47話 シオンの幼児退行?
〜前回のあらすじ〜
潜入成功!
シオンかわいい!
潜入には成功したが、隠密には失敗している。全員倒すのはキツイので、スピード勝負で救出しようと思う。
「シオン?」
「なに?」
「走るのと抱っこ、どっちがいい?」
「抱っこ!」
あ、あれ?シオンくらいの歳の子なら、自分で走ると思ったんだけどなぁ…おかしいな?
「は、恥ずかしくないの?」
「抱っこ!」
あれ?なんかこの子、幼児退行してない?
「はいはい、抱っこね」
「わーい!」
ま、いいか。敵と会ったら降ろせばいいかな?
「よっこいしょっと。じゃあ行くよ?」
「うん!」
5歳児に抱っこされる15、6歳の少女って凄い絵面だな。
俺たちは通路に出た。
「どっちだと思う?」
「左だね」
「そのこころは?」
「ボクらは屋敷を正面から見て右側にいる。きっとドン・ドヤードは真ん中辺りにいるだろうから左だね。」
幼児退行してないみたいで良かった。
あれ?ってことは、こいつ素面で5歳児に抱っこ要求してんの?
いかれてやがんな。(笑)
「そうと決まれば真ん中へ向けて全力ダッシュだ!」
「おー!」
魔力を両脚に纏わせる。
ドンッ!
お、なかなかいいスタートだな。これは好記録が期待できそうだ。
スタタタタタタタッ!
速い!速いぞケイ選手!
おっと前方に敵が出現した!どうするケイ選手!
スタタタッ トンッ ストトトトトトッ!
こ、これは!壁だー!壁を走っている!すごい、すごいぞケイ選手!
そしてゴール! 圧巻の走りでした!
なんてね。
「うえっ……こ、怖がっだ………」
自分で抱っこ要求したのに、なんで泣きそうなんだよ。
「はいはい、怖かったね。ごめんねー」
「ふぇっ……うえええーーーーん!!!」
「はいはい、ごめんねー。もう大丈夫だよ」
シオンを下ろして背中をポンポンする。
……なにやってんだ俺?
すると、近くの部屋から誰か出てきた。
敵か?と思い警戒するが、予想外の人物だった。
「あら?シオン、貴女なにをやっているの?」
「え?あ、おがあざん」
え?お母さん?
「おや?シオン様ではないですか。良かった、探していたのですよ」
すると後ろから、ぶくぶくと太った豚のような男が現れた。
シオン様?様付け?どういうこと?
「あの、どういう事ですか?」
「おや、君が報告にあった子供だね?」
報告?どういうことだ?
「自己紹介しよう。私の名はドン・ドヤード、ドヤード商会の商会長をしている」
目の前の人物は、ドン・ドヤードだった。
ブヒー!トンカツ食べたいブー!(笑)
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