11話
更新が遅れて申し訳ございません!! orz
この所体調が優れず、脳が働かなかったため文章を書く気力が起きませんでした。
読者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
さて、今回の11話ですが、文章が少なめとなっております。
理由としましては、体調が万全では無いということもありますが、話の内容としてキリが悪く、目標としている二千文字を軽く超えてしまいそうでしたので、わけて書くことにしたということです。
今日中にもう1話くらい挙げられたらなと思っています。
では、よろしくお願い致します(*・ω・)*_ _)ペコリ
ジンとの邂逅を終えたデリトは、サラシャの部屋へ入ると用意していた紅茶を差し出す。
サラシャは今朝はしっかりと目が覚めていたので今回は起こさずにすんだ。
「デリトありがとっ」
「いえいえ、それよりもお嬢様、お着替えがすんでいるようでしたら今日の学園でのご予定をお伝えしてもよろしいでしょうか?」
「よろしく」
では、とデリトはサラシャに一枚の紙を手渡す。そこには今日の授業の時間割や内容、食事の内容までびっしりと、しかし読みやすく書き込まれていた。
それをデリトは簡潔にまとめる
「HRではお嬢様方と私たち執事の紹介、一、二時限目はエナジーについての基礎的復習と応用の座学、一旦お昼休憩を挟みまして三時限目がエナジーの実習となっております。質問はございますでしょうか」
「う~ん、一時間分? の授業時間ってどれくらいなの?」
「一時間半となっております」
「そう、飽きなくてすみそうね」
「お嬢様ほどの成績であればこの学院で講師が務まると思いますが?」
「ふふっ、そうかしら? ……そうね、でも彼女には敵わないと思うわ」
彼女は今年の新入生で首席をとっているだけで無く、全てのペーパーテストにおいて満点を獲得、実技では試験担当の講師を半泣きにさせたという実話がある。
それでも歴代一位の点数には一歩及ばなかった、その人物こそがサラシャのいう敵わないという相手なのだろう。
「彼女……とは?」
「この学院の生徒会長、三学年生のフィリア・ティン・ラームスよ」
ギクッッ!?
デリトはその名前を聞いたとたん身を固くした。
つい先日起きた森での出来事はそれだけデリトには衝撃的だったのだ。だがデリトは怪しまれないようにその動揺をポーカーフェイスで完封する。
しかしデリトの表情は普段と何ら変わりないはずなのに、サラシャは目敏くその微かな変化に気付いた。
「ん? デリトどうかしたの? 生徒会長の話になった途端に何というか……オーラみたいなのが変わったわよ?」
「い、いえ! 決してそんなことはありません!」
「本当かなぁ? まあ、別に良いけど。今日の放課後時間を空けといてと言ったでしょう? それ、会長に生徒会についての仕組みを説明して貰うための時間だから、その時にいろいろ聞き出せば良いわ」
サラシャは首席合格者だ、生徒会からお誘いが来てもおかしくは無い。
「!? お、お嬢様、そ、その、僭越ながら私、私用がございまして、放課後は辞退させていただきたく……」
デリトはこの二人を引き合わせると大変面倒なことになると思い、参加を辞退したかったのだが……、
「ダ~メ♪」
そんなことを主人が許してくれるはずも無く、結果的について行かなくてはならなくなった。
まあ、デリトは元々サラシャの執事なので基本的について行かないという選択肢はそもそも無かったのだが。
「わ、分かりましたお嬢様。私もその会談にご参加させていただきます」
「うん、よろしい」
サラシャの怖さを含めるような笑いにデリトは顔を若干引きつらせながら了承する。
デリトは今日の放課後に起こりそうな嫌な予感を感じつつもサラシャの筆記用具や学院の授業に必要なものを用意していった。
今回の話は短めですが、次話は遂にお待ちかね(?)サラシャとデリトのいちゃいちゃシーンでございます。
うまく書けるか分かりませんが、楽しみにしていてくださいヽ(*´∀`)ノ
【追伸】エナジーの説明回は当分先になるかもです。




