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白群高校不可解部 ーー異常、解決します  作者: 西東惟助
File02色戦争

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エピローグ1 動く不可解

どうもこんにちは。

エピローグ1です。

どうぞよろしくお願いします。

「不可解部の調子はどうだ?」

「上々の成果です。既に大きな事件を二つ、解決しています」


 豪奢な会議室だった。赤を基調とした複雑な模様をした絨毯に木質の壁、さらに高い天井からはシャンデリアが下がっている。

 広い空間には何人かの人間がいた。全員が次々と発言する中、誰が何を言っているのかもはやわからない。


「早めればいいでしょう?」

「一名、記憶にダメージを受けています」

「二名だろ、一人は治ったけど」

「女か? 壊れたら俺のところで飼ってもいいか?」

「馬鹿いいなさい。あの家の娘でしてよ」

「そうさ、お前なんか裁断されて終わり」

「ここにいる全員がそうなるだろ」

「それはおそろしいこって」

「あー、でどうするよ」


 次々に会話が進んでいく中、最後の一言が終わると全員が上座を見る。


 待っていたかのように上座にいた男が立ち上がる。質のいい礼服のような真っ黒なスーツを着ていた。白髪交じりの黒髪をオールバックにしている。年齢はわからない。若くもないが、老いてくたびれた雰囲気もない。


「三人だけでももはや手に負えぬというのに」


 一人の老人が言った。それに上座の男は頷かなかった。

 

「コントロールが目的ではない」


 右手を顔の前にかざすと、室内のざわめきが一瞬で止まった。

 その視線が全員の心に冷たい影を落とす。


 男は一度大きく息を吸い込んだ。

 

「計画を次に進める。今回の事件において、不可解部の実力は証明された。これを以ってフェーズワンを終了する。フェーズツー、不可解部の増強に移行する。いいか、フェーズツーだ!」


 立ち上がった男は高らかにそう宣言した。

今回もお読みいただきありがとうございます。

感想をいただけると励みになりますのでよろしくお願いします。

次回、別の国、五人のとこが小屋を囲う。

「エピローグ2 雷鳴の響くところ」

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