第32話 島の誕生
島の大きさをハワイ諸島並みに変更します。
ーーーーーシュラーク群島・改めシュラーク諸島ーーーーー
「つ、疲れた。さすがに島を大量に作り出して波が穏やかなように周囲を浅瀬でおおって、艦隊の通行がしやすいように水路を作ってと魔力が枯渇しそうだ。」
魔力の大半(のべ九割)を費やしてようやく完成した。魔力が切れそうになったせいで昨日の補給が出来なかった。まあ補給艦の方に物資は多めにあるから問題はないのだが。とりあえず明日は補給の方に魔力を使って次の戦闘に備えないとな。
「とりあえずこれで補給地は確保出来たな。」
「はい。ですが植物などは無いのですか?」
「生き物だから無理だ。非生命体しか無理なようだ。要は組成が簡単なものしか出来ないということだな。大分生育環境が変わったから新しい植物が出来るかもな。」
島に植物などはついているものと思っていたが当てが外れた。まあ神様も大地を造った後に他の生命体を創っていたしな。試しに銃弾作れるかと思って創造魔法使ってみたら簡単に出来た。木材は出来たが松の盆栽は出来なかった。やっぱり生命体は無理なのだなと実感した。
「後は港湾施設と重爆用の飛行基地がいるな。」
「採掘施設と重油の精製施設、弾薬等の製造工場も必要でしょう。後は水ですね。」
「私がいない時に弾薬がありません、では話にならないからな。それに死んだときの事を・・・」
「お止め下さい!」
いきなり楓君が大声を上げる。
「楓君?」
「最悪の事態を想定しているとしても、そのような事を仰らないで下さい。あなた様は私達が命を賭けて守ります、ですから、ですからお願いです。」
泣きながら言われると、どうしようもなくなってしまう。仕方ないこの話題は避けることにしよう。念のため遺言という形で残しておくとしよう。
「分かったよ、楓君。気を取り直して重爆用の基地を作ろう。予備を含めて2000メートル滑走路を一本、戦闘機用の1500メートル滑走路を2本作りたいのだがどうだろう?」
安心したのか楓君は泣き止み、笑顔で答えてくれる。
「あとは水上機用の基地が必要です。機体は何をお選びになるのですか?」
「長距離爆撃機は富嶽、双発爆撃機は靖国、長距離護衛戦闘機はキー91・電光、基地の防空戦闘機は震電とTa-152、水上機は二式大艇と晴嵐改にしよう。これで長距離の侵攻にも支援が期待できる。」
「それで宜しいかと思います。あと防衛用に魚雷艇と小型潜水艦があると良いと思います。」
「とりあえず海竜(甲標的の最終型)と魚雷艇はドイツので良いか。」
そういい基地の召喚にかかろうとしたら、楓君に止められた。
「明日おやりになってください。今日は休む方が先決です。」
「でも・・・」
「でもも、かかしもありません!さあ、お休みになってください。」
ひこずられてベットに押し込められた後、寝るまで楓君がずっと子守唄を歌ってくれていた。子供ではないのに、そう思っていたがすぐに眠りについてしまった。
ヘリコプターは無くし大戦中のに統一します、ただしレーダーとソナーは別になります。




