瑞基
読んで戴きましたら嬉しいです。
ニコルは、隆一朗と瑞基が居るはずの自分の旧家のリビングに居た。
ニコルは一週間前に隆一朗から電話を貰っていた。
「一週間してボクから連絡が来なかったら、こっちに来て欲しいんだ
瑞基を頼むよ」
そう言って通話は切れた。
ニコルは頭を傾げたが言われた通り一週間後に旧家を訪れたのだ。
全く生活の余韻も無く、冷えきった家に誰かの居る気配も無かった。
「隆一朗!
瑞基! 」
呼んでみるが物音一つしない。
寝室を覗いてみると車椅子の瑞基がこちらに背を向けベッドに眠る隆一朗の手を握り締めていた。
「瑞基、隆一朗どうかしたの? 」
瑞基は少しこちらに顔を傾けると隆一朗の手を置いて枕元に転がっていたビニール袋を手に取り膝に置いて、車椅子を操作してこちらを向いた。
「隆一朗、風邪をひいて熱が下がらないんだ」
瑞基は血塗れの手をしていた。
隆一朗を見ると手にナイフが突き刺さっている。
「瑞基、隆一朗に何をしたの? 」
瑞基は答えずキッチンに行った。
ニコルは隆一朗に近付いた。
見ただけで隆一朗が普通の状態では無いことが直ぐ解った。
「瑞基! 」
ニコルは瑞基の居るキッチンへ行った。
瑞基はビニール袋に氷を入れていた。
ニコルは瑞基に近寄ると車椅子をこちらに向けて言った。
「瑞基、隆一朗はどうしたの? 」
瑞基はぼんやりと定まらない目をニコルに向けた。
まともな状態では無かった。
ニコルは瑞基の肩を掴んで揺すった。
「瑞基!
しっかりしなさい! 」
瑞基の目から涙が溢れた。
瑞基は頭をかきむしるように掴むと叫んだ。
「隆一朗が………………
隆一朗が………………
ああーーーーーーーーーーーっ!! 」
「瑞基…………………」
ニコルは立ち尽くした。
読んで下さり有り難うございます。
あんなに明るい瑞基が、こんな風になって胸が痛みます。
このシーン書いてる時もぼろ泣きでした。
そして家族に呆れた目で見られました。笑
昨日から昼間になろう活動しています。
夜中だと肉体的に限界あることに、やっと気付きました。笑
読者様には急な変更でご迷惑御掛けします。
「I want your kiss」が最近読んで下さる方が多数いて嬉しいです。
昨日は「壊れた緋色」を読んで下さった方もいて、(修正版)も一気読みして下さった方もいらしてめちゃ嬉しかったです。
有り難うございます。m(_ _)m
新作はなんと三百文字書いて止まっています。
何故かモチベーション上がらなくて悩んでます。
絵が描きたいです。
みてみんさんに登録したいのですが、娘のスマホなので、反対されてます。
挿し絵いれたいんですけど………………。




