表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~  作者: まんじ(榊与一)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

147/149

第146話 (真)

ダンジョンでの狩りを終え、部屋に戻ってシャワーを浴びてからネット記事に目を通す。


「連日ニュースになってるな」


ネットニュースの一面は、どこもかしこも神の用意した試練(ラストダンジョン)の話題で持ちきりだ。


まあ、クリアできなきゃ人類が滅びる訳だからな。

無関心な人間がいないって事を考えれば、当たり前ではあるが。


そしてその話題とセットになるのが、天魔輪廻の存在である。

彼女は早い段階から自身が回帰者であり、世界の危機を唱えていたからだ。


これが他の誰かだったら、きっとその発信は偶々一致しただけと扱われていただろう。

だが、彼女はレベル97のボスを倒した唯一のパーティーのリーダーであり。

しかもグーベルバトルにおける、頂点三人のうち一人な訳だからな。


そりゃ俄然、信憑性が増すという物である。


「しかし不思議なのは……なんで誰も、シーカー協会の協会長の声の事は気にしないんだろうな?」


当のシーカー協会からは、音声データが使われたのだろうという公式発表がなされているが、そんなの普通丸々信じるか?

普通は多少なりとも話題になりそうなもんだが、全くその話がない辺り、何らかの力が働いているとしか思えん。


因みに、協会長に対しては、勇気曰く――


『まあ細かい事は気にしないで下さい。あと……間違っても協会長を問い詰めようとかも考えては駄目ですよ。冗談抜きでお勧めできない事態になりますから』


だそうだ。

だから天魔達も、協会長を問い詰める様な真似は控えている状態である。


「まあとにかく……今はレベル上げとメンバー探しを頑張るしかない」


時間的猶予はあるが、天魔達のパーティーにも余裕を作ってやる必要があるからな。

なので可能な限り急がんと。


ラストダンジョンは10階層あり、各々の階層クリアに、持ち時間として1年与えられる。

このクリアは初クリアまでの期限なので、達成するのは別に同じパーティーである必要はなかった。

なので俺のパーティーが追いつき、天魔のパーティーに代わって先行すれば、彼女達に時間的余裕を作ってやる事ができる訳だ。


「アレックスのランクアップとかもあるし、その分の時間は俺達のパーティーで稼がんといかんからな」


因みに、階層をクリアした時点で、次の階層の次の期間のカウントダウンが始まってしまうシステムなので、急いでクリアするとトータルで貰える時間が減る事になってしまう事に。

なので、可能な限りギリギリでクリアするのが理想だ。


まあその辺りも、輪廻がきちんと世界相手に――政府主導の世界発表に出てた――説明しているので、抜け駆けして『我々が一番乗り!』って形で、先を競うような事態は起きないだろうと思われる。


「もしもし」


聖から電話がかかってきた。


「レベル上げは順調か?」


ランクアップポーションの一つは、聖が使っている。

なので今は絶賛レベル上げ中だ。


まあこれは当然だよな。

あいつとはパーティーを組む事が決まってた訳だから。


で、もう一つは――


「まあ大変だとは思うけど、大城さんと一緒に頑張ってくれ」


―—大城恵が使っていた。


レアクラスをヒーロークラスにするんじゃなく、ノーマルクラスをレアクラスに上げたのか?


そう思うかもしれない。

だが、大城恵にはユニークスキルがある。

それも聖と超相性のいいスキルが。


竜崎や天魔レベルの、超火力のシーカーをスカウトするのは難しい。

と言うか、そんなレベルの人間が他にいるかも怪しいしな。


なのでそうなると、やはり俺のパーティーで重要になって来るのは耐久力。

耐えて耐えて耐えて、そして相手を削り殺す。

そのためにも、タンカーである聖の重点的な強化は、より高ランクのメンバーを引き入れるより重要だと判断した訳である。


で、だ。

隠し通路で手に入れた最後のアイテム。


進化の書の使い道は――八咫烏召喚(改)だ。


このスキルはもう一段階進化可能で、進化させた結果、八咫烏召喚(真)に変わっている。

相変わらず雑な名前だが、効果は大きい。


まず、勇気のレベルが俺と全く同じになる。


以前は四分の三で、75が上限だった。

だが進化した事で、勇気のレベルの上限が99——いや、限界突破も含めたら104だな。

なので、最大で合計30レベルアップだ。


常時戦えないとはいえ、ここぞという時の切り札である勇気のレベルが30も上がるのはかなり大きいと言わざるを得ない。


そして、スキルリンクが一つ増える。

今は【怪盗化】と、【魔眼】。

それに【幸運】と【武器装備】をリンクさせているが、ここにもう一セット加わる訳だ。


因みに、まだスキルリンクは行ってはいない。

ランクアップしてヒーロークラスになれば、そこで新しく強力なスキルが手に入るからな。


それを見極めてからだ。

スキルリンクを行うのは。



拙作をお読みいただきありがとうございます。


『面白い。悪くない』と思われましたら、是非ともブックマークと評価の方をよろしくお願いします。


評価は少し下にスクロールした先にある星マークからになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自作宣伝
最強執事の恩返し~転生先の異世界で魔王を倒し。さらに魔界で大魔王を倒して100年ぶりに異世界に戻ってきたら世話になっていた侯爵家が没落していました。お世話になった家なので復興させたいと思います~
大魔王を倒して100年ぶりに戻ってきた勇者が、没落した侯爵家を執事として再興させるお話になります
素行不良で僻地に追いやられた第4王子、自分が転生者だった事を思い出す~神様から貰ったランクアップで楽々領地経営~
王家から追放された無能な第4王子が転生者である事を思い出し、神様から貰ったランクアップのチートで自領を発展させつつ面白おかしく生きていくお話
ブラック企業務だった前世に懲りて転生先で俺はスローライフを望む~でも何故か隣の家で生まれた幼馴染の勇者が転生チートを見抜いてしまう。え?一緒に魔王を倒そう?マジ勘弁してくれ~
転生先でスローライフしようとしたらお隣さんは勇者で、しかも鑑定でチートクラスを見抜かれてしまう。魔王を一緒に討伐!?冗談じゃねぇ!俺は一市民としてやっていくから放っておいてくれ!!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ