4.
姫に別れを告げた日、俺は朝方まで寝ることができなかった。
姫を嫌いになりたくて姫の悪い部分思い出そうとしてみたけど、姫との思い出に触れる度にそんなところも可愛く思えてしまって、結局もっと好きになってしまった。
小学校の頃、ちゃんと気持ちを伝えていれば......
中学校の頃、手紙や電話でもいいから気持ちを伝えていれば......
あの時ああしていれば......
あの時こうしていれば......
そんな後悔ばかりしていたら、いつの間にか寝てしまい、母親に起こされ時計を確認すると、既にいつも家を出る時間になっていた。
昨日の出来事と寝不足が尾を引いて、ノロノロと動いていたら「転校2日目で遅刻するよ」と母親に尻を叩かれ、準備を急かされ家を追い出された。
まだまだ散る気配がない満開の桜の通学路を一人歩く。
頭に浮かぶのはやっぱり姫のことだった。
この道を姫と手を繋いで歩く未来はあったのだろうか?
昨日は勢いで別れを告げてしまったけど、好きだと伝えれば、まだ恋人になれたのだろうか?
それとも今さら遅いと言われてしまうのだろうか?
そんな妄想を巡らせていたらいつの間にか高校に着いていた。
どうやら遅刻しないで済みそうだ。
「酒井くん遅いよ!」
教室の扉を開けると俺が来たことに気づいたナベがやって来て、開口一番怒られた。
ナベの表情は普段の人好きのするものではなく、若干の怒りが滲んでいる。
「ああ、わるい。寝坊しちゃってさ......」
そんなナベの気迫に気圧されて素直に謝ると、ナベは俺の顔を見て何かに気づいたらしく、怒りを霧散させて眉を下げた。
「ひどい顔だね。何かあった?」
そう言って見つめてくるナベは、先程の怒りが嘘のように穏やかで、全てお見通しといった表情にバツが悪くなり目を逸らした。
「......まあな」
とだけ伝えておく。
誰かに話したい内容じゃないし、そもそもナベは知ってそうな気がした。
「そっか......。さっき倉敷さんがここに来たよ」
ナベは俺の態度に苦笑いしながら、姫がここに来たことを伝えてきた。
「姫がここに? なんで?」
今の俺にとって姫の話題は最優先事項だ。
ナベに掴みかかる勢いで詳細を問いただす。
「ちょ、酒井くん、落ち着いて」
「あ、ああ、悪い」
ナベに窘められてしまった。
姫の話題になると見境が無くなりそうだ。
気をつけないと。
「えっとね、酒井くんに会いに来たみたいだよ。
今の酒井くんと同じひどい顔して。
何か話があったんじゃないかな」
姫の話って昨日のことだよな。
それに姫もひどい顔してたって、それって......いや、楽観視するのは止めよう。
くそ!こんなことなら、もっと早く来ればよかった。
「そっか......。ナベ、ありがとう」
ナベにお礼を告げて自分の席へと向かう。
俺の考えが合ってるなら、何とか今日中に姫と直接話をしたい。
「酒井くん、ちゃんと自分の気持ちに正直にならなきゃダメだよ」
ナベが俺の気持ちを見透かしたように念を押してくる。
「ああ、もう大丈夫だ」
だからハッキリと答えた。
もう言わない後悔はしない。
それを聞いたナベは頬を緩め頷いた。
どうやらちゃんと気持ちが伝わったようだ。
「酒井くん、倉敷さんはきっとまた来るから、ちゃんと話をするんだよ」
「......え? なんでそんなことわかるんだ?」
俺の疑問にナベはニヤリと口元を上げる。
「勘、かな」
ホームルームが終わりクラスメイトが一限目の準備を始める中、スマホを確認すると姫からメッセージが届いていた。
内容は「話したいから昼休みに会いに来る」。というものだった。
ナベの言った通りになった。
ナベに視線を向けると、それに気づいたナベがこちらを見てニコリと笑った。
午前最後の授業が終わってすぐ、姫はやって来た。
クラスメイト達が昼休みの過ごし方を話し合ってる中、教室の外から顔だけを覗かせてキョロキョロと俺を探す姿が小動物みたいで可愛い。
席を立ったことで俺に気づいた姫は、一瞬だけ目を見開くと、口を結び緊張した面持ちでスタスタと俺の所までやって来た。
どうやら身長差は相変わらずのようで、俺の頭一つ分低い身長の姫は俺を見上げる形になる。
間近で見た姫は相変わらず可愛い。
少し上目遣いになった青い瞳に見つめられ、耐えきれず視線を少し外すと、目元がうっすらと赤いことに気づいた。
『今の酒井くんと同じひどい顔して』
ふとナベから聞いた言葉が頭に浮かんだ。
よく見ると姫の目元にはメイクが施されていて、知っていないと見逃してしまう程、上手に隠されていた。
姫を泣かせてしまった。
途端に罪悪感が湧いてきて、申し訳ない気持ちになる。
なんて声かければいいんだ......
どうしようかと考えを巡らしていると、姫が急に手を掴んできた。
「隼人くん、2人で話したいから一緒に来て」
姫はそれだけ言うと俺に背を向け教室の入口の方へ歩き出した。
「え? あ、ちょ......」
突然のことで反応出来なかった俺も、姫に手を引かれるまま一緒に歩き出す。
姫は俺の手をぐいぐいと引っ張りながら進んでいく。
久しぶりに触れた手からは、姫の体温が伝わってきて、なんというかこそばゆい気持ちになる。
できればずっとこうしていたい。
なんて考えていたら、前を歩く姫が口を開いた。
「私、まだ誰とも付き合ったことないから」
「え? いきなり何を......」
突然のカミングアウトに動揺するも、訳を聞こうとしたら言葉を遮られた。
「それに好きな人もずっと変わってないから」
「......そ、そう、なんだ」
「うん、そうなの!」
そしてさらに畳み掛けるように放たれたカミングアウトに、どう反応していいかわからず、ただ返事をすることしかできなかった。
それでも残った冷静な部分を使い、姫の真意を探ろうと目を向けると、プラチナブロンドの髪が揺れる度に覗かせる耳が真っ赤に染まっているのが見えて、胸が高鳴る。
これって、そういうことだよな?
なら俺も姫に何か言わないと。
姫が勇気を出して告白まがいなことまでしてくれたんだから、俺も姫に自分の気持ち伝えなければと想い覚悟を決める。
姫に手を引かれたままというのは情けないけど、この際仕方ない。
「姫、あのさ俺も......」
「マヤちゃん! やっと見つけた」
そんな俺の言葉は、前から来た一人の男子生徒に遮られた。
「四条くん......」
四条が来たことで足を止めた姫が小さな声でそう呟き、繋がれた手をギュッと握る。
四条は笑みを携えたまま、姫に向かって近づいてくる。
まるでその目には姫しか映っていないようだ。
「授業が終わったら、何も言わず急に出ていくから驚いたよ」
「......私、お昼休みは用事あるって言ったよね?」
笑顔のまま話す四条に対して姫の声は低い。
不機嫌さを一切隠さない姫の声色に、不穏な空気を感じ取った生徒達が何事かと集まってくる。
しかし四条は、姫の機嫌も集まった野次馬もお構い無しに会話を続ける。
「じゃあ俺も一緒に行くよ。2人でやった方が用事も早く終わるでしょ?」
「なんでそうなるの......。そういう用事じゃないし、四条くんには関係ない話だよ」
「どうしたのマヤちゃん?怒ってるの?俺でよかったら相談に乗るよ?」
「だから......」
なんだこのやり取り。
四条ってこんなやつなのか?
俺はこんなやつと姫がお似合いだと思ってたのか?
こんなやつの為に姫への気持ちを諦めようとしたのか?
「......姫、もういいよ」
繋がれていた手を静かに解く。
自分でも低い声が出たなと思った。
「ぁ......隼人くん......」
手を解かれた瞬間小さく声を上げた姫は、不安そうな声で俺の名前を呼んだ。
勘違いさせたようで悪いと思いつつ、姫の横を通り過ぎ、姫を庇うように四条の前に立った。
「姫は俺に用事があるんだよ。その辺わかってくれないか?」
俺が姫の前に立ったことで野次馬から驚きの声が上がる。
同時に四条の顔からは笑顔が消え、その表情は驚きの色一色に染まった。
「え? 姫? 姫ってもしかしてマヤちゃんのこと?」
四条が姫呼びについて確認するかように問いかけてくる。
あ、驚いたのそっち?と思ったが、今さら後に引くつもりはない。だから......
「そうだ。悪いか?」
俺は堂々と肯定の意を示した。
それを耳にした野次馬達は、近くのやつと何か話しながらクスクスと笑い、後ろにいる姫からは「うぅ......」と消え入りそうな声が聞こえた。
「姫か......いいね。うん。確かにマヤちゃんにピッタリだ。
それで君は、マヤちゃんとどういう関係なのかな?」
笑みを浮かべつつも、俺を見定めるような四条の目を見返す。
俺と姫の関係......。
昨日ナベに聞かれた時は答えられなかった。
でも今なら迷わずに言える。
「俺は姫のヒーローだ」
一瞬の静寂。その後周囲からヒソヒソ話す声が聞こえてきた。
まぁ、こうなることはわかっていたけど。
「え? ヒーロー? えっと、じゃあ、つまりマヤちゃんとは姫とヒーローの関係ってこと?」
「そうだ」
先程と同様、四条の問いかけに堂々と肯定の意を示す。
瞬間、周囲は笑いの喧騒に包まれた。
嘲笑するやつ、冷笑するやつ、単純に俺の発言がおもしろくて笑うやつ。反応は様々だ。
そんな中、四条は......
「あはは! いいね、ヒーロー。なら俺は王子にしようかな」
真面目な顔でそう言い放った。
四条のやつ自分で王子とか言うのかよ。
というか、話の趣旨が変わってる。
「マヤちゃんどうかな?
俺を君の王子にしてくれないかな?」
四条は俺を尻目に後ろにいる姫に声をかける。
その告白まがいな発言に周囲から「おぉ!」と声が上がった。
こいつ、好き勝手やりやがって。
「おい! 俺との話がまだ終わってないだろ」
「君と話すことはもうないよ。
それに今はマヤちゃんと話しているんだ。
邪魔しないでくれるかな」
「なっ......」
四条は俺を一瞥すると、もう興味がないとばかりにのたまう。
そして何事も無かったかのように姫との会話を続ける。
「それでどうかな? 返事を聞かせてくれると嬉しいな」
女子ならすぐに首を縦に振ってしまいそうな見惚れる笑みを浮かべ、四条は姫に問いかける。
「はぁ......」
姫は俺の後ろで俺にしか聞こえない程小さなため息を吐くと、俺の隣へと移動した。
俺は何となく姫の心情が理解できて、苦笑いしてしまった。
「お断りします」
姫は四条の目を見てハッキリした口調で答えた。
外野が少しザワついた。
あの流れで姫が首を縦に振るとでも思ったのだろうか。
「確かに。王子じゃいきなり過ぎて驚くよね。
ごめん、配慮が足りなかったよ。
じゃあ勇者ならどうかな?」
四条の反応に野次馬の中にも首を傾げるやつが何人かいる。
こいつすごいぞ。
まるでわかってない。
「......王子も、勇者も、私には必要ないよ」
笑顔の四条に対して、姫の反応は一貫して冷めている。だけど......
「なら俺がマヤちゃんのヒーローになるよ。
彼よりも俺の方が絶対相応しいと思うし、みんなもそう言ってくれるはずだよ」
四条の言葉を聞いた姫の雰囲気が変わった。
拳を強く握り締め、キッと四条を睨みつける。
「じゃあみんなのヒーローにでも、勇者にでも、勝手になっててよ!
私のヒーローは隼人くんだけだから。
ううん。この際だからハッキリ言っておく。
私は隼人くんがいいの。隼人くんじゃなきゃ嫌なの!」
「......え? あ、え?」
普段一切声を荒らげない姫の感情のこもった訴えに、その場にいる全員が圧倒され口を噤む。
これにはさすがの四条も状況を察したのか、言葉が出せず口をパクパクさせる。
「話はこれでおしまいだから。隼人くんいこ」
「お、おう」
姫は愕然と立ち尽くす四条をそのままに、もうここに用はないとばかりに俺の手を取りさっさと歩き出す。
少し歩いたあと、ふと後ろが気になって振り返ると、輪の中心で一人佇む四条とそれを囲う生徒の姿が妙に印象的に映った。
「隼人くん、巻き込んじゃってごめんね」
人気のない廊下を手を繋ぎ歩く姫は、こちらを申し訳なさそうに伺いながら謝ってくる。
「いや、あれはしょうがないって。
それより俺の方こそごめん。
四条があんなやつだとは思ってなくて。
その......色々勘違いしてた」
姫の気持ちを勘違いして、勝手にショックを受けて、危うく取り返しのつかないことになる所だった。
「ううん。私も隼人くんに色々勘違いさせるようなことしてた訳だし、隼人くんがそう思っちゃうのも仕方ないよ。
はぁ、あんなに気をつけてって言われてたのになぁ......」
「ん?誰かに何か言われてたのか?」
「え?あ、う、うん。まぁ、ね。
......知り合いに隼人くんと昔みたいになるにはどうしたらいいか相談してたんだ。
でも私がちゃんとアドバイス聞かなくてね。
今みたいなことになっちゃった......」
俺の知らない姫の知り合いか。
俺と姫の関係を応援してくれてそうだし、味方ってことでいいんだよな?
でも気になるな......
「へぇ、そうだったんだな。俺も会ってみたいな。
どんな人なんだ?」
「あはは。会ってくれるかな。まだ会いたくなさそうだったよ」
まだ会いたくないってことは、いつか会ってくれるってことだよな。
今は何か都合が悪いのか?
まぁ考えても仕方ないか。
「そうなのか。じゃあ、その時を楽しみにしとくよ」
「ふふ。そうだね」
会話が終わり2人でまた静かに廊下を歩く。
リノリウムの床を踏みしめる音だけがやけに大きく耳に響く。
別に気まずい訳じゃない。どちらかという心地よく感じる。
だけど胸に引っかかってることがある。
姫への気持ちをまだ伝えていないことだ。
姫は教室を出た時、四条と話している時、自分の気持ちを口にしてくれた。
そのおかげで今の俺はこうして何の不安もなく姫と一緒に歩いていられる。
でも俺は姫にまだなにも伝えていない。
姫は今も不安に思っているかもしれない。
なら俺も気持ちを伝えないと。
「......あのさ、さっき姫が四条に言ってたことだけど」
「う、うん」
繋がれた手がキュッと握られたのを感じた。
「俺も......」
「ま、まって」
「え?」
姫に告白を遮られ動揺する。
唐突にかけられた待ったに、一瞬嫌な予感が脳裏を掠めた。
「えっとね、私の気持ちはもう言っちゃったけど、隼人くんの気持ちは、その......歩きながらじゃなくて、ちゃんと聞きたい......です。いいですか?」
言葉を選びながらの改まった言い方が、姫が言いたいことを如実に表していて、身体に緊張が走る。
「あ、は、はい。大丈夫です。今向かってるところでってことで、いいですか?」
「は、はい。よろしく、お願いします」
「了解です」
「......」
ぎこちない会話が終わると、ものすごい羞恥に襲われた。
隣を歩く姫も顔を真っ赤にして俯いている。
心臓がバクバクと音を立て、その音が姫にも聞こえてそうでさらに恥ずかしくなる。
だけど今までのことは全部冗談とか言われなくて、本当によかった。
姫に連れてこられた場所は人気のない校舎の裏。
そこには、ちょうど日に照らされるように満開の桜の木が一本植えられており、きっとここは告白スポットなんだろうなと思った。
姫は周りに誰もいないか、キョロキョロと忙しなく首を動かしている。
その姿が警戒する小動物みたいで、さっきまで大勢の前で堂々としていた人物と思えなくて自然と頬が緩んだ。
「......よし。隼人くん、おまたせ。......なんで笑ってるの?」
警戒を解いた姫がこちらに向き直ると、俺の顔を見て不思議そうに首をかしげる。
「いや、姫が可愛いなって思って」
「!?」
からかい半分だからか、普段口にするのを躊躇する言葉が自然と口から出た。
不意打ちで褒められた姫は顔を赤くしながらも、ムッと俺を睨んでくる。
「急にそういうこと言わないでよ」
一応怒っている体を成している姫だけど、恥ずかしさを誤魔化しているようにしか見えない。
「悪かったよ。でも急じゃなくて、いつも姫のことは可愛いと思ってるよ。今のムッとした顔も可愛いなって思ってるし」
「!? ......そうやってまた......隼人くんだけズルい!」
「うわっ!? ひ、姫?」
性懲りもなく姫をからかったら、何を思ったのか姫が抱きついてきた。
突然のことに戸惑うも、姫と触れている確かな感触に戸惑いよりも嬉しさが込み上げてきて、多幸感に包まれた。
「どう? これで隼人くんも私の気持ちがわかった?」
抱きついてきた姫は顔を上げると、無意識の上目遣いで挑発してきた。
どうやら抱きついたのは仕返しのつもりだったらしい。
だけど顔を真っ赤にしたその姿は、自分も恥ずかしいと言っているようなもので......本当に愛おしくなる。
「えっと......嬉しい?」
「!? ちがっ......くないけど......そうじゃない......」
姫の望んでる答えじゃないのはわかってるけど......
「......うん。でも、嬉しいのは本当だから」
片手で姫の体を抱いて、もう片方の手で髪を優しく撫でながら自分の気持ちを正直に伝える。
姫は一瞬体を強ばらせるも、すぐに強ばりを解いて回した腕にギュッと力を入れた。
「......私だって嬉しい......それに、ずっと会いたかった」
そう言って少しむず痒そうに姫が身をよじると、姫の髪の匂いが鼻腔をくすぐった。
あの懐かしいシャンプーの香りだ。
「......シャンプー、変えてないんだな」
「うん。隼人くんが褒めてくれたから......」
俺が引越すことを姫に伝えた日、あの日の情景が脳裏に浮かんだ。
あの時も姫と抱き合って......
「うん。......いい匂いだ」
同じことを言って......
「......ばか。でも......嬉しい」
同じように怒られた。
でも、今回は姫が気持ちを教えてくれた。
だから俺も......
「姫、いや、倉敷マヤさん、大好きです。
俺と付き合ってください」
ずっと言えなかった姫への想いを伝えた。
「......はい。私も大好きです。よろしくお願いします」
姫は俺の胸に顔をうずめると噛み締めるように頷き、嬉しそうに返事をした。
こうして俺は小学校時代の初恋を実らせ、姫こと倉敷マヤと恋人同士になった。
だけど俺達はまだ高校2年生で恋人同士になったばかりだ。
まだ知らないこともあれば、壁にぶつかることだってある。
ケンカだってするかもしれない。
でもそういうことを2人で乗り越えて、今よりももっと深い関係になっていけばいいと思っている。
つまり何が言いたいかというと......
俺達の恋愛はこれからだ!