第百十一話 バスの再生に忙しい雅子たちはミーティングに行ってトラック買っちゃった?
バスを直していると久しぶりに小型車が来て
主な登場人物紹介
ヒロイン 佐野 雅子 26歳 166cm
4月生まれ 峠のバトラー⇒TSカップレーサー⇒GTレースへ挑戦中
家業の佐野自動車販売の中古車販売店副店長兼整備工場の副工場長、整備の受注、部品調達担当の副社長 販売部部長 前職はスーパーの経理兼販売促進課
所有免許、資格;大型2種、牽引運転免許、2級整備士、危険物乙4、玉掛、ガス溶接、救急救命士、巻き上げ機、簿記2級、税理士、会計士、テルミット溶接、クレーンオペレーター、X線技師
レース以外の趣味:
オフロード走行:大型の2軸、3軸総輪駆動のエンジン、サスペンションをいじって自分好みした。
パソコン:プログラム組むのも好きでシステムを自力で組める
僕 佐野 悟瑠 29歳
雅子の兄 3月生まれ 妹の雅子より4学年上 家業の佐野自動車販売に就職して6年目、整備工場の工場長 整備工場総括の副社長。
所有免許、資格 2級整備士、MIG溶接機、レーザー溶接機、ガス溶接、玉掛、大型2種、けん引免許、巻き上げ機、危険物乙4、テルミット溶接、クレーンオペレーター、X線技師
カーキチ、スペックオタク、エンジンスワップ大好き。エンジン加工名手 オフローダー
佐野 愛理沙 25歳 旧姓:小笠原 悟瑠の妻になった (第百話参照) 168cm
かつて雅子がいたスーパーマーケットの販売部移動販売課係長
実は創業者の孫でもある(第三十七話参照) 雅子と同じ高校の一つ後輩。スーパーマーケットの主要取引先の小笠原食肉のお嬢さん。 元レディスの7代目総長 2児のシングルマザーだった(第三十六話参照)抜群の運転センス
所有免許、資格 簿記2級 大型2種免許、牽引。危険物乙4、ガス溶接、巻き上げ機、玉掛、アーク溶接、火薬類取扱保安責任者(乙種)、レーザー溶接
TSカーレーサー⇒GTカーレーサー 雅子と組んでクラス優勝を狙う
実は空手で中学の時に全国大会に行った猛者。子供は上の子が哲也、下の子が愛美
佐野 康晴 57歳
僕の父親 佐野自動車販売の社長、総括責任者。
趣味人 マニ割、エギマニ作りの達人 元整備工で板金も得意。
佐野 康子 55歳
僕の母親 佐野自動車販売 副社長 佐野自動車販売店店長、営業、仕入れ担当
加藤 隆弘 29歳
僕(悟瑠)の同級生で親友。佐野自動車の副工場長、整備工場の専務取締役
専学卒業後家業の内燃機整備工場に就職、佐野自動車販売に事業譲渡でそのまま異動。悟瑠の幼馴染。2月生まれ。
エンジン加工名手、エンジンスワップ大好き 実は弟の隆文が一目置く運転センスの持ち主
所有免許、資格 大型免許、牽引免許、玉掛、ガス溶接、アーク溶接、レーザー溶接、危険物乙4、巻き上げ機、電検2種、テルミット クレーンオペレーター X線技師
趣味:レースカーづくり オフローダー 生エンジン好き
加藤 百合 26歳 旧姓 松尾 隆弘の妻になった (第百話参照) 162cm
雅子の親友、丸松建設のお嬢さん。雅子と同じ高校卒業して同じスーパーに入って家業に転職。
松尾建設運輸担当副社長。普段はおっとりだがスイッチが入ると途端にせっかちとブチ切れになる
5月生まれ TSカーレーサー、GTカーレーサー TSカーカップではトータルで2勝あげ、シーズン3位
旧車好きで父親譲りの速い車好き。オフローダー
所有免許、資格 大型免許、牽引免許、玉掛、クレーンオペレーター、巻き上げ機、ガス溶接、テルミット、アーク溶接、レーザー溶接、危険物乙4、電検2種、火薬類取扱保安責任者(甲種)
加藤 隆文 26歳
整備部長 隆弘の弟。雅子より一学年上だが、3月生まれで実はほとんど同い年。工業高校から家業へ就職。佐野自動車販売に事業譲渡でそのまま異動。板金と排気系を作るのが得意
所有免許、資格 大型免許、牽引免許、玉掛、ガス溶接、アーク溶接、レーザー溶接、危険物乙4、テルミット溶接、巻き上げ機、電検技師
趣味:TSカーレース、GTカーレース、オフロード走行 生エンジン好き
加藤 舞由良 26歳 旧姓:馬橋 隆文の妻になった (第百話参照)165cm
雅子と同じ高校の同級生、レディスの6代目総長。運転大好き
加藤運輸に個人の事務所から転職して車両回送ドライバー
所有免許、資格 大型免許 牽引免許 商業簿記2級 危険物乙4
子供はみゆき
加藤 隆義 57歳 配偶者 鈴江 55歳
加藤運輸社長 佐野 康晴の同級生の親友
かつては運輸業、リース業に忙しく趣味の旧車はやめていたが、今は余裕がでて旧車趣味が復活
かつて運営していたエンジン整備部門は、同じ敷地内にある佐野自動車販売に従業員ごと譲渡して運輸専門にした
松尾 譲 28歳
百合ちゃんの兄 、丸松建設の建設系担当副社長。マニ割マニア 実はオリジナル主義、生エンジン好きで速さにはこだわらない ドリフト競技に参戦中、TSカーカップにも挑戦中
所有免許、資格 大型免許、クレーンオペレーター、玉掛、巻き上げ機、ガス溶接、アーク溶接、テルミット、レーザー溶接、危険物乙4、電検2種、火薬類取扱保安責任者(甲種)
松尾 隆 57歳
丸松建設の社長 百合ちゃんの父親 速い車大好き 古いものを大事にする
悟瑠の父親の同級生
松尾 友香 55歳
百合ちゃんの母親、丸松建設資材調達兼外注先調整担当副社長
旧車大好き、かつオリジナル主義
小笠原 哲史 28歳
愛理沙の兄。別の会社に勤めていたが家業に転職、製油担当副社長
旧車好きで母親譲りのオリジナル主義だが必要に応じて改造する
所有免許、資格 大型免許、危険物乙4
ドリフト競技参戦中、TSカーカップ挑戦する 愛理沙の元旦那とは親友で同級生(第三十六話参照)
長野 暁 31歳。
スーパーマーケットの販売部移動販売課 課長代理。
かつては首都圏のバス会社に居たが欲しいバスが排ガスの関係で住んでいた地域で登録できなくて雅子がいたスーパーに転職。今は愛理沙ちゃんの上司短尺バス好き
所有免許、資格 大型2種免許、牽引免許、危険物乙4 簿記3級
狩野と一緒に走り屋チームの運営していた
狩野 守 31歳
丸松建設の業務課課長 運送会社にいたが首都圏の事業縮小で地方に転勤になった。偶然募集していた松尾建設に転職
所有免許、資格 大型2種免許、牽引免許、玉掛、巻き上げ機、ガス溶接、アーク溶接、危険物乙4、電検2種、テルミット、レーザー溶接、クレーンオペレーター、火薬類取扱保安責任者(乙種)
長野と一緒に走り屋チームの運営していた
河野 優花 23歳 160cm
スーパーマーケットの業務課から移動販売課に異動。大型免許取得して移動販売車で販売する
所有免許、資格 大型2種免許 簿記3級
綿貫 洋平 38歳
スーパーの販売部 移動販売課 課長
大型免許取ったらバスに嵌って自分でも買ってしまった。大型2種も持っていて見学者用のバスを運転する
所有免許、資格 大型2種 商業簿記2級
橋爪 正治 62歳
かつて雅子が務めていたスーパーの社長
雅子や百合、愛理沙に刺激されバス好き、旧車好きが復活
見学者の送迎の為のバスとしてボンネットバスそろえてしまった スーパーマーケットの広告も兼ねている
笠木 徹治 31歳
ウッディパラソルの経営者:悟瑠の父親の先輩(笠木 達也)が経営していたが代替わりした2代目
大型車主体の中古車屋 お店が暇なときは敷地内の笠木工房で作業
笠木 達也 61歳
笠木工房の共同運営者、ウッディパラソルの初代経営者 かつては悟瑠の父親、隆弘の父親と同じ大型車のディーラーにいたが、結婚を機に独立してウッディパラソルと笠木工房立ち上げ、奥さんの地元に移動
お店が暇なら奥さんの実家の農業をやる
植木 桂 61歳
笠木 達也の奥さんの兄
同じく笠木工房の共同運営者 40歳で大型車のディーラー勤めを辞めたのち実家の農業をしながら笠木工房に合流して共同で運営する
矢代 圭一、伸一親子
松尾建設のビル内装工事委託先の経営者
大型ボンネットバスが好きという親子で趣味人
五式 紫陽花 19歳 168cm
愛理沙のいたレディスの13代目総長 小5から一つ上の兄とともにカートで走っている。
空手部だったが顧問の意地悪で干されたが、顧問の弱みを見つけて追放。
段位はあえて取って無いが実力は3段以上と言われる猛者。
佐野自動車販売に就職した 五式不動産のお嬢さん
所有免許、資格 準中免許 商業簿記2級 危険物 自動車整備
石川 由香里 20歳 167cm
個人の販売店から丸松建設に転職
雅子と百合ちゃんと同じ高校でレディスの12代目総長
高校では古武道部の主将もやっていた猛者、愛理沙のアドバイスで段位を取っていないが実力は3段以上といわれている
所有免許、資格 大型免許 商業簿記2級 危険物乙4
高橋 六星 19歳 170cm
五式 紫陽花の同級生 新卒で入ってきた
販売が好調で人が不足して佐野自動車に新規採用
所有免許、資格 大型免許 商業簿記2級 危険物
高橋 愛実 24歳 170cm
高橋 六星の姉 加藤運輸に転職
加藤運輸ではドライバーが不足して舞由良のつてで小規模運送会社から転職
所有免許、資格 大型免許 牽引免許 商業簿記2級 危険物乙4
山口 奈津子 22歳
個人事務所から雅子がいたスーパーマーケットに転職
元レディース総長 11代目 身長176cmと大柄
高尾 元康
高尾製油所の5代目社長
細々と菜種油やオリーブオイル生産やっていたが小笠原精肉と提携してオーガニックオイル製造に転向して事業拡大
河野 優花の叔父さんでもある 優香の母親の弟
クラス1に出ていた譲さんと哲史さんがやってきて
「それにしてもこの4人速すぎでしょ。クラス2の5位以下はトラブルで遅れてしまったとしてもぶっちぎり」
「そうですよ、あのペースに巻き込まれたんじゃあ無理ですよ。トラブル起きますって」
「まあ、雅子さんと愛理沙のあのペースに巻き込まれたらほんとついて行くだけで車に負担がかかりますよ。僕らはついていけなくてあきらめていたからいいんですけど」
「雅子たちは速すぎたなあ」
「よし、帰ろう。明日からまた仕事だ」
「うん、明日からBXD40Eの再生しないとね。スーパーマーケットの社長が買う気満々だよ。それにレイコも買う気満々って聞いたわよ」
「レイコを親父は売ってもいいかと言ってた。マーシーちゃんなら交換かもね。でもエンジンいいのかな?」
「またターボ取ってくれとかいうのかな?」
「「「「「あはははははは」」」」」
月曜日は村上君達、新人君たちはお休みにしていた。
僕ら4人と鈴木さんたちは出勤していた。
ZH100の再生場所を開けるにはニレちゃんを納車しないといけないし、六星ちゃんの紅葉のバスへの変更もあるので
BXD40Eの再生を隆弘、隆文、鈴木さんたちにお願いしていた。
お袋と雅子にはやっと仕上がった由香里ちゃんのニレちゃんをお袋のサナちゃんで丸松建設本社に納車しにいって、ついでに運転の仕方を説明してくると言っていた。
僕らは雅子がニレちゃんを納車に行っている間に僕はZH100改の作業スペースにしようとした場所の掃除して工具類の点検していた
「悟瑠、やっと一台捌けたって感じだな」
「そうだな。このところ突発が多すぎた。六星ちゃんの紅葉は中型以上の免許取らないと乗れないから時間的には余裕があるとはいえ、仕事が入ってきて詰まる前にやろう。2台のデカ箱の修理もあるだろ。返事待ちだけど」
「あ、そうか。今の移動事務所仕様なら総重量が7トン以下だから準中で乗れちゃうのか。矢代さんのところから引き取ってきたときは移動事務所だから総重量で準中だけでも乗れるってことな。そうだ、見積もり出したデカ箱は忙しいのかなあ?」
「そうなんだよ。ところがバスにしちまったら11人以上になるから中型免許無いと乗れないんだよ。デカ箱は返事待とう」
「まじかあ。あれ?それじゃあ紫陽花ちゃんのFC80も準中じゃあ乗れないんじゃ?」
「そのとおりなんだよ、今は六星ちゃんと一緒に大型免許を取りに行ってるだろ。特別講習受けてるから1年以上の運転経験で取れちゃう。紫陽花ちゃんのFC80は今実家に停めっぱなしでしょ。実家に乗って帰ったときは仮ナンバーで乗って帰ったんだよ。その時はバスとして登録前だからベースシャシのDC80Cの時の重量が適用される。しかもなぜかDC80Cの時は最大積載量3500kgになっていたから総重量が7.3トンになってて準中で乗れたんだよ。クレーンか何か取った跡があったから何か機器をつけていたのかも」
「そうだなあ。そうかあ、それなら法律違反にならないっていうかなるほどなあ。そうだよ。重量は1トン刻みで課税だから7000kgから7999kgの範囲なら変更してOKだ。道理でわかったよ。しっかし同じ車なのに免許が違うって面倒といえば面倒だよなあ」
「まあな。ってことで、今のうちにBXD40Eの再生やって、ZH100改の再生して仕事を掃いておかないとな。直すとこ広範囲だからね。」
「と言ってもZH100改の方は矢代さんのBH15改ボンネットとボディが会社同じだから楽だよ。この前に作ってデータあるし」
「その通り、床構造は違う分あるけど、それはこの前のTSD40の時と同じだからちょっと違うのはホイールベースの長さがZH100改はBH15改ボンネットより750mm短いから途中の窓一つ減らして後ろの三角窓で調整してる。データを見て内部の構造部品の作製をうまくやるよ」
「そうだよなあ。悟瑠のいうとおりとは言っても長さ違いあるか。あ。でもそんなに問題じゃないだろ」
「そう、そういうことだ。コンタが一緒だからな、窓の長さで調整してるよ」
「そういったらそうだな。BH15改ボンネットはフレームでフロア下げたからどうしても床構造がちがうからかあ。ZH100は下げちゃったら総輪駆動の意味ないからなあ、高尾さんは下げないでしょ」
「うん、そう聞いてる。それよりもBXD40Eの再生はボディーのデータが全く無いから作りながらじゃあBXD40Eこそ時間かかるかもな。フレームはミーティングに行った時にBXD50の図面コピって来たから400mm短くすればいけるよ」
「そういったらそうだな。このボディの会社って後にシャシメーカーとくっつんだろ。それならいい勉強じゃん」
「まあ、そういったらそうだ。のちにな。隆弘、ZH100改はけっこう来てるだろ」
「悟瑠、これエンジンどうする?EBエンジンなんてないだろ」
「ないよ。それなんでM10Cがいいかな?建機用があったから買ってある。うちの在庫から出すよ。この前のBH15改ボンネットと同じエンジンにしておくよ。重量もほとんど一緒だし」
「いつの間に?」
「2つか3つ前の建機のミーティングでエンジン売りたしがあったから5機全部買っておいた。ブロック周りのぞくクランク他はM10Uと共通とわかってるから強化品も作りやすくていいよ。強化クランクとコンロッドは組んでオーバーホール済のがあるから」
「まったくこれだよ」
「とにかく、後周りとか長さ違いの所以外はダイレスで打っていこう。内部構造物も」
「そうだね。BXD40Eは鈴木さんたちがパネルの寸法測定で苦労してるよね。フロアはBXD30Eとかビーフさんがあるのか」
「そうだね。ボディー関係はデータが全くないからね。僕らは今はZH100改の再生をやるしかない。BXD40Eの6BGエンジンもう出来てるから。ターボつけて255psにしたよ。いまだに新品が出るんだから楽でいいよ」
「悟瑠の言うとおりだなあ。BXD40Eは重いから275psは欲しいだろ。ってことはハットくんと同じスペックなんだな。6BGエンジンはいまだに新品が出るって笑えるっていうか」
「うん、空車が500kgBXD40Eが重いけど十分でしょ。そうだ、BX331のエンジンもオーバーホール終わったよ。アジトにおいてある。クランクとコンロッドも交換したからしばらく持つだろ。バルブも交換したしカムも純正の作用角に合わせたのがあったから交換した。削り出しの窒化加工があったよだ」
「悟瑠はどっからそんな情報もらってくるんだか。それにヘッドもやったんだろ」
「うん。先週からやっててヘッド周りは隆治さんが懐かしいとか言ってやってくれたんだよ。削りの見事なことと当たりをつけるのは名人だよ。ポートも整えてあったよ。実力で120psは出てるとか」
「はあああ、そうでっかあ」
僕たちは高尾さんのZH100改の再生すべくどこを直せばいいかを見ていた。
このZH100改は放置期間が35年くらいと長かったようでフレーム迄傷んでいて修理が必要だった
「悟瑠、このZH100改もエアサスにするんだったよなあ。それならフレームも改修やるんだろ」
「もちろん、運転のアシストで全方向モニター付けるよ。主に奥さんが運転するんだって聞いてる。それなんでパワステとペダルのアシストは全部つけてエアコンと自動ドアにもしてくれって来てるよ。フィンガーシフトにするかは聞いてみる。フレームのデータもBH15改ボンネットの時に取ってあるからダイレスで一発だ」
「フルにアシストだな。ボンネットならフィンガーシフトはいらないと思うけどな」
「操作力がステアリングとかとバランス取れててゲートがはっきりしていれば要らないって。人工的じゃないからいいかもね」
「そうか。シフトのブッシュが結構ヘタってるかな?それともコントロールロッドがおかしくなったかかな?」
「どっちにしてもミッションは載せかえるから、その時確認だな。容量のでかいK型エンジン用にする」
「フィンガーシフトにするがどうかは、他とのバランスで決めるんだな。よしとにかくデータ引っ張り出して部品作ろう。」
「もちろん。フレームの修理が先だ。土台決まらないとボディーは決まらないって」
僕らはZH100の再生部品をダイレスでドンドン加工して進めていると紫陽花ちゃんと六星ちゃんがやって来て
「悟瑠さん。すみません、11代目の奈津子先輩が車を直してほしいってきたんです。今日から入庫できそうですか?」
「どうしたの?」
「エンジンからカラカラ音がするとか」
「見てみるよ。もう来てるの?」
「はい、なんとかここまでたどり着いたとか」
「それなら最悪、ここで預かりだなあ」
「はい、その時はいい子ちゃんで11代目を家までおくっていきます。あの車ならあたしも乗れるので」
「そうか、8ナンバーで車重5トンだから乗れるんだね。すぐに行くよ。隆文、奈津子ちゃんの車が調子悪いから見てくるよ。ZH100改頼む」
「はいよ」
僕は紫陽花ちゃんに案内されて駐車場に行ってぶっ飛びそうになった。乗ってきたのはGZ10、後期のツインカムエンジンを積んだ車だった。
「これ?よくあったなあ。しかも5MT。きれいになってる」
「これはおじいちゃんが乗っててもう乗らないって言うんでもらったんです。2回オールペンしてます」
「すげえ。保存状態もいいし。ちょっとエンジンかけるよ。」
駐車場でエンジンをかけるとマフラーからもうもうと白煙を吐いてからから言っている。
それに一気筒失火しているようで振動もひどい
「エンジンオーバーホールだなあ。開けてみるよ。オーバーサイズのピストン入れないとダメかも」
「修理お願いいたします。おじいちゃんからもらった大事な車なんで」
「通勤に使う車ってあるんだっけ?」
「はい、雅子さんから買ったなごみちゃんがあります。会社の通勤車としても届け出はしているので。後は軽自動車あります」
「そうだよねえ。愛理沙は時には僕のキューピーちゃんで行くときあるしなあ。それに優花ちゃんも伊予ちゃんで出勤してるもんな。時には逗子ちゃんでいってるよな」
「はい、綿貫さんも長野さんもバスで来ますよ」
「そうならいいか」
「はい」
「奈津子ちゃん、この車はアジトでやるから。こことは別のところに大型2軸積載車で持って行くよ。これ以上走らせるのはむりだ」
「はい、お願いいたします。」
「悟瑠さん、あたしは11代目を送ってきます」
「気をつけて。エンジンオーバーホールすれば直る。エンジンを降ろすんだから隆文にマフラー作ってもらうよ。完全等長にすると静かでもほれぼれする音になるよ。たこ足はアジトに在庫あったなあ」
「はい、ぜひ。排気系は変更お願いします」
注文書にサインをもらった後、紫陽花ちゃんはGZ10をうちに預けて脚がなくなった奈津子ちゃんをいい子ちゃんに乗せると家まで送って行った。
すると納車に行った雅子たちが帰ってきた。
「雅子。お疲れ様。どうだった?」
「ごめんね。遅くなっちゃった。由香里は嬉々としてオフロード走っていたわよ。ついでに由香里にオフロードの運転の仕方教えていたら時間かかっちゃったよ。フロントのデフロックは緊急時以外入れちゃあ駄目ってしっかり言っておいたよ」
「そうだな。オフロードでもコケるまで行っちゃうだろうからね」
「うん。あ、そうだ。デカ箱の2台はパパが正式な注文書来てないから待ってるって。それから。週末の日曜日にお隣の県のリゾートにあるモールの駐車場借りて働く自動車のミーティングあるんだって。それでうちからも出品してって百合リンのパパから依頼来ちゃった。加藤運輸にも声かけてあるって」
「わかった。うちは何を出そうかな?考えておくよ」
「百合リンのところはもう決まっててデビちゃんとデニムちゃんとゼットワンとてつしくんとサンデー君と四喜和を出すって言ってたよ。2台を運ぶから資材運搬用に乗せて短尺3軸トラクターで引っ張るとか」
「2台乗っけるってことか。荷台がトータルで15メートルあれば向きをうまくすると四喜和とデビちゃんは乗っちゃうのか」
「その通り。百合リンがドライバーだって。もう申請も出したって」
「やれやれだ。うちは何を持って行くか決めよう。っていうか親父とお袋に任せよう。今は再生だ」
「そうね。加藤運輸にも出てって言ってた」
「ってことは、うちの親父は絶対に行くって言いだすな。それならスワンでも出して欲しいね。俺たちの車も出せって言うんだろうな」
「スワンの展示いいかもな。だとしたら総輪駆動のトラックかな?」
「あ、そうか。場所がリゾート地ならスーパーマーケットの社長が移動販売車で販売に来るかもね」
「ショッピングモールだから展示か試乗会じゃないかな?仁義切ったほうがいいでしょ」
「なるほどね。今回は行くまでに登り坂あるから平くんか丸ちゃんちゃんね」
「そうだろうね。かなさんは行くまでがきついでしょ」
「とはいっても、人気はかなさんが一番みたいよ。レトロでかわいいとか」
「そうかもな。あ、いけねえ、また喋っちまった。ZH100の再生やるぞ。並行して部品作ってるけどブレームと車体分離しないとと言うか内装バラさないと直せない」
「あたしもやるよ」
「雅子、エンジンはM10Cにするからアジトから在庫を持ってくる準備頼むよ。今日奈津子ちゃんのGZ10修理来たから大型2軸積載車でアジトに持って行くよ。それにアジトにおいてあるDA120エンジンを笠木さんに送らないとね」
「ああ、あの表に止まってるやつね。わかった。それからDA120エンジンはちょっと送るの待ってとかパパが言ってたよ」
「え?そうなの?まあいいや。部品作って交換していこう。阿久津君、三浦君どう?バスの再生って一からバスを作るみたいでしょ」
「社長に聞いた通りですね。大型の再生って部品が大きくて重くて。でもGZ10の再生っていうかエンジンオーバーホールっていいですね。学校で習ったこと応用効きそうです」
「そうだね、雅子。GZ10のエンジンはこの二人に任せるからアジトで設備の使い方教えてやって」
「うん、そうね。じゃあさ、あたしが今日は大型2軸積載車を乗って帰ればいいのね。明日からはアジトでエンジンオーバーホールのお仕事ね」
「うん、阿久津君たちはアジトでGZ10のエンジンオーバーホール頼むよ。設備はOKだし、部品の在庫はあるよクランクまで降ろしたならバランサーでダイナミックバランス見てよ。」
「はい」
その後は僕らはずっとZH100の内装をバラして外板を外して骨組みの傷み具合も見ていた
「悟瑠。これはBH15改ボンネットと同じ位腐りが来てるなあ。フレームはわかっていたけど水漏れ?でもうボディーの骨格部品も腐っててヤバいじゃん。よく形保ってるなあってレベルだよ」
「そうだよ。直しがいあるねえ。あ、なるほどね、隆弘。長さ違いはこの窓のところでやってるよ。」
「そうだね、この窓一つなくしてドアの真後ろなら左は見た目わかんないもんね」
「うん、右はここで上手く繋いでいて、ここのピラーが太くなってるのがあるからなあ」
「上手いことやったもんだよ」
「ガラス外して確認だけどいいのはフロント周りがBH15改ボンネットと共通の形してるね。これならなんとか行けそうだ。多少の修正は要るけどね」
「うん。これって運転席から後ろは博物館からもらってきたデータの通り作ればいいし、フレームこそP-FH229BA改のリア形状そのもので良さそうじゃん」
「うん、幅もぴったりであつらえたような感じだな。これなら楽だよ。隆文、方針は決まったぞ。これならドア周りっていうか後ろ側の部品を作ればいいだけじゃん。データあることろはドンドン作って行こう。これは交換作業になっちまうなあ。ドア周りもほとんど同じで違いは長さ調整のところだけだ」
「いいよ、それは仕方ない。と言っても修正は発生するから、そのところが腕の見せ所だ」
「そうだね」
僕、雅子、隆弘、隆文と新人の2人でZH100改をどんどんばらして夕方までにはほとんどどんがらに近くなっていた
「今日はこれで終わって明日からは阿久津君、三浦君はアジトで作業。雅子は設備とか部品のありかを教えてくれ。どうしようもないときは呼んで。最悪はライナーにすればいいかも」
「お兄ちゃん、ライナーも在庫にあるんだよね」
「うん、内径は75、外寸は78だからちょっと削るけど」
「オートNCとダミークランクで倒れの修正もすればいいんだよね」
「もちろん。速度は1/2にすればお昼休みにブロックの加工はできるよ。ライナーをはめる時ははブロックをオーブンに入れてライナーは氷水に入れると楽だよ」
「うん、やってみる」
「雅子、僕は1時間残業して帰る。」
「愛理沙に言っておくね」
「よろしく」
雅子はGZ10を積んだ大型2軸積載車でアジトに帰って行った。
鈴木さんたちのBXD40Eのデータづくりをやっていたが結構てこずっていたので隆弘と隆文も残ってデータ取りを一緒に石橋君と小林君もやってくれて外板のデータがほとんどできあがってしまった
「助かりましたよ。これで板は打てる。残りはつなぎと骨ですね」
「そうですね。もう少しでしょう」
「この車も直ったらスーパーマーケットの社長が乗るんでしょ」
「うん、桐谷にさんから買ったって。桐谷さんはほんとは取っておきたかったらしいですよ。でも修理工場の建設にどうしてもお金がいるらしくて。と言っても橋爪さんが大事に乗てくれるってわかるから売ったようです」
「それはそうでしょうね。移動販売車にしてイベントだけじゃなくて普段使いもするとか言ってますね」
「うん、老朽化に備えて消耗品を準備していつでも直せるようにしますよ。ベアリングとかバンジョウがやばいですね。念のため割れ防止の補強は入れますが」
「それがいいですね。フレーム系は作ればいいですから」
週末まで僕らはZH100改とBXD40Eの仕事をしてその作業風景を六星ちゃんと紫陽花ちゃんに撮ってもらっていた。
阿久津君たちはアジトでGZ10のエンジンおろしとオーバーホールをやっていた。
降ろしたエンジンをばらして確認すると6気筒目のところだけピストンが棚落ちしていた。
幸いブロックに傷が入っていないので全部のピストンを重量合わせしてある純正サイズピストンと交換してヘッドの傷みも確認して問題ないことが分かったので組みなおしてテスト、水漏れなどの問題ないところまで仕上げていた
木曜日には奈津子ちゃんに納車できてホッとしていた。
GZ10のエンジンはどうやら後期のターボのブロックのエンジンに載せ替えられていたらしく、制御もノックセンサー付きのものになっていてパワー重視になっていたらしい。
それで6気筒目の空燃比が薄くなりすぎて異常燃焼起こしたのではないかと雅子が言っていた
土曜日は日曜日に参加する展示会の準備の一環としてしてBXD40EとZH100改」の再生の動画を編集して展示会で写せるようにしていた。
日曜日、僕らはリゾート地のショッピングモールとのコラボで働く車の展示会に参加していた。
僕が乗って行ったのは4軸総輪駆動レッカーで冬の日の故障でもレッカー対応するとPRしていたし、雅子はウイング積載車で車の納車はどこにでも行くことをPRしていた。
親父は3軸短尺レッカーでサルベージは任せてほしいとPRしていたし、母親は試乗会用のサナちゃんを展示、愛理沙も行くと言って試乗会用として武名瀬くんを展示しているのだった。
加藤運輸からはどこまでも運ぶぞをPRするためにスワンと隆弘のみさえと隆文のわかこを展示していた。
他には舞由良ちゃんがはてなちゃんを展示して試乗会用にしていたのだった。
紫陽花ちゃんと六星ちゃんの二人は展示のアシスタントをやって作業風景の動画の説明をやっていた。
丸松建設からは雅子の言う通りの試乗会用のデビちゃんとてつしくんが来ていた。
他には足場の悪い河川工事で威力を発揮するデニムちゃん、キャブオーバーバスの軽キャブを展示していた
他には工事で使う資材や重機を運ぶ車両として総輪駆動トラクターと重機用船底、重量物運搬用の標準3軸トラクターと資材運搬用を展示していた。
スーパーマーケットからは社長の橋爪さんが大型ショート販売車を展示してお店創業のきっかけになった移動販売車として内部を公開、試乗会用の丸ちゃんを長野さんが乗ってきて運転手のコスプレ、綿貫さんがゼットツー、優花ちゃんが逗子ちゃんを展示して地味になりそうなスーパーマーケットの展示に花を添えていた。
奈津子ちゃんは移動販売車の中型ロング販売車を展示してキャッシュレス決済に対応していることをPRしていた。
小笠原精肉ではオイルの移動販売車になっているレン君が来て獣脂やオーガニックオイルの販売こそショッピングモールの生鮮食品店に任せて販売車ではやってないが各地を訪問する日程を知らせていた。
他には矢代さんの矢代電装からはデビシスを展示していて古いものを大事にする会社という社訓をPRしていたし、高尾さんのところからは6トンボンネットが来て米ぬか運びに50年以上使ってきたこれまた古くなったものを大事にすることをPRしていて、野上さんもやってきて、路線バスで活躍したDR11を展示していた。
笠木工房からは2軸総輪駆動レッカーが来ていてどこでも救援に行けますをPRしていた。
他にはうちの会社で直して普段は丸松建設でアルバイトしているV10ダンプも来て働く車としてPRしていた
展示会のところでは僕らは佐野自動車の仕事のPRもしていたが、展示してある車の説明ににも力を入れていたし、説明の合間には僕らも展示してある車を見に行っていた
「おにいちゃん、働く車の展示でもスーパーマーケットの社長の大型ショート販売車って懐かしいとか言う人多かったよね。70代以上の人が昔は回ってきたとか言っていたもんね」
「うん、あの大型ショート販売車を直してよかったと思ったよ。僕らの仕事ってこれだよね。"直ってよかった"って言ってもらえるのが一番だね。」
「うん」
「あたしもわかりますよ。移動販売やっていると"来ていただいてありがとう"っていわれると来てよかったって思いますもん」
「だよね」
「雅子、ちょっと説明しててもらっていいかな?僕も車を見てきたいんだ」
「いいわよ。ママもいるから大丈夫。パパは車増やさないか心配」
「そうだな。愛理沙、行こう」
「はい。先輩。武名瀬くんの説明お願いいたします。」
「試乗会に使うんだよね」
「はい。この車は夜行バスの定期運行で相当使われていたみたいですから」
「まさに働く車だもんね」
ぼくと愛理沙が展示会を見ながら車を見て喋っていた。
「剣道面って言うんでしょ。あの銀色のグリルって」
「そう、1950年から60年代のボンネットトラックに流行ったよ」
「そうなんだね。レトロ感ばっちりでいいよね」
「うん、へええ、これってKC-?え?これもしかして
見ている途中でついついfor saleの総輪駆動トラックで立ち止まってしまった
「悟瑠。もしかしてこのトラック買っちゃうの?欲しいって顔してるよ」
「うーん、やっぱり総輪駆動がいいんだよなあ。デーブ君もいいけど、ちょっと雪降ると荷物運びが大変で」
「それなら買っちゃえばいいじゃん。副社長でしょ」
「愛理沙の言うとおりだな。買っちゃおう」
僕は展示していたKC-MF211FNのオーナーと交渉して買うことで合意して内金をその場で払って契約、ほかの展示見学に戻ろうとするとさらにもう一台気になるのがあって脚を止めた
「すげえ、このトラックっていうかこのハイキャブのトラクターまだ現役なんだね」
「うん、っていうか。あんまり見ないよね。パパに聞いたら昔はハイキャブって言ったらこの車って言ってた」
「うん、そうだよね。ってこのトラクターはハイキャブでも激レアでしょ。WG300?WGってことは総輪駆動だよ。あ、愛理沙、見てよ。フロントのところにもデフがあるでしょ。総輪駆動の証拠だよ」
「えええ?嘘でしょ。あ、ほんとだ。しかもforsaleじゃない?」
「ね。でしょ。これってうちじゃあ使い道がほとんど無いけど、丸松建設だと3軸トレーラーダンプの牽引にいいって買いそうでしょ。しょっちゅう譲さんが救援してて面倒とか言ってたじゃん。それに総輪駆動トラクター《W122R改》は小回りが効かないから狭いところ大変だって」
[そうかも。百合先輩なら買うかも。譲さんを引っ張ってきたりして」
と、言っていると本当に百合ちゃんがお兄さんの譲さんを引っ張ってやってきて
「あ、悟瑠さんもこの車を買うんですか?」
「いや、うちは買わないよ。残念ながら使い道がないって。百合ちゃんなら買うかもねって、愛理沙としゃべっていたところだよ」
「あははは、バレちゃた?実はさっきこのWG300を見て買うって言って、経理担当のお兄ちゃんを引っ張ってきたの。いつもトレーラーダンプの救援ばっかりで辟易してるって言ってるからいいでしょってことで。総輪駆動トラクター《W122R改》は小回りがいまいちなんで短尺3軸トラクターとか標準3軸トラクターで引っ張るんだけどぬかるみでスタックするからの出番が多くて」
「あはははは、悟瑠とあたしも同じこと喋ってました。譲さんを引っ張ってきて契約とか」
「あはははは。あたしも愛理沙に読まれちゃうとはね」
「百合ちゃんはこれにV10を乗せてパワーアップしてって言うんでしょ」
「ひええええ、それまでお見通し?」
「百合、分かった買うよ。パワーアップしてくれも頼もう。親父が嬉しそうに乗りそうだなあ」
「やったね。っていうかお願いだからお兄ちゃんは早く牽引うまくなってよ。ガラの片付け用でデカ箱トレーラーダンプも増やそうって思ってるけどお兄ちゃんがうまくならないと増やせないじゃん。」
「はいはい、っていうかさあ、親父の運転センス百合が全部持って行ったもんなあ」
「まったくもう、何言ってるの。あたしだって猛練習したんだからね。お兄ちゃんはオフロードコースで左いれの練習してよ」
「はいはい」
「先輩、譲さんと仲良くね」
「そうね、ってあたしはもう加藤 百合なんだからね」
「そうだよね」
展示してるところから戻ってくると、すでにバスの試乗会が始まっていて、うちのサナちゃんの運転手を引き受けた雅子が何人か乗せて試乗会のコースを運転していた
ぼくと愛理沙が展示車の説明をしていると、親父がいろいろ話しこんでいたお客さんのところから戻ってきて
「悟瑠。この前のデカ箱のK-FP318FDとK-CK31EDの修理正式に注文が来たから引き受ける。2台は自分たちで直してはいんだけど追いつかなくなってきたと言ってた。2台とも年式相応の傷みかたでフレームからキャビンから荷台、周辺部品、エンジン、ミッションの全てに大手術が入りそうだってわかってる。そうなるとうちは人が不足するから笠木さんと植木さんと佐藤さんにはまた来てもらうよ」
「えええ?そうなの?」
「ああ、佐藤さんはBXD40Eの仕事にも入ってもらうんだよ。休眠期間中もBXD40Eの防錆処理をやっていたそうでずっと面倒見てたのが佐藤さんだと言ってるよ。それなら適任だろ」
「わかった。ええと、ってことは笠木さんたちのお泊りの場所も確保要るなあ」
「もう頼んである。それからデカ箱がもう一台来たよ。木造住宅の解体に使っていたらしいよ。それで増トンのデカ箱だってよ」
「そうなの?型式は?」
「確かK-FM316FDとか言ってたなあ」
「珍しい増トントラックじゃん。デカ箱3台か」
「3台とも趣味車になってるからマニ割はやめて全車ロングデュアル区間の煙突にしてくれと言ってるよ。やっぱり煙突は外せないとか言ってる」
「はいよ。親父。そうだ、さっきうちの部品運び用に4トン買っちまったから」
「4トン?何を買った?」
「KC-MF211FNだよ。いいことにNF6エンジンの在庫あるから載せかえる。低速トルク重視で仕上げる」
「はいはい、もう弄るプランありか」
「悟瑠ってあっという間にプラン作るんだから」
「真面目な話。今までは僕のジゴちゃんとか雅子のピッピで行ってたんだけど大げさで。もうちょっとライトなトラックでいいとおもったんだよ」
「そうだな。時には俺のジュゴンも駆り出されていたからいいかもね。エアサスにするんだろ。ってことは3トン積みか」
「うん、エンジンとかミッションを積んで帰って来るにはいいんだよ。」
「そうだよなあ。総輪駆動にポツンはなんかだよな」
お隣の県のミーティングに行った後で延び延びになっていた2台のデカ箱:K-FP318FDとK-CK31EDとK-FM316FDの修理を引き受けた親父は、応援として笠木さんと植木さん、佐藤さんを呼んでいた
3台になったのは2台のデカ箱の仲間の車で、やはり修理するところを探していたからなのだ
うちに呼んだ時に笠木さんたちはBX331の再生でてこずっていて最新の設備が整っているうちの工場に再生するBX331を乗ってきていて4台の車の再生にいそしめると喜んでいた
「悟瑠、ここも手狭になってきたんで移転することにした。加藤運輸も同時に移転する。場所は駅からは遠くなるけど道路の向こう側にちょうど空き地が出たんでそこを買う。ここは駅前開発に使うんで五式不動産に売るから。土地はこことあっちの価格の差で結構黒字が出る。その黒字はお店と工場の建設費に投資するから」
「親父、あの空き地?いいかとは思っていたけど。なるほどね」
「隆義と一緒に五式さんに土地探し頼んでいたんだよ。建設は隆の都合もつきそうだから移転は3か月後な。もう整地もやっているし、建設材料も準備すみだ。基礎さえ固まれば移転はすぐだから」
「この工場も売るんだね。移転するってことは」
「もちろんだ。この天井クレーンとドブ漬け槽。ほかの装置は持って行く。ここは一時廃業して復活した桐谷さんが整備工場をここに持ってくるとか言ってるよ。マンションと整備工場は騒音の問題あって一緒にするのはだめってことわかってあっちはマンションは専用にするって。それでここの工場跡地というか土地と建屋を買い取ってやるんだと。佐藤さんは今の工場を閉めてそこの工場に入るとか」
「なるほど。うちは大型とかリースとかでめいっぱいだもんな。小型車は車検点検だけでレストアやってないもんな」
「そう。小型の旧車の再生は任せてもいいかもな。設備移転もするみたいだし。大型も細々とか言ってる。手に負えない大型はうちで引き取りもいいかもね」
「そうか、佐藤さんが現役のうちに板金のノウハウを伝授してもらえばいいのか」
「その通り。そのほうがいいってこと」
「パパ、いいライバルがいないとね。うちも競争よ。その方がもっといい仕事できるって」
「そうだね。雅子の言う通り」
「ああ、みんな。それから予想通り来たよ。隆義からはマーシーちゃんのエンジンを6D24に載せ替えてターボは黒煙対策だけにしてくれって。隆義の好みは低回転で静々走るなんだよ」
「そうみたいね。パパ、スーパーマーケットの社長からはレイコを夕焼け小焼けカラーにしてッて来たよ」
「やるぞ。跡地に来た会社には負けらんないな」
「うん、もちろんだよ」
跡地に良いライバルが来るならうちの仕事ももっとコストを下げ、仕上がりのレベル上げてお客さんに喜んでいただこう。
親父の話を聞いて雅子も僕と同じこと考えているようだった。
お隣の県のミーティングにお邪魔してお仕事が来る
雅子と愛理沙は?
登場人物の所有車紹介
佐野 雅子
・大型リアエンジンバス
①観光シャシ+観光ボディ
KL-RA552MBN改
U-RU2FNAB改
②路線シャシ+観光ボディ;V8に換装
KC-UA460NAN改
③路線シャシ+路線ボディ
路線用前中2ドア
U-LV218M改;V8に換装
KL-UA452KAN改
④短尺路線用シャシ+路線ボディ
路線用前中2ドア
U-RP210GAN改
・大型トラック
①キャブオーバー 元除雪車 V10に換装済
ダンプ
4×4 U-FZ2FJCA改
カーゴ フレーム交換車
6×6 KC-FU4FPDA改
①ボンネット
カーゴ
4×4 K-TSD45G改
・小型車
①クーペ
GF-S15改
佐野 悟瑠
・大型リアエンジンバス
①観光シャシ+観光ボディ
KL-RA552RBM改
KC-RU3FPCB改
②路線シャシ+観光ボディ;V8に換装
KL-UA452PAN改
③路線シャシ+路線ボディ 路線用前中2ドア
KC-LV280N改
KC-HU3KMCA改
④短尺路線シャシ+路線ボディ 路線用前中2ドア
U-MM618J改
・大型トラック
①キャブオーバー 元除雪車 フレーム交換車 V10に換装済
ダンプ
4×4 KC-CF53XGH改
カーゴ
6×6 KL-CZ55YNH改
②ボンネット
カーゴ
6×6 P-HTW12L改
・小型乗用車
①セダン
GFーENR34改
佐野 愛理沙:僕の妻。雅子の後輩 旧姓:小笠原
・大型リアエンジンバス
①路線シャシ+観光ボディ
U-MS716N
・大型トラック 元除雪車
①キャブオーバー
ダンプ
4×4 KC-FR529改
・小型乗用車
①セダン
GF-GC35改
佐野 康晴;僕の父親
・大型バス
①リアエンジン 路線シャシ+路線ボディ
自家用1ドア
KC-UA521NAN改
②ボンネット トラックシャシ+路線ボディ 路線用1ドア 元移動診療所
4×2 TK20L改
・中型リアエンジンバス
①路線シャシ+路線ボディ 路線用前中2ドア
P-LR312J改
K-102H改
・小型リアエンジンバス
①路線シャシ+路線ボディ 路線用中1ドア
P-RB115AA改
・大型トラック
①ボンネット
カーゴ
6×6 TZ50MD改 V10に換装済
ダンプ
4×4 TF30GD改 V8に換装済
・小型乗用車
①セダン
Q-LS131H改
佐野 康子:僕の母親
・大型バス
①リアエンジン 路線シャシ+路線ボディ
路線用前中2ドア
U-LV224K
②ボンネット トラックシャシ+路線ボディ
路線用1ドア 元移動診療所
4×4 T370改
・大型トラック
①ボンネット
ダンブ
4×2 KB112D改
カーゴ
4×2 TD50AD改 クレーン付きカーゴに改造済
・小型乗用車
①ハードトップ
E-KE70
②セダン
E-AE70
加藤 隆弘
・大型トラック 元除雪車
①キャブオーバー
ダンプ
4×4 U-FR415H改
カーゴ
6×6 K-FU633AA改 V10に換装澄
・大型リアエンジンバス
①路線シャシ+路線ボディ 自家用 1ドア
U35H改
・小型乗用車
①セダン
CBA-GVB
加藤 百合:隆弘の奥さん 雅子の高校から親友 旧姓:松尾
・大型リアエンジンバス
①観光シャシ+観光ボディ
P-RU636BB改
P-RA52M改
・大型トラック
①キャブオーバー
カーゴ
6×6 K-FW125M改 V10に換装済
②ボンネット
ダンプ
4×4 W81D改 V8に換装
・小型乗用車
①クーペ
EーS110改
加藤 隆文
・大型トラック 元除雪車
①キャブオーバー
ダンプ
4×4 SKS390改
カーゴ
6×6 K-SKW520改 V10に換装済
・大型リアエンジンバス
①短尺路線シャシ+路線ボディ 路線用前中2ドア
MR510改
・小型車
①クロカン4×4
KG-VGY61
加藤 舞由良 隆文の奥さん 雅子の同級生 旧姓馬橋
・大型バス
①キャブオーバー トラックシャシ+路線ボディ 路線用中+後側ドア
4×2 T810NU改
・小型車
①軽ミニバン
LA-L152S
加藤 隆義:隆弘たちの父親
大型トラック
①キャブオーバー
カーゴ
6×6 SKW440改 V10に換装済
②ボンネット
カーゴ
6×6 ZC120 V10に換装済
4×2 DU780HD改
ダンプ
4×2 DA100D改
リアエンジン
汎用シャシ+路線ボディ 1ドア
MAR480改
松尾 譲:百合ちゃんの兄
・大型バス
①キャブオーバー トラックシャシ+路線ボディ 路線用中1ドア
4×2 BF30改
・大型トラック
①ボンネット
ダンプ
4×2 T800FD改 V8に換装済
4×4 ZH110改
6×6 6W100改
・小型乗用車
①クーペ
E-GS130改
松尾 隆:百合ちゃんの父親
・大型トラック
①キャブオーバー
ダンプ
4×4 CF30DD改 V8に換装済
カーゴ
6×6 CZ50M改 V10に換装済
②ボンネット
ダンプ
4×2 TK20GD改
・大型バス
①ボンネット
トラックシャシ+路線ボディ 元レントゲン車 路線用中1ドア
4×2 K-TDJ72改 V8に換装済
②リアエンジン 短尺観光シャシ+観光ボディ
P-RU192AA改
・小型乗用車
①セダン
E-GNY33改
松尾 友香:百合ちゃんの母親
・大型バス
①ボンネット
トラックシャシ+路線ボディ 路線用中1ドア
4×2 DB100改
4×4 TSD43改
②キャブオーバー
短尺トラックシャシ+ナロー仕様路線ボディ 路線用中1ドア
4×2 BXD20E改
・大型トラック
①ボンネット
ダンブ
4×2 TXD60D改
・小型乗用車
①HB
E-KP61
小笠原 哲史
・大型リアエンジンバス
①路線シャシ+観光ボディ
B806K改
・大型トラック 元除雪車
①キャブオーバー
ダンプ
4×4 K-FR113H改
・小型乗用車
①クーペ
E-MA45改
長野 暁:元走り屋
・大型リアエンジンバス
①短尺路線シャシ+路線ボディ
自家用1ドア
P-MM517J改
路線用前中2ドア
MR520改
②短尺観光シャシ+観光ボディ
MM515H改
・小型乗用車
①クーペ
ZN6
狩野 守
・大型トラック
①キャブオーバー
ダンプ 6×4
U-FS1VKBD改 V10
KC-FS3FKCD改 V8
KL-CW55YNHD改 V10に換装
・小型乗用車
クーペ
ZN6
河野 優花
・大型リアエンジンバス
①路線シャシ+観光バスボディ
P-LV214L改 V8に換装
・大型トラック
①ボンネット
カーゴ
6×6 ZC44改
・小型軽乗用車
①5HB
L700S改
五式 紫陽花
・中型ボンネットバス
①トラックシャシ+路線バスボディ
FC80改
山口 奈津子
・大型リアエンジンバス
①観光シャシ+観光ボディ
KC-RA531MBN改
高橋 愛実
①路線シャシ+路線ボディ
路線用前2ドア
U-UA440HAN改
高橋 六実
①ボンネット
トラックシャシ+路線バスボディ 路線用1ドア
4×2 DA90改 トラックにバスボディ架装
綿貫 洋平
・中型リアエンジンバス
①路線シャシ+路線バスボディ
自家用前1ドア
B622B改
・大型トラック
①ボンネット
ダンプ
4×4 ZH12D改
小型乗用車
①セダン
TA-GXE10
橋爪 正治
・中型バス
①ボンネット
トラックシャシ+路線バスボディ 路線用中1ドア
BX521改
・大型バス
①ボンネット
トラックシャシ+路線バスボディ 路線用中1ドア
BXD30改 後面丸形状
BXD30改 後面平面形状
②リアエンジン
短尺路線シャシ+ナロー仕様路線ボディ 路線用前中ドア
BA05N改
笠木 徹治
・中型増トントラック
①クレーン付き 増トン レッカー車
4×2 KC-PK262HFZ改
②ウイング積載車
4×2 KC-PK262UFZ改
③オープン積載車
4×2 KC-PK262VFZ改
笠木 達也:徹治の父親
・4トントラック
①カーゴ
4×4 U-FL618G改
矢代 圭一、伸一親子
・大型バス
①ボンネット
トラックシャシ+路線バスボディ 路線用1ドア
4×4 K-ZC121改 車体メーカーでワンオフ
4×2 BH15改⇒P-FH229BA改 29人乗り仕様 フレーム交換
キャブオーバー
4×2 DB100K改 ボロボロから再生 29人の仕様 元ボンネットバス
高尾製油所 高尾 元康
・大型トラック
①ボンネット
ダンプ
4×2 T410D改
・中型総輪駆動ボンネットバス
①トラックシャシ+路線バスボディ 自家用
4×4 ZH100改
・中型トラック
②キャブオーバー
カーゴ
4×2 U-FB2WEAA
野上さん
大型リアエンジンバス
①短尺路線シャシ+路線バスボディ
DR11改
中型リアエンジンバス
②路線シャシ+路線バスボディ
MK103H改
中型キャブオーババス
③路線シャシ+路線バスボディ
FC80C改
いつも読んで頂き、どうもありがとうございます。
今回はここで更新します。
お気に召しましたらイイネや感想いただけると更新のモチベーションアゲアゲになります




