【効かないねぇ】これじゃ肝試しになんないね先輩【慣れてるから】
ごたごたが落ち着いたのです。頑張って完結させるぜ。
およそ甘やかされて育ったであろうバカをダンジョン外に送り返し今度こそデートと言う名の散歩に勤しむとするか。
「そうだ!白狐さんはスパチャ解禁しないんですか?……御使いさんたちなら凄い額投げてきそうですけど」
「スパチャねぇ……俺に貢ぐよか別の推しに貢ぐなりした方が良いと、邪魔。思う」
:何言ってんだ!白狐さんにもお布施させろください!
@狐のヒロイン:私の稼ぎを突っ込みたいから解禁はよ
@友人A:誰も白狐さんがレイスを手で叩き落としたのを突っ込まないなw
:白狐さんお布施用貯金が火を噴くぜェ!
「いやいや!スパチャもリスナーさんとの大事な交流ですよ!解禁すべきですって!!」
@煌き社長:既に白狐クンのスパチャは解禁の目途は立っているとも諸君、次回の彼の配信を楽しみにしていたまえ!
:うおー、マジか⁉
「…ガチ?」
「社長⁉まさか白狐さんの配信見に来たんですか⁉」
:マジもんのプリズム☆ステラの社長かよw
@煌き社長:弊社のライバーの4期生の記念すべき配信だぞ?当然見るに決まっているとも
なんか知らんうちにスパチャ解禁が推し進められていた。普通当人に一言あるだろ。
(言ったら絶対に拒否るじゃろうがお主)
そうだよ。スパチャのお礼とか面倒じゃん。あとそっち稼ぎの目当てになんないし。お布施されるより俺が自分で素材取って売った方が稼げるし。
「ヴァァァァァ……」
「キャッ、ゾンビ!えいっ!」
「……ここ、アピールポイントじゃない?」
「えっ?……あっ!きゃ、きゃー、白狐さーんゾンビが出ましたー……うん。無理があるね私ぃ!」
:【悲報】天音ちゃん、渾身のアピールチャンスを逃すw
:まぁ、今更……じゃないすかねェ……
俺はアンデッド見慣れてるせいでビビらない。そして天音ちゃんもまた同様である。その結果、雑談の間際なんかにさくっと敵が消えていく。驚きのリアクションが挟まる前に敵が蒸発する……これじゃ肝試しもクソもないな。
「天音先輩。これじゃ肝試しなんないよ。どーしよっか」
「そ……それより白狐さん……?なんか、着いてきてません?レイスの群れみたいなのが」
「え、そう?」
天音ちゃんが言うので俺も後ろを振り向いてみた。なんもいねぇわ。
「先輩……あなたつかれてるのよ。何も居ないよ」
「え!そんなはずは……あれ、ホントだいない。私の見間違い…?」
:天音ちゃん憑かれてる…?
:実はホラーだめだったり~?
@おにぃLOVEちゃん:天音ちゃんそうだったんだ~。強がってたの~?可愛い~~♪
ちなみに天音ちゃんにはそう言ったが多分本当に着いてきてるんだろうなぁ。めっちゃ微かなウィスパーボイスで『う~…………し~やぁ~……』って言ってるし。
(さっき叩き落とした個体が報復に来たんじゃろうなぁ~?ほ~ら、今にも足元に手が……)バキィッ!
ご先祖と天音ちゃんと会話しながら進んでたら突然床に穴が開いてズボッと俺の下半身埋まっちまったわw…で、なんで石の床がぶっ壊れるんですかね。ご先祖ぉ?
(わっちはなんもしとらんぞよ。言霊の力をこんなことで使うわけなかろー)
「白狐さーん⁉え、床が崩れ、えぇ!?」
「……天然の落とし穴だ。草」
「生やしてる場合ですか⁉」
:めっちゃ余裕そう(小並感)
:あまりにも神がかりなタイミングだなw
:え!白狐さんが感【規制済み】に⁉
:お姉さんは何を言おうとしたんですかねぇ……
@狐のヒロイン:そりゃ、【規制済み】でしょ。アレ【規制済み】って打てない
:高次元からの干渉を感じるゾ……
『みぃ~つ~け~たぁ~!!!』
「さっき見たレイスの群れ!やっぱりいたんですよぉ白狐さん!ちょ、なにまったりしてるんですか!抜け出してください~!」
「ふふ……天音先輩。動けなく……なっちゃった☆…俺の事はいいから先に行ってよ先輩。あとで追いつくよ」
@おにぃLOVEちゃん:そんな…!おにぃが犠牲になるなんて…!
:ダメだ白狐さん!進めェ!
:白狐さんよ……生きろ。そなたは美しい
「なに死亡フラグ立ててんですか白狐さん⁉ふぬぬぬ…!ちょ、力強っ⁉抵抗中⁉」
「いいんだ天音先輩、俺……この程度じゃ死なな『サッキはよくも~~!呪って~や~るぅぅぅぅぅ~』ん、悪いけどちょっと黙ってて。今茶番中」『は、はい……』
:怖っ!急に真顔になるやん!怖ッ!
:そりゃあ恰好いい演技する絶好のタイミングでめっちゃ良い所でセリフ邪魔されたら誰だってキレるよ
:素直だな幽霊ww
「じゃ、続きをしよう先輩。なんだっけ……そうだ。この程度で俺は死なないから……」
「え、演技だったんですか!というか、え…続けるんですか?この状況で?ゆ、幽霊さん、正座…?みたいなことして待ってますよ⁉」
:だいぶグダグダになってきたな……
@友人A:途中まではいい感じだったんだけどなァ
:この幽霊絶妙にKYだよなw
:いや、普通ダンジョン内で待ったかける方がおかしいねんw
『ン……?ナニかオカシい……なんデオマエニさしずされナクてはイケない!!』
「ん、正論キタ。待ってくれないなら仕方ない。お前を燃やす。【眷属憑依】モエ」
:お 前 を 燃 や す … !(デデン)
:オレはクサマをムッコロス!
:幽霊さんはおしまい!
:うおw急にミームじみてきたなコメ欄w
モエを憑依し同時に穴に嵌ってた下半身を自力救助して燃やしにかかる。
(こやつは~……幽霊の集合体であるレギオンじゃな。どうせなら派手に燃やしてやるのじゃ!)
そうだね。派手に、と言うなら上級魔法モドキ行こうか。
「じゃ、綺麗な花火として散ってくれ。爆裂火柱モドキ」
「白狐さん熱くないんですか?間近で燃やしてますけど」
「問題ない。心配ありがとう先輩」
:へっ、きれーな花火だぜ
:燃ーえろよ燃えろ♪
爆裂火柱モドキが終わった後には少しの灰だけが残っている。ま、聖なる炎(大嘘)であのレギオンたちもじご……天国へ導かれただろう。合掌
(魔物たちに天国と地獄というものが果たして存在するのか……)
***
その後も散歩をしたけど結局肝試しにはならなかったね残念。
「んじゃ、今日はこんなもんかな。先輩も付き合ってくれてありがとう」
「いいえー!気にしないでください!私?頼れる先輩!ですから!これからもじゃんじゃん頼ってください!」
:いやはや…俺の望んだ青春活劇は見れなかったなァ
:でも白狐さんが素直に青春してるの想像できないぜ
:白狐さん!スパチャ解禁待ってるからなー!
「スパチャ解禁したら知らせる。友人Aが」
@友人A:俺なのか
「だって俺はお前にkaitter丸投げしている。当然」
@友人A:お、そうだな
:いや~、こりゃ次回は赤スパ祭りだなァ⁉
:フッ、赤スパ祭りか。面白い
「じゃ、お疲れー」
「また別の配信で会いましょーね~!」




