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白群高校不可解部 ーー異常、解決します  作者: 西東惟助
File02色戦争

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エピローグ2 雷鳴の響くところ

どうもこんにちは。

エピローグ2です。

どうぞよろしくお願いします。

 やかましい雷鳴、雷光で照らされたのは小屋だった。雨雲はまだ遠いらしく、雨は降っていない。人工の光はなく、そこに動く人間は五人だけだった。


 その恰好はどこかの歩兵を思わせる。防弾のヘルメットを被り、その顔は見えない。

 

(A部隊。小屋を包囲)

 

 指示に従った五人が二手に分かれて展開する。小屋の正面に三人。裏側に二人。事前のシミュレーション通りの配置だった。

 

 移動時の音には誰も気を配らなかった。いや、ただ一人、裏側へ回った方の二人、その片割れだけが足音を極力殺していた。

 

「こちらメニとメマ。配置に着いた」

(了解、こちら三名は配置済み。合図を待て)

 

 無線でのやり取り。足音を殺していた男はメニと名乗った。


 この部隊の五人は小屋に潜む者の正体を知らない。ただ一人だけだと聞いている。楽勝だろ、というムードが部隊には満ちていた。

 

 いつ命令が下ってもいいようにアサルトライフルを構える。あとは作戦開始の合図を待つだけだ。メニは一歩後ろに下がった。




 小屋の中には上半身が裸の男がいた。筋骨隆々という言葉が本当にしっくりくる肉体をしている。

 

 何もない小屋。キャンプ場のログハウスの方がまだ快適に思える。カビが生え、壁を虫が這っていた。

 

 直立する男。その頭は天井の梁を(かす)めそうだ。飛び跳ねればすぐに頭を強打するだろう。この男が極端に大きいというわけではない。小屋が小さい。床から梁までは二メートルもない。それでも、この男は明らかに大きかった。


 首が動く。小屋が透けて見えているかのように、鋭い目つきで周りを見渡している。


 闇の中でその目が赤く光った。




 Next is ...... "Múspell" and ”Double Killers”

今回もお読みいただきありがとうございます。

感想をいただけると励みになりますのでよろしくお願いします。

次回、新章。不可解部最初の事件。

「おばけトンネル1トンネルの話」

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