第57話 ダサいよおれごん
まさかの超過ですよ。
出来上がっていたのは10万字ギリギリ、そこから1万字削ってからの最終章3万字追加、合計12万字。規定では15万字までおkとのことなので安心していたらまさかの超過です、驚きました。
「あと2日しかないのにィ!」
いや待て、あと2日もある。
規定は15万字以内かつ130ページまで。
おれごんは12万字で144ページ。
そんなに黒々してないんですけどね、程よく改行入れたんですけどね。
とにかく14ページぶんを削らにゃ。
せっかく入れた改行を消します。
ページはみるみる黒々としてきます。
おれごんは地の文が長いので、言い回しを変えると数文字が減り、ちょっとだけ改行されていた次の行が無くなります。
より画面が黒くなります。
章の跨ぎなどは狙い目。
区切りそのものを無しにはしません。超絶かっこ悪い。なので決めゼリフがちょうどページの終わりにくるように途中を調節します。
さらに画面は黒くなります。
ああ、行間が。会話の間が。
これらは明らかに悪手、分かってはいるんです。でも引き返せない。なぜならもう全部読んだから。無駄なシーンなんてひとつもなかったから。消せるエピソードなどひとっつもなかったから。
小さなかけ合いの中にも設定の解説とか伏線とかあって、削るとこちらの意図が通じなくなるんです。その整合を取ろうと思ったらそれこそ何日もかかる。
だから削らずに、ちまちまポイントを稼ぐことで状況の打破を狙いました。一行一行貯金すると、あるところでドバッと1ページの削減になって帰ってくる。それを14回やるだけ。
上のようなこざかしい所業で、全体の半分を消化してどうにか8ページを削減しました。残り6ページ。
残り半分で6ページを捻出します。
ダサいよおれごん!
見ててくださいね、電撃さんに真っ黒い原稿を送りつけてやりますよ。
でも本当は改行したかった!




