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〖終着点〗

その夜。


病室。


静かだった。


海斗


「スー……。」


一樹


「スー……。」



「ん~~……。」


鷹臣


「う~~~....…。」


紫苑だけが起きていた。


夕方。


眠ったせいで眠くない。


紫苑


〖なんなんだ。一体。〗


天井を見る。


紫苑


〖もう来ないのか。〗


沈黙。


紫苑


〖明日で最後……。〗


紫苑


〖終わる。〗


目を閉じる。


紫苑


〖いつもの日常に帰る。〗


玲央


「起きてたのか。」


紫苑


「……玲央。」


玲央


「複雑だな。」


紫苑


「……。」


玲央


「元気になった。」


玲央


「帰れる。」


玲央


「なのに。」


玲央


「なんか変だ。」


沈黙。


紫苑


「……。」


玲央


「終わるのに。」


玲央


「終わって欲しくねぇ。」


紫苑止まる。


玲央


「意味分かんねぇ。」


紫苑


「……あぁ。」


静寂。


窓の外。


月だけが静かに光っていた。

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