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〖開始〗
由美と杏奈は、
神崎・月島・黒崎の治療へ入った。
玲央が肩を押さえる。
玲央
「ッ……!」
海斗
「玲央?」
玲央
「肩……。」
次々。
海斗
「いてっ!!」
一樹
「……ッ。」
怪我部位。
縫合箇所。
本来の痛みが戻ってくる。
杏奈
「来たわね。」
由美
「残滓が消えたから。」
由美
「本来の傷だけになったのよ。」
真奈は蓮と鷹臣を見る。
真奈
「さて。」
真奈
「お前らやるぞ。」
蓮
「待て。」
鷹臣
「嫌な予感しかしない。」
真奈
「黙れ。」
真奈は骨折部を見る。
骨内部。
微細な残滓。
焦点固定。
真奈
「見つけた。」
両手が淡く紅く光る。
次の瞬間。
――シュッ!!
焼く。
剥がす。
消える。
同時。
蓮
「ぐあぁぁぁ!!!」
鷹臣
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!」
海斗
「うわぁ!!!」
玲央
「マジかよ!!」
真奈
「杏奈。」
真奈
「悪い。」
真奈
「治癒頼む。」
杏奈
「了解。」
杏奈が手を当てる。
淡い紫。
藤の香り。
蓮
「はぁ……。」
鷹臣
「ぅぅ……。」
真奈
「よし。」
真奈は振り向く。
最後。
紫苑。
胡桃。
病室静寂。
真奈
「……本番だ。」




