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いきなり最終話(クライマックス)  作者: アルファ・D・H・デルタ
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PERFECT ANSWER、その1~アリシアの役割~

「GCは無いわ」と言う割とガチ目の指摘を頂いたので変更します。いや我ながら無いとは思っていまいた。

裏話としては、ギルゴマは何度も管理者同士のグループチャットから外されている、と言うエピソードも考えていましたが、割愛します。

「みんな、これから作戦を伝えるわ。全員準備して」


カナタがアリシアへ、戦線を離れるように命じようとした直前、アルファからメッセージが届いた。


「待て、ここで作戦について話し合うのは不味い。ギルゴマにも聞かれている可能性がある」


アルファの呼びかけに応じた時、カナタはすぐにギルゴマの盗聴を不安視した。


「大丈夫。これはグループチャット」


しかし、ベータがすかさず答えた。


「安心して。このメッセージはグループチャットを経由して話しているのよ。そして、これは、そもそも魔法では無いの。元々は神眼に備え付けられた機能なのよ。招待されていない者は、例え管理者であっても話の内容を聞くことはできないの。情報が漏れる事はまずあり得ない。このグループチャットに対しては管理者ですら、外から干渉は出来ないから大丈夫よ」


アルファがベータの言葉を補足した。


カナタはホッと息を吐いて、作戦について質問をした。


「それで、どんな作戦なんだ?最初に言っておくが、おそらく、アリシアは今後、戦闘では役に立てないと思うぞ」


カナタはハッキリと言い切った。


「そんな事はありません!」


アリシアはカナタに反論した。


「確かに私の直感は、今すぐここから逃げ出すように言っています。でもそれは、決して臆したからではありません!」


アリシアは泣きそうな声でそう言った。


「分かっているさ。俺が自分の直感を優先しろと言ったのだからな。だが、今、問題なのは、その本能にアリシアが抗えるかどうかだ。ここから先は、“多分”や“きっと”などと言った希望的観測が通用する次元で無いんだ」


カナタは無情にもアリシアへ現実を突きつけた。


しかし、この言葉に対して反応したのは意外な人物だった。


「アリシアにはアリシアの役割がある」


ベータがそう断言した。


「うん、これから立てる作戦はアリシア次第と言っても過言では無いわね」


アルファもアリシアを擁護した。


「…何を企んでいる?」


カナタは二人の言葉に疑問を抱き、質問をした。


「簡単な話よ。つまり、今までは私達の能力も不足していたし、ギルゴマの真の能力も未知だった。だから私達は確定した未来のシミュレーションを行えなかった。でも今は、カナタだけじゃなく全員が…」


アルファがそう言って全員を見渡した。


「俺達も覚醒して、力を増した」


ホレスが目を輝かせて言った。


「私達も、そのシミュレーションに加わる事が可能になった、と言う事ですか?」


レーナは思案するように言った。


「その通りよ。ただし、ギルゴマの気を引く必要があるわ」


アルファは頷きながら答えた。


「それが、アリシアの役割か?」


カナタもここでようやくアルファ達の企みに気が付いた。


「アリシアは天性の女優」


ベータが端的に事実を述べた。


「え、私ですか?」


アリシアはキョトンとした表情で聞いてきた。

どうやらまだ状況を把握していないようであった。


「私とベータで、少し先の未来を視て来たわ。ギルゴマはしばらく私達の様子を伺うの。それはすでに確定した未来。その後、貴方達はギルゴマから〝動くな〟と命令されて、身動きが取れなくなるわ。…このままだとね」


アルファが確定した未来を宣言した。


「でも、幸いなことに、事前にそれが分かっているのなら、対策はあるのよ」


そうしてアルファは、これからの作戦について説明を始めたのだった。




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