若すぎた提督
私の名前はイヴァン・ペトロヴィチ・イワノフ。
誇り高きロシア連邦海軍の提督である。
これは、伝説と恐れられる旧ロシア帝国初代皇帝の半生を描いた物語…。
俺はイヴァン。
イヴァン・ペトロヴィチ・イワノフだ。
突然だが、26歳の若者が海軍提督になったら…?それも、世界2位の軍事力を保有するロシア連邦海軍の海軍提督だとしたら…?
俺は今、これが夢なのかどうか葛藤している。
頬を何回つねったかすら覚えていない。
なんでかって?
ついさっき、26歳の若者…俺が海軍提督に任命されてしまったからだ。
政府の政策で優秀な若者を実験的に上位職に置いてみるということが進められているとは聞いたが、まさか俺が、しかも海軍元帥が長らく指名されていない今の時代、事実上海軍トップの提督に任命されるとは思ってもいなかった。
どうやら政策の象徴としてプロパガンダ的に海軍提督というトップ層にまで若者を推進したようだが、だとしてもなぜ俺なのか…。
聖ペトログラード…つまり、旧サンクトペテルブルクの海軍司令部に行くというのは俺も夢だった。
だが26歳だぞ!?
そんな早く夢が叶っていいのか!?
まあしかし、なってしまったものは仕方がない。
夢なら夢で楽しまなければならない。
そう切り替えて、俺はルンルンな気分で車に乗り込み、聖ペトロに向かった…
筈だったんだがなぁ…。
「おい、ここはどう見ても聖ペトロじゃなくないか…?」
「え?いやここはアルハンゲリスクの司令部ですが…」
車の運転手曰く、俺が配属されたのはアルハンゲリスクの艦隊司令部らしい。
…まあそうだよな、そんな簡単に夢は叶わないよな…。
海軍提督が海軍トップと言えど、提督は何人かいる。
それをまとめるのが政治家な訳で…。
さすがに若すぎて純粋にキャリアを積んできた層から反感を買われそうだからこんな辺地に飛ばしたと…。
つまり、結局は国民の為のプロパガンダでしかない訳だ。
まあ仕方ない、折角環境があるんだから実力を証明して本当に聖ペトロの司令部に行く…いや、なんなら元帥になってやる!!!
モチベーションが…ない…!!!
でも頑張るので応援してくれ!!!!




