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愛という名の尊さ  作者: Momoha
【第一章】溶けない雪
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35.それでも一緒に


サクの為を思い、減薬することを考え、ふとバス停近くの景色を眺めた。降り積もった雪に、煌々たる光が、照らし続ける姿を見ると、羨ましくなった。私達も、あんなふうに、輝けたらなと。自分らしく、生きていけたらな...。でも、無理なのかな、やっぱり、私達はと...。


「オト...ずっと一緒に、居てね」昨日言われたことが、嬉しくて、堪らなくひしひしと、伝わる。一緒に、居たい。その為には、自身の病気を治さなければ、いけない。私も、治す努力をしないと。じゃないと、サクを傷つけてしまうから。バスに、乗りながら、窓の景色が、どんどん曇っていくのに、感じた...。視界が、どんどんぼやけて、見えなくなるからだ。涙さえも、、出なくなってしまっている。


だけど、サクのためにも、生きたいと、心の底から、思わせてくれる。それは、私を必要としてくれてる。こんな、私でも、支えてくれている。死んだら、サクも傷つくだろう。又、道路に、投げ捨てられている空き缶のような、人生を送ってしまうだろう。そんなこと、微塵たりともさせたくない。一緒に、生きよう、歩もう。そんな思いで、蓮の花病院へ。



受付を済ませた後、番号札を見ると、昼間の日差しが、窓を貫通し、私を大きく、照らした。眩しすぎるのと、熱く、私は、コンクリートなのかと。でも、それくらい...乗り越えられるのではと。いや、行くんだ!行ってやる。絶対に...2人なら、行ける!又更に強く、自分とサクに、固く決意した。これからだと。


貴方が、居たから、戻って来れた。本当の自分を見つけ出すことが、出来た。ありがとう。文字にも、出来ない言葉を...。又知らせていこうと、思っていた。だが、それは、もぅ辞めた。だって、見つかったから。本当に、知らせるべき人が。


私は、いつも、いや...。意味のわからない人生に、疲れ果て...。


あの日に、最悪な出逢いから、沢山何かを教えてくれて、命を繋ぎ止めれた。一ノ瀬咲に、よって。

だから、私自身が、助けられている。病気も、生い立ちも、全て。貴方が、癒してくれる。何度も、言うが、書く必要など、無い。貴方に、教える事が、出来ているから。


...



「オトー!」その言葉に、振り向く。サクだ...。来たんだ。その姿に、ゆっくり歩み寄ると「なんか緊張してる...?」私の顔を覗き込むサクに、嬉しいが、周りが、気になる。


「大丈夫?」


「大丈夫だよ...サクの方こそ」


「俺?」


その顔が、なんとも言えないくらいに、困り果てたサクの表情に、自然と緊張が、解ける。


「オト」


「何?」


2人だけにしか、わからない。合図をするサク。


「私も」


「俺も」


ニッコリ笑った2人を疲れきった心の波が、見守ってくれた。一番優しく、繊細で、純粋な方達は、地球上で、このような方達だろう。深く傷つき、一生懸命に、生きてきた彼らが、一番幸せに、なって貰いたい。サクに、出逢い、私は、変われた。愛を深く知らなかった私にとって...。本当に、好きになった人は、家族構成も、お金も、何もかも、関係ない。だって、本当に、好きなら、2人で、乗り越えれば、いいんだもん。サクに、私が、愛を教えたのではなく、私が、サクに、教えられた。愛という名の尊さを。

ここまで、観てくださりありがとうございました!愛という名の尊さを。

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