表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しょたが異世界でちーとなしょたとして幸せになる  作者: 卯月 唯
二章*ヴェルディー王国*
9/24

起床

お久しぶりです

更新遅くて申し訳ありません

これからも不定期更新ですが

どうぞよろしくお願いいたします。


『リリシア』

北の寒冷な地域に生息する花。

白に薄い赤と青のグラデーションが特徴。花言葉は淡い恋心。告白や結婚等に用いられる。女性の名前にも使われる。   

参照『私と花』  著者 フェリカ・レモネータ




「名前というのはとても大切なものなのですよ。

それを、ポチだのチビだの、ふざけてんじゃねぇぞ(怒)。まったくそんな名前をつけたらその子がかわいそうだろうが。」


「本性出てんぞ」


「どうかされましたか、陛下?」


「………」


「………こほん。それでは名前を決めましょうか。

おや、ちょうど起きたようですね。こんにちは」


「……………………」


「話しませんね。言葉がわからないのでしょうか?

陛下、精霊に聞いていただけますか?」


「……なるほどな。どうやら言葉はわかるが、話せないらしい」


「生まれつきでしょうか?」


「………わからないらしい」


「!?この世界そのものである精霊でも、ですか?」


「そうらしい」


「………まぁ、今はおいておきましょう。先にしなければいけないことがありますしね」


「なんだ?」


「まったく。名前をつけてあげるんでしょう。もしすでに名前があるなら、勝手につけていいものではありません」


「あぁ、そうだったな。だが、どうやって聞くんだ?」


「言葉がわかるなら、話さなくても意思疏通は可能です。 さて。改めて、こんにちは。私はユーセルといいます。今からあなたに質問しますが、はいなら首を縦に、いいえなら首を横にふってください。わからない場合はそのままで。わかりましたか?」


コクン


「いいこですね。では、あなたには名前はありますか?」


「………………」


フルフル


「そうですか。では、私があなたに名前をつけてもいいですか?」


「…………」


コクン


「わかりました。そうですね、ふむ、確認ですが、あなたは男性、ですよね?」


「それ聞くの何か関係あるか?」


「えぇ、そうですよ。一番、大切なことですから。性別に合わない名前など言語道断ですから。これまでにどれだけの者が被害を被ってきたかっ」


「いや、男にリリシアって付けんのはお前んとこの親ぐらいだよ」


「リリシアって言うんじゃねぇよ。仕事二倍にすんぞ(怒)」


「すいませんでしたー!!」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ