〖慣れ〗
修一
「はぁぁ~~~~……。」
陸斗
「親父。」
陸斗
「慣れてんな。」
修一
「三十四年見てる。」
隼人
「あっははははは!!!」
修一
「笑うな。」
修一
「お前らも昔は大概だった。」
陸斗・隼人
「え?」
修一
「雄一が冷蔵庫入った時。」
二人止まる。
修一
「伊織が木登って降りれなくなった時。」
隼人
「待て待て待て。」
陸斗
「それ聞きたい。」
修一
「長くなるぞ。」
修一
「雄一が冷蔵庫入った時。」
修一
「夏だったからな。」
修一
「あいつ。」
修一
『暑い~~~。』
って聞かなくてな。
修一
「そしたら真奈が。」
修一
『冷蔵庫冷たいぞ。』
なんて言うから。
陸斗・隼人止まる。
修一
「雄一。」
修一
「真に受けて。」
修一
「冷蔵庫入ろうとした。」
陸斗・隼人
「あっははははは!!!」
隼人
「マジかよ!!!」
陸斗
「姉貴やべぇ!!!」
修一
「由美が一番驚いてた。」
三人笑う。
修一
「伊織の木登りはな。」
修一
「怖くて降りれなくなった。」
修一
「真奈が助けに行った。」
陸斗
「おぉ。」
隼人
「流石姉ちゃん。」
修一
「……が。」
沈黙。
修一
「伊織はすんなり降りた。」
修一
「真奈だけ。」
修一
「足滑らせて落ちた。」
陸斗・隼人
「だーーっはっはっはっは!!!」
隼人
「ダセーーー!!!」
陸斗
「姉ちゃん泣いた!?」
修一
「泣くどころか。」
修一
「キレた。」
修一
「大木切り倒そうとして。」
修一
「止めるの大変だった。」
陸斗・隼人
「あーーー!!!」
「あっははははは!!!」
笑い声。
冠崎家。
今日も平和だった。




