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愛という名の尊さ  作者: Momoha
【第一章】溶けない雪
18/26

18.降り積もった雪が癒えない


目を開き、今何時だろ?朝?それとも夕方なのかわからなく、視界がぼんやりとする。2.3分経ち、いや夕方だと認識し、スマホで確認すると夕方の17時を過ぎていた..........サクはすやすやと私の方に向きながら寝ている。重い体をサクから、離れようとするが、体が重くて立ち上がれないのと、不安と緊張で

心臓がドクドクと聞こえる


体を丸めてうずくまり、目をつぶる。早朝にあった出来事を思い出してしまう。サクの苦しそうな表情、あの見たくもないサクの顔面蒼白でグッタリし荒い息をしながら、ぼっーとこちらを見ているあの表情。頑張って重い体を持ち上げ、リビングに行き頓服の精神安定剤を飲み、キッチンの前で一息つく............


しばらくして、ベッドに戻り横にうずくまりながら少し安心し再び目をつぶる...........


数分経つと伸びをしながら起きるサク。「んー」と唸るような声を聞きながら目を開くと目が腫れて一重になってるサク


「オト.......おはよ.......」


寝ぼけてるサクが可愛すぎて、微笑むと目を擦ろうとするサクの手を止める


「サク....今夕方だよ....それと目を擦ると腫れが悪化するから......サクの目腫れて一重になってる」


私をぼっーと見るサク


「夕方?早い......」


「サク.....」


「なに?」


サクに辛いと言おうと思ったが、止める。そんなことを言ってしまったら、甘えられなくなるだろう、

私を必要としてくれてるサクに嬉しさで幸せだけど、この抑うつ状態の時は、それでも辛くなる。本当に。早く躁状態になってほしい。でも本当の自分は誰なのかわからなくなるときがある。躁状態と抑うつ状態では、全く異なる精神状態に..........


「あの....ご飯どうする?」


「うーん.....任せるよ......」


「どした?オト......いつもより元気ないね......」と言いながら、抱きしめてくれる優しいサクに泣いてしまった.......「俺の事だろ?ごめん.......」と言いながら背中や髪の毛を撫でたりしてくれるサクの優しさに.......

酷いことをされても優しいサクというもともと持ってるものが行動に出ていて、切なくなる。もっと幸せになってもらいたい..........


「ごめんね.....もぅしないから」と謝るサクに「絶対しないでね......絶対絶対だよ」真剣な表情でうなずくが、心配。「サクの全部好きだから.......全部......」下を向き「うん.....」とは言うが、あまりわかってないようにも感じる。「俺も......オトのことが好き......」

下を向きながら言うサクに、「私の目を見て言ってよ」と呟くと「見れない.....」一瞬見ようとはするが、やはり恥ずかしいのか照れてる表情をする


「今日は俺が作るよ.....何がいい?」


「サク.......」


少し笑うサクに嬉しくて溜まらない


「きちんと言って」


「うどん」


「どんなやつがいいの?」


「冷やしうどん」


「うん」


「あとは、サクに任せるよ」と言うと、リビングに行くサクに、甘えてくる可愛いサクも好きだけど、こんなふうに、たくましいサクもカッコいいなと感じる。男の人で料理が出来るのは、私の中では珍しい。大体の人は、スーパーなどで、惣菜や弁当を買って食べてるイメージだから。でもサクは子供の頃からしなくてはいけなかったのか、料理ができ、自慢できるくらい凄いと思う。でも、サクはそういう事も人にしない。


サクが部屋に入って来る。


「お湯沸かしてる.......オト......おいで......」と言うサクに抱きつく私を軽く抱き上げて、ソファーに運んでくれるサクに見惚れてしまう.........


「オト大丈夫?」


「大丈夫だと思う......」


火加減を調整して、麺を茹でる


「本当にもぅしないから........本当に......」


「うん.......」


そんな会話をしながら、サクの料理が終わり、テーブルにトマトとオクラの冷しゃぶうどんが並ぶ。

めっちゃ料理が上手すぎてビックリしながら、食べると梅干しの酸味とおかかの風味で食欲がないときでもさっぱりと食べられる美味しい味。サクが作ってくれたのもあり、嬉しくて嬉しくて溜まらなくなる。


「サク美味しいー!!」

隣に座ってるサクが照れて嬉しそうにしてる


「サク天才だわ!料理上手!」


ニコニコなサクが、自分の作った料理を食べる


「うまっ!」とトマトを食べながら話す


「俺は天才だから(笑)」


「そうだよ!ボリュームあるけど、これなら食べれる!流石!」


笑いながら食べてるサクが可愛すぎる


「盛りすぎだよ!」と笑うが、本当に美味しい


「これだけでいい!もぅこれだけで」


「そこまで?(笑)」


窓に雪がチラホラ降るのが見える


「サク雪降ってきた」


「本当だ。もしかしたら除雪あるかもしれない」


「まじか~」


スマホで天気予報を確認すると雪が積もると書いてある。


「なんか、悲しい」


「俺いないと悲しいの?」


「うん.......」


「嬉しいよー、オト。後で確認して聞いてみる」


「これから、降ったら結構積もるね」


「可愛いね...オト....」


いきなり、言われた言葉に戸惑うが嬉しさを隠しきれない。


「サク好き.....」


「うん.....」照れながら食器を片付けて、洗いながら、「オト心臓に悪い(笑)いきなり......」と黙々と食器洗いをする姿を見て、サクの心に降り積もりすぎた雪も取り除いてほしいと強く思った................


切なくなる

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