38回目
死神に斬られてしまった。………アモスさんが
ア「ぐ……うぅ…」フラッ
快「あっアモスさん!?」ガシッ
ア(魂が………削られ!?これは………)
死「チッ……死に損なったか………」
そう言ってまた鎌を振り下ろす。
アモスさんは弱々しく唸り声を上げている。…まだ生きてる、多分、今アモスさんを救えるのは僕だけなんだ、僕がなんとかしなくちゃ
死「はぁ……今日は本当、ついてねーなぁ、邪魔ばっかしやがって!2人まとめて死にな!」
快「なぁ……お前はその鎌がないと碌に人も殺せないのか?」
死「あ?………あーそういうこと……は!いいぜ、てめーの挑発にのってやる、ほら、使ってみろよ」ヒョイッ
よし、後はこの鎌を投げ捨てることさえできれば少しは時間が稼げるはず………!?グラッ
そう思い、放り投げられた鎌を拾うと体が急に重くなりなぜか鎌から手を離すことさえできないというか指先ひとつ動かない。
死「馬鹿だろてめー、その鎌には何千何万の怨念が詰まってんだよ…いわば呪いだ、てめーの呪いとじゃあ格が違うんだよ!」
快「………ご……け」
死「あ?」
動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け動け
流れ込んでくる意志に共鳴して僕は鎌を握りしめる。そして力一杯、鎌を振り下ろす。
死「てめー!?まさか!」
快「じゃあな!死神!」
アモスさんをおぶり、鎌を放り投げ、空間にできた狭間へ飛び込んだ。
死「………やってくれんじゃねーか」
…………………………………
狭間のさきは森の中だった。
木々が生い茂る中、さっき投げた鎌が一本の木に刺さっていた。
快「………抜けない」
依然としてアモスさんは意識が薄くこのまま置いていく訳にもいかないようだ。
死神がくるまでの時間はある………と思う、なんとかここを抜け出せられたらいいんだが…
?「侵入者は殺す」
ピカッ!
光に飲まれ僕は石に変わってしまった。
動けない………何が起こった?
バキッ!
38/100僕は死んだ
?「貴様も侵入者だな」
ア「………」
?「死ね」
ピカッ!
…………………………………
僕は森の中で目覚めた。アモスさんは無事だろうか?
あてもなく森をさまよい、次第に暗く深い奥へと足を進めていた。
快「………迷った」
もはや来た道すらわからなくなり途方に暮れていると遠くの方で水の音がした。
快「ここは……」
どこかで見たことのある滝が流れていた。
いつ見たかは思い出せない………
ガサッ
快「……っ!?」
べ「また来たんだ」
この人?は確か………
…………………………………
アモス視点
このままでは……死んでしまう……
片腕は石に変わり走るほどの力すら残っていない。
敵の名はメドゥーサ、簡単に言えば蛇だ。足はそこまで速くはないが相手を石に変える特殊な光を放ってくる。
メ「悪魔といえど大したことはないのだな」
ア「私は……まだ死ぬわけには」
本当に蛇って厄介ですね………敵にしたくなかった………仕方ありません
ア「メドゥーサ、なぜ私を襲うの?」
メ「それはあなたが……?」
ア「あなたのやるべきことは何?」
メ「………???」
一時的ですが記憶は消せたみたいですね、一旦この場は離れるとしましょう。
ア「用がないなら帰ります、さようなら」
メ「………」
?「侵入者は殺すそれが我らの目的だ」
グサッ
ア「カハッ!?」バタッ
まだ味方がいたなんて………こいつは………
ア「………蛟」
蛟「知っていたのか、死に損ないの悪魔」
メ「…!?私は……」
蛟「この森には何人たりとも入れてはならん忘れたのか?」
メ「すまない……」
蛟「まだ気配が残っている……見つけ次第殺すぞ」
メ「あぁ……もうすぐなんだ」
2人「我らの王、ヒュドラ様」
ア「………」
死神に蛇の化け物達………そしてヒュドラ、課題が多いみたいですよ、快さん。
1/5アモスは死んだ
ハクマです
新章第二話?みたいな感じです。
出てくる蛇は適当に決めてます。




