〖決断〗
玲央
「……はん。」
玲央
「説教かよ。」
玲央
「知った口叩きやがって。」
空気が張る。
海斗
「玲央。」
蓮
「おい。」
玲央
「何が下だ。」
玲央
「何が芽だ。」
玲央
「俺らが何見て。」
玲央
「何捨てて来たか。」
玲央
「知りもしねぇくせに。」
静寂。
真奈
「知らねぇよ。」
全員止まる。
玲央
「は?」
真奈
「知る訳ねぇだろ。」
真奈
「お前じゃねぇし。」
真奈
「私の人生じゃねぇ。」
病室静寂。
真奈
「だから。」
真奈
「決めんのは私じゃねぇ。」
真奈
「どうする?」
真奈
「やるか?」
真奈
「やらないか?」
静かな声。
真奈
「お前らが決めろ。」
沈黙。
最初に口を開いたのは――
海斗。
海斗
「俺はやる。」
全員見る。
海斗
「仲間置いて死ぬの嫌だし。」
海斗
「まだやる事ある。」
次。
蓮
「俺も。」
蓮
「組長居るし。」
蓮
「勝手に死ねねぇ。」
鷹臣
「俺もかな。」
鷹臣
「皆死なせたくないし。」
一樹
「同じだ。」
一樹
「まだ終わってない。」
静寂。
最後。
玲央。
玲央
「……。」
玲央
「俺もやる。」
海斗
「玲央。」
玲央
「組長が諦めたら終わりだ。」
病室静寂。
全員の視線が向く。
最後。
紫苑だけ残る。
真奈
「お前は?」
沈黙。
紫苑
「……。」
長い沈黙。
紫苑
「……分かんねぇ。」
止まる。
紫苑
「でも。」
紫苑
「知りてぇ。」
全員止まる。
紫苑
「俺。」
紫苑
「まだ。」
紫苑
「死にたくねぇ。」
胡桃が息を飲む。
真奈
「そうか。」
静かな声。
真奈
「なら治す。」
胡桃
「……!」




