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しょたが異世界でちーとなしょたとして幸せになる  作者: 卯月 唯
二章*ヴェルディー王国*
20/24

「では、今後の予定も決まりましたし、次は王城治療院へ行きましょうか。王城治癒院はこの王城内にいるすべての人の怪我や病気を治してくれるところです。フゥは体が少し普通の子供より小さいので一度見てもらってきてください。優しいおじいさんがいますからね。王城治癒院はここから少し離れたところにあります。そこへはジンといってください。私と陛下は残念ながら仕事がありますのでここでお別れです。」

う?ユーセルさんとキースさんとおわかれ………………

なでなで

「ふふふっ、夕御飯は一緒に食べましょうね。」

ユーセルさんのなでなでは優しくて好きなの。

なでなで

「俺様は別についていっても良くないですすみませんっ!」

にゅ?

「早くいかないと日が暮れてしまいますよ。」

「そうだな。」

日が暮れる?遠いのかな?二人とお別れやなの。でも、また後で会えるから大丈夫なの。それより、

土下座してるキースさんそのままでいいのかな?


さっきの部屋をでて廊下を進んでいく。階段もおりて、お庭に来たの。不思議ね。お家のなかにお庭があるの。向こうにもお家があるよ。

「見えるか?中庭の向こうにあるのが王城治療院だ。」

お庭の向こうにある白と黒のお家が王城治療院なのね。

大きいお庭にはお花は咲いてなくて全部緑色なの。多分、しばふっていうのなの。



王城治療院の中に入るとお薬の匂いがする。

まっすぐな廊下の両方に扉がたくさんあるの。中からは、声が聞こえる?小さいからよく聞こえないけど、たくさん人がいるみたい。ジンさんが止まったのはつきあたりの一番奥の部屋。

ちゃんと扉をコンコンして開ける。今回はけらなかったの。

「老師、来たぞ。」

「ふぉっふぉ。ジンではないか。久しいの。ん?小さいのを連れとるの。ふぉっふぉ。よく来たのぉ。ワシはこの王城治療院の院長をしておるグラウディスじゃ。」

わぁ!白いおひげの長いおじいちゃんがいたの!このおじいちゃんがユーセルさんの言ってた優しいおじいちゃんなの。白いお医者さんの服着てるの。真っ白なおじいちゃんなの!

「ふ・う・て・゛・す。」

「久しく王城じゃ見られんかった可愛さじゃのぉ。うむ、よろしくじゃ。して、今日はどうしたのじゃ?」

「あぁ。今日はフゥのことを見てもらいに来たんだ。既にエリシアが鑑定をしている。これが鑑定結果だ。見てもらえばわかるだろうが、状態異常が多い。」

「うむ、……なるほどなるほど、よしよし 。…………フゥ君、ちょっとこっちへおいで。診察するでの。」

おじいちゃんが椅子を出してくれたの。けど、……うぅ、ジンさんと離れるの?


フルフル


「一人で座るのは嫌かの?それでは、ジン。ここに座ってフゥ君を膝に乗せておれ。」

いいの?

「分かった。ほら、フゥ来い。」

うれしいの!

「では、フゥ君、上着を脱いでくれるかの?」

にゅ。はいなの。よいしょっと。

「おやおや、これ一枚しか着とらんだったのか。この頃は暖かくなってきたが、これでは流石に風邪を引いてしまうのぉ。リーザ、リーゼ。少し来てくれるかの?」

「「はい。」」

僕たちの入ってきたのとは別のとびらから初めましての二人が入ってきた。女の人と男の人なの。けど、顔がそっくりなの。双子さんなの!

「フゥ君に服を買ってきておくれ。請求書はキース宛での。」

「「了解しました。」」

にゅ?すごく見られたの。でもすぐに帰っちゃった。お話しできなくて残念なの。


「先に傷をどうにかせんとな。うむ。魔力を流すぞ。そーれ。」

にゅ!きらきらがおじいちゃんの手から出てきたの!僕の周りがきらきらになってるの!わぁ!きれいなの!!

「ふぉっふぉ、フゥは魔力が見えるみたいだの。嬉しそうでなにより。これはの、治癒魔法というのじゃ。傷だけじゃのおて病気も治せるのじゃよ。フゥは魔法の才能があるじゃろ。興味があったら覚えてみなさい。もうすぐ終わるでの。それ、終いじゃ。」

にゅ。きらきらなくなっちゃったの。残念なの。

「全部は治らんかったが、何度かすれば無くなるじゃろう。古傷もいつかは消えるだろうて。治癒魔法を覚えたら自分に使えばええ。ほれ、もう服をきて良いぞ。……うむ、次は測定じゃな。そこの台の上に乗っておくれ。

しかくい板の上にのるの?

「フゥ降ろすぞ。」

よいしょ、これでいいのかな。

「少しじっとするのじゃ。…………………よし、もうええぞ。」

「フゥ。」

ジンさんが抱っこしてくれたの。

「よしよし。うむ………体重も身長も年齢に達しておらんな。栄養不足が原因だとは思うが、次の測定で変化が見られんかったら精密検査を受けんといかんぞ。精密検査は大変じゃからな。好き嫌いせずなんでも食べて、少し運動もしておくのじゃぞ。今日はこれで終わりじゃ。また一週間後に来ておくれ。」

「あぁ、助かった。」

「あ・り・か・゛・と」

「ふぉっふぉ、ではの。服はユーセルに渡しておくからの。」

「助かる。」

「ふぉっふぉ、王城の者は全部我が子のようなものだからの。ジンの子はワシの孫じゃよ。」

僕、おじいちゃんの孫なの?家族?うれしいの!

「可愛ええのぉ。何時でもきてよいからの。ふぉっふぉ。」

はいなの!

「行くぞ。」

ばいばいなの。


王城治癒院からでた後は少しお庭を散歩したの。ジンさんがね、手をつないでくれたの。うれしいの。緑色のお庭の向こうにはお花がたくさんあるお庭もあったの。知らない変わったお花がいっぱいだったの。僕より大きいお花もあったの。ジンさんが食べられるぞって言ってたけど、お花って人を食べるの?今度ユーセルさんに教えてもらえって。楽しみなの。

でも、たくさん歩いたら疲れちゃったの。

ふわぁ、眠たくなってきたの。

「ん?眠いのか?」

ふわぁ。にゅ、まだ起きてたいの。ふわぁ。

「そのまま寝て良いぞ。おやすみ。」

にゅ。おやすみなさいなの。

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