【大げさに言うと】お前らに大事な話があるんだよね【重大発表ってやつ?】
あ、どうも。ちょっと間が空きましてすみませんね。
「ん。配信始める。でもその前に……今日はお前らに大事な話がある。」
:タイトルにも重大発表ってあったもんな?
:一体何だと言うのかね?
:話してみなさい。聞いてあげましょう
:お前ら何様定期
「実は……俺……ダンチューバ―を辞めようと思う」
:はぁ!?
@狐のヒロイン:私の耳がおかしくなったかも?1more!
:びっくりしたでござる。今白狐さんが引退するって言ったのかと思ったでござるよ
:ドッキリだよな?な?
「これを聞いて駆けつけてくれた人がいる。カメラをそっちに向けるよ」
「えー、っと。白狐さんリスナーの皆さんこんにちは。プリズム☆ステラ所属の風繰天音です。私もこの話を聞いた時は驚きました……まさか白狐さんがダンチューバー引退するだなんて…と。しかし白狐さんの決意は固いようでした。なので今日は私、これを作ってきたんです。リスナーの皆さん、これ読んでもらえますか…?」
:なになに…?『ドッキリ大成功ー!』?
:なるほどぉ……ん?
:へ?ドッキリ⁉
「てってれー。どうお前ら。ビックリしたんじゃない?あ、天音ちゃんも演技お疲れ様」
「いえいえ!私も楽しかったですよ!たまにはシリアスな感じも良いんじゃないかと思いましたもん。」
:つまりどういうことぉ…?どこから仕込みなのさ~~
@友人A:冒頭全部仕込みだぞ
:いたのか友人Aニキィ!!
@おにぃLOVEちゃん:ふっふっふ!私も忘れて貰っちゃあ困るぜィ!
:黒狐ちゃんまで!
:ま、まぁ?俺はおかしいと思ったよ?友人Aニキが何の反応もなかった点がね!
:これのためにわざわざ天音ちゃん巻き込んだんか?だいぶイカレてない?
:じゃ、じゃあ重大発表は嘘だったのか…!
「ん?お前らどうした?あ、もしかして……狐にでも化かされちゃったんじゃない?」
:ムカつく―!なんか絶妙に小ばかにしてる表情見えるのがムカつく―!
:べ、別にわざと化かされてやったんだしぃ~~~???初めからドッキリだってわかってたし~~???
:へっ、俺は見抜いてたけどね!なんか机の上にあったドリンクがめっちゃ減っててズボンがびちゃびちゃだけど分かってたもんね~!
「いやはや本当にこんなアホみたいなことに付き合ってくれてどうもありがとう天音先輩」
「ほかならぬ白狐さんからのお誘いだったからね!」
@狐のヒロイン:ん?天音……先輩…?
:妙だな…?
:先輩はむしろ白狐さんのほうだるぉ~?
「あ、俺今日からプリズム☆ステラの4期生だからよろしく。」
@狐のヒロイン:今、なんと…?
:なんか今さらっと爆弾投げられなかったか?
:ちょ、ちょっともう一度言ってもらえないかな?
「あ、俺今日からプリズム☆ステラの4期生だからよろしく。」
:ん……?
:なんか幻聴が聞こえるプリズム☆ステラの4期生…?白狐さんが…?
「俺、今日からプリズム☆ステラの4期生だからよろしく。」
:はああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?
:なにさらっととんでもない重大事項発表してんのーーー⁉⁉
:俺らに油断させて本命をスルーさせようとしたのか⁉
:ホントか~?これもでっかい釣り針じゃないのか~?
「本当だぞ。」
「白狐さんがプリズム☆ステラに所属するのは本当だよ!」
@友人A:マジだぞ
@おにぃLOVEちゃん:めでたいよね~☆
:おいお前ら!kaitter見ろ!プリズム☆ステラの公式垢が情報出してる!
:マジだ……っていうか4期生ってなに?どういう経緯でそうなったん?
「ん?じゃあ聞かせるか。あれは……6月終わりだったっけな~」
***
6月。都内某所にて
俺と友人Aこと板垣健吾はプリズム☆ステラの社長に話があると呼び出された。指定された場所についたらそこはなんと。個室付きのめっちゃおしゃれなカフェだった。明らか一見お断りの雰囲気を醸し出すその店を前に俺も健吾もちょっとうろたえる一幕があったがそれは置いておく。
従業員に社長との待ち合わせと伝えるとすぐさま社長のいる個室へ案内された。
「やぁ。来てくれてうれしいよ。白狐クン、そして……友人Aクンだね?今日は私のおごりだ。好きなものを頼むといい。」
「ど、どうも。初めまして白狐さんのマネージャー…みたいなものをやっている友人Aです」
「ま、おごりというなら遠慮なく。これを。お前は?」「んじゃあ…俺はこれで」
「……それで、なぜ今日は俺たちを?」
社長は一口飲み物を飲んでそれからまるで明日の天気でも話すかのような軽い口調で語った。
「な~に、簡単な事さ。スカウトに来たんだよ今日は。」
「スカウト…?」
「そうとも。白狐クン。君はうちのライバーである天音を助けた時の礼、受け取ってくれなかっただろう?しかしだ。受けた恩に報いなければね。こちらにもメンツというものがある。そこで私は考えたのさ。こちらからも利益を提供すればいい。とね。」
「利益……ですか」
「ああ。」
そこで俺たちの注文の品が届いた。俺はともかく健吾は緊張でがちがちだから小休止が必要だろうな。
「白狐クン、君。今年から確定申告、しなければいけないんじゃないかい?」
「!!」
「昨年までならば君はまだ高校生だった。それに探索者として活動していると言っても有名な配信者でもなかったし、あくまで高校生のアルバイトの範囲内に収まる分のみ、探協に卸していたんじゃないかな?」
「そうっすね」
実際親が海外飛び回ってほぼ家にいないと言っても一応扶養家族だった。だからそこから外れないためにも多少は制限していた。まぁ、ほぼ深層とか下層の素材だらけだし迂闊に卸して面倒ごとになるのも嫌だっただけなんだけど。でもこの人の言ってることはほぼ正しい。
探索者は高校生からなることが可能だし、扶養から外れる基準に関しても探索者じゃない一般高校生よりは高く設定されている。しかしそれでも上限はあるわけだ。俺が素材いちいち全部卸してたら余裕で扶養から外れてた。実際どうか知らんけど多分…素材全部売ったら国家予算並みにはなるし。
「そして君は面倒事は基本的に嫌い。という考えだろう?」
「ええ。まぁ。」
「うちに所属してくれればそのめんど~うな手続き……全部代わりにやるよ?きっと君に対するお礼という意味ではこれ以上ないくらいのものだと思うが?」
うん。この人俺と会ったのあんまり多くないけど俺の事良く分かってんな。まぁ…本名とか調べてるみたいだし。そういうのも分かるんだろう。
「それは魅力的ですけど。所属したら、色々縛りが発生するんじゃないすか?」
「いいや?これまで通りやりたいようにやってくれて構わないさ。まぁ、時折自社コラボは撮ってもらうかもしれないのと、君の探索での儲けを1割ほどはこちらも貰うかもしれないがその程度さ。君なら1割でもなんら問題ない稼ぎは出るだろう?」
「ええ。所属料的なのはあるだろうと思ってますし。3割とか持ってかれないだけ良心的すね。」
「そしてなんとも丁度いいことにわが社はこれから第4期生の募集を始めるタイミングだった。その最初の1人が君ということさ。他のメンツに関してはこれから募集だからいわば君は4期生の先遣だね。ちなみに。わが社の社訓は『変人奇人なんでもござれ、来る者拒まず舞台の提供』だ。」
すげー社訓だな……ま、それはさておき。これが俺だけの問題なら確定申告とかいう面倒な手続き代わりにやってくれるんなら即決してもいい。
「俺だけなら即決したかもしれないですけど。俺今、こいつにマネージャー料的な給料的なやつ払ってるんすよ。それ勝手に潰すのはダメでしょう?」
「だからこそ今日ここに君たち2人を呼んだのさ。私とて友人Aクンが白狐クンの敏腕マネージャーなのは分かっているとも。優秀な人材もいつでも歓迎だからね。白狐クンがうちに所属するとなったらマネージャーは変わらず友人Aクンに務めてほしいんだ。」
まぁそりゃそうか。じゃなきゃこいつ呼ぶ意味ねぇもんな?
「俺がですか⁉」
「ああ。といっても今は君もまだ学生の身。仮採用という形にはなるだろうけどね。それに…この話は君にもメリットがあるよ?今DMの対応もしているんだろう?」
「まぁ一応そうですね。別の友人に頼んでBot用意してるんでほぼやってないですけど」
「む…そうだったか……その友人クンもぜひわが社にほしいな。こほん。で、どうかな?当然二人にも給料は出すよ。」
***
「みたいな話があった。」
@友人A:あの時飲んだ飲料は味感じなかったぜ……
:白狐さん騙されてたりは…
「多分それやったらご先祖が黙ってないし……」
:それもそうか!
:じゃあこれからは今まで以上に気軽に天音ちゃんとコラボできんのか!アッツ!!
「私も最近社長に聞いてびっくりしたんですよ!まさか年齢的にも探索者歴的にもランク的にも先輩の白狐さんが後輩になるなんて思わなかったですから!!」
「ね。俺もビックリ。でもそういうこともあるよ先輩」
「~~!!先輩呼びされるのってちょっと感動です。私プリズム☆ステラだと一番下でしたからね!」
:同期はいるけど先輩しかおらんかったもんな
:先輩呼びされて嬉しそうな天音ちゃんは可愛いね
:私も白狐さんに先輩呼びされたい人生だったわ
@狐のヒロイン:分かる。私も呼ばれ…いや。私の方が探索者歴長い。つまり私も白狐さんに先輩呼びしてもらえる…?
@おにぃLOVEちゃん:おにぃに直接頼んだら来てくれるんじゃな~い?
あ、白狐さんの同期だとか…1期生だとか…2,3期生の他のメンツ出す予定はないです。そんなキャラ思いつかないし書き分けできないからね




