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〖初めての試み〗

由美


「残滓は小さい。」


由美


「でも。」


由美


「放置出来ない厄介なものよ。」


由美は神崎組全員を見る。


由美


「分かった?」


由美


「あなた達。」


静寂。


神崎組は言葉を失っていた。


今まで知らなかった世界。


知らなかった脅威。


そして。


目の前の家族。


誰一人。


嘘を言ってるようには見えなかった。

------------------------

海斗


「いや待て。」


海斗


「じゃあ俺らどうなるんだ?」


沈黙。


由美が静かに笑った。


由美


「安心しなさい。」


由美


「死なせないわ。」


全員止まる。


由美


「残滓は祓う。」


由美


「傷は治す。」


由美


「ただし。」


由美は紫苑を見る。


由美


「一人だけ別。」


空気が止まる。


海斗


「……誰?」


由美


「氷室くん。」


紫苑


「……。」


由美


「深く入り込み過ぎてる。」


杏奈


「普通の祓いじゃ足りない。」


玲央


「待て。」


玲央


「どういう意味だ。」


胡桃が前へ出る。


全員見る。


胡桃


「……私が。」


胡桃


「治します。」


沈黙。


海斗


「……は?」



「お前が?」


胡桃


「はい。」


胡桃


「でも。」


胡桃


「初めてだから。」


胡桃


「失敗したらごめんなさい。」


全員


「先言うな!!!」

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