!も、申し訳ございません!」

「謝罪をするなら裸になって土下座しな!」

「は、はい!」

「よーし、いい子だ。次はどこをムチで打って欲しい?」

「で、では内腿を……」

「ほら、ご褒美だ!!」


 バシーン!!!


「うほーっ!!ありがとうございます!」

「どんどん行くよ!」



 ♢



 酷いものを見た……。正気かよ。まだ昼過ぎだぜ?何してんだよ。


 気を取り直して次だ。



 ♢



「おい、例の物は手に入れたのか?」

「ああ、とびっきりの上物が手に入った」

「なに!?早く見せろ!」

「まあそう焦るな。クックック、少しだがかなりの純度だぜ?」


 そう言って男は懐から小さな紙袋を取り出した。もう一人の男が中身を確認する。


「こ、これは!?」

「クックック、そうだ。純度100%のバジルだ!!トマトとの相性は抜群!更にパスタにピザにと選り取り見取りだ!!」

「なんて純度だ!お、思いつくレパートリーが止まらねえ!!」

「それだけじゃねえ。今回はコレもある」

「こ、これは!!ローズマリーじゃねえか!!」

「クックック、その通り!これだけで白身魚や肉がぐんと美味くなること間違いなしだ」

「お、恐ろしい奴だ……。だが今回は良い取引が出来そうだぜ」


 二人は熱い握手を交わした。



 ♢



 なにあれ?ただの主夫の会話じゃん!ヤバイ葉っぱの取引かと思ったら、まさかの調味料の葉っぱ!!外でやれ!!


 ふぅ、次の部屋に行こうか。



 ♢



 中には5人の男達がいた。


「ついに……ついにこの時が来た!行くぞ野郎ども!!」

「「「「おおーーー!!」」」」


 男達の向かった先には……


「ニャンコちゃーん!!」

「おいでー!」

「ほーれほれほれ」

「ここでちゅか?ここが良いんでちゅか?」

「んふー!かわいいー!」


 ……ニャンコ達がいた。


「ほーら、おいちいおやつを上げまちゅからね〜」


 アイツがダントツでヤバイな。



 ♢



 うん、もう慣れた。なんかここまで来ると一周回って面白いな。なんだここ?


 次の部屋を見るか。あれ?趣旨変わってない?



 ♢






春先は変態が多いもんだよねー_(:3 」∠)_

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