表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/77

【盤外戦術は】ルール無用がルール【基本だぞ】

ホウのメイスの付与効果思いついたので出番。後付けだけど武器の性能紹介の回でちゃんと効果見せてたってことでよろしくお願いします!何でも(ry)

武器の検証したら深層に潜るつもりだったのに……なぜ俺の目の前には臨戦態勢に入ったヴァンパイアお嬢様(年齢不詳)がいんの?ともかくイギリスのSSランク探索者のフェルミナ・カースバイトって人と一手手合わせをすることになった……から障害物の何もない場所に移動をした。


「それで、詳しいルールはどうしますの?裁量は貴方にお任せしますわよ?」

「分かった。じゃ、ルールは簡単。1対1で先に相手に攻撃を当てた方の勝ち。ただし殺すのはナシ。そして痛みの有無に関わらず攻撃が胴体あるいは頭に命中したら終わり。それ以外は無制限。これでどう?」


:ルール無制限?殺し以外はなんでもあり?

@バルト:1対1だと白狐さんの眷属の扱いはどうなるのだろうね?


「質問をしてもよろしいかしら?」

「どーぞ」

「1対1ということですけれど…スキルによる眷属はどうなのかしら?」

「俺も眷属は出す。人類による介入でなければいい。それこそ、眷属使って人質取ろうがなんだろうがとにかく殺さず攻撃を当てればいい。おっと、お姉さんの仲間拘束してる状態でこれ言うのまずい?」

「いいえ?つまるところ私があなたのお仲間を同様に人質にしても非難される謂れはないわけですわね」

「そうだよ。殺さないなら、ね。」

「ええ。殺したり致しませんわよ?淑女の名が廃りますもの」


:え!白狐さん人質を取るつもりなのか…⁉

@アッカネーん☆:どっちかというと盤外戦術……かしら

@狐のヒロイン:相手は相手で盤外戦術も織り込み済みだと思う。そうじゃなきゃルールの裁量を任せたりしないと思う


(真白お主……カイの憑依は解除しないのかえ?)


しないよ。必中の一撃使うのはおもんない。多分2,3秒稼ぐのはできるけど、時間稼いで必中攻撃は面白みがない。これでもゲーマーだし、正々堂々やりたい。


(盤外戦術を仕掛けておいて…かや?)


それは戦いの常套手段だし。相手がこちらにルールの裁量任せてきた時点でそれは覚悟してるでしょ。でもあえて俺が人質取っても良いって宣言したから相手は人質取られる事にも注意を向ける必要が生まれた。択を押し付け、視野を狭めるのは基本手段だよ。ま、俺もおんなじ状況なわけだけど。そのために二人には万一のための結界張ってるしね?


(いわゆるはんで、という奴じゃのぅ。カイは憑依。ホウも彼奴の従者の拘束中。実質2匹の眷属を使って戦う他ないわけじゃ。ま、わっちの出番がないなら観戦席で見守るとしようかの~)


一応ホウの武器召喚はできるけどね。ま、ご先祖も観戦ね了解。


:ん?なんか今フェルミナ嬢ちょっと顔顰めないかった?

@天音ch:ルールを聞いてから何かをしようとした……みたいですね?

:なにか企んでいるのかもしれないわね

***


「それでは僭越ながら……フェルミナお嬢様の一の従者であるわたくしめが審判を。手合わせ……開始!」

「それでは参りますわ。【カースジャベリン】!」


:早っ!発動までにほぼ隙間がないぞ

@バルト:魔法発動のラグを極限までそぎ落とすのはそう簡単じゃない。かなりの手練れだぞ白狐さん!


闇属性中級魔法か。闇属性はデバフモリモリの属性だからな確実に躱す必要がある。まずは様子見で界歩で相手の背後に距離を詰め、殴る!


「【ブラッド・サイズ】あら?まさか一瞬で背後を取られるとはやりますわね?お返し…ですわッ!」

「危ない。危うく返しの蹴り喰らうとこだった。」

「うふふ。危うげもなく回避しながら言われましてもねぇ」


殴ったが防がれたし振り向きざまに回し蹴り飛んできたので飛び退いて回避する。うーん。こうも簡単に防がれるとはね。


:一瞬で血鎌を出したぞ⁉

@天音ch:白狐さんの一撃に反応できたのも驚異的です…!

@おにぃLOVEちゃん:おにぃがんばえー


「しかし悠長にしていてよろしいのかしら?先ほどの【カースジャベリン】は消えておりませんわよ?」


確かにまだ魔力の塊を感じるな。しかもスピードアップして戻ってきてんな。ん…狙いは俺…じゃなくあいつら(幼馴染)か?俺が二人を守りに行くと踏んでの攻撃、かね。界歩。そして【武器召喚】ホウ


これでメイスを取り出す。他の武器は【眷属召喚】からの【武器召喚】の2ステップ踏まないといけないからな。


「私の方に来ましたのね?なるほどそれも有効ですわ。しかし真正面に現れては私の攻撃を受けるだけですわよ!【ブラッド・サイズ】」

「ん、それは見てのお楽しみ」


ホウのメイスの付与効果、それは鏡合わせ。メイスを振る時、同一の鏡像を生み出し挟み撃ちの形で攻撃できる。しかも便利なのがどっちに実体あるかは任意で選べる。今は彼女の真正面と背後に同時に俺が存在している。ただ…今回の場合はカイを憑依しているから事情がちょと違うけど。


:白狐さんが分身した!

:これはアレだなホウちゃんの武器の効果だな

:なんだっけ鏡合わせだっけ?

@おにぃLOVEちゃん:挟み撃ちだよ~ん


「なっ…⁉偽物⁉……うふふ。残念でしたわね?【ブラッド・サイズ】が同時に1つしか展開できないと高をくくりましたわね!【ブラッド・サイズ】は私の眷属で行使しているため複数展開はお手の物ですわ。ともかく……これでチェックメイト、ですわ♪」


@バルト:万事休すか…!

@アッカネーん☆:白狐さんも強いけど相手の方が上手だった、ということかしら


そうだよな。普通分身消したら残ってるのが本体だと思うもんだよな。けど、相手が律儀に二つの分身に対処してくれたおかげでカースジャベリン対処しながらジジの仕込みまでできたわ。


「残念。チェックメイトは俺がいただき。花開け」

「え、きゃっ⁉」


@受付お姉さん:地面から花が…

:花と一緒に伸びてきた蔓での攻撃が……当たったぞー!!

@おにぃLOVEちゃん:ふふーん!おにぃは負けないよねー分かってたぜ~


「こほん!そこまで!勝者、白狐さんにございます!」


「ふふ…私の負け……ですわね。認めますわ。日本の探索者が遅れている、という認識は改めなければいけませんわ。白狐さん、でしたわね。良き勝負でしたわ。」

「ん。こちらこそ、楽しかった。」


「少しひやりとさせられたけれど……無事に勝ってよかったわ。」

「俺も親友の勝利は信じてたけどさぁ……さすがにやばいかと思ったわ」


:88888ー!

:切り抜き所さんだぞ!

:すごEー!


「それにしても……最後のアレはどういうことでしたの?分身は2つしか居ませんでしたわよ?」

「分身自体は武器の効果。分身が両方とも消えたのは空間属性の効果。本体は真正面の方の鏡像だった。でも空間属性を使って俺自身の位相を半歩分くらいずらした。だからお姉さんは分身の攻撃判定を先に攻撃したから分身は消えた。その間に本体である俺は観客席の方へ移動して攻撃の仕込みしてただけ。」

「そういうことでしたのね……すっかり油断しましたわ。」


俺も気になることがある。ので聞いてみようか。


「俺からも質問。戦いの前の表情と、戦ってる最中の俺の攻撃に対する反撃速度…というか一切の焦りなくすぐさま対処できた理由、その辺聞いてみたい」


:気になる―

:たし蟹ー


「ああ、そのことですか……戦闘前の表情はルール無用と言われましたので眷属を用いてあなたの心を覗かせていただこうと思ったのですわ。丁度良いことに従者にあなたの眷属がくっついておりましたので。魔力の逆探知のようなものですわね。まぁ、失敗しましたけれど。使えるものは使うべき…そうでしょう?」

「確かに。先に盤外戦術仕掛けたの俺だし。」


:心が読めるのか⁉

:吸血鬼ってすげー!

:読心術を弾く白狐さんはそれはそれで何者だよw


(おそらくカイを憑依しておったからじゃろうな。精神干渉耐性が強化されておるのじゃろう)

なるほどね。そういうことか。……じゃ、盤外戦術が無意味に、所か俺が一方的に不利に持ち込まれる可能性もあったわけだ。


「戦いの反応についても眷属を用いておりましたわ。心を読もうとしたと言いましたでしょ?その眷属を用いて従者との視界を共有することで戦いの全体像を見ていたのですわ。これはルール違反にあたるかしら?」

「んー、全然?直接的な介入さえしなければ問題ない。そういうルール。使えるものは使うべき、そう言ってた。」

「そうでしたわね。……ふむ、先ほどのあなたの戦い方。私でも応用できそうですわね…!早速試してみなければいけませんわ!」


:はえー、納得。妙に落ち着いた対処だったからなぁ

@バルト:ルール無用だからこその戦い方か

:この人まだ強くなる気なのか……


「……ふぅ。本日の目的は果たせましたわ。ですので失礼させていただきますわ。それと、後日お騒がせしたお詫びの品を送りますわね。」

「それなら探協に送り付けといて欲しい。俺の住所は非公開。」

「分かりましたわ。その方が分かりやすいですし。」


@受付お姉さん:さらっと仕事が増やされた気がするわ…?

:あー、ドンマイw


俺は拘束していた彼女の仲間を離した。


「さぁ、帰りますわよロブ!それでは白狐さん、それにお仲間の皆様、失礼いたしますわ。」

「お嬢様が我儘にお付き合いいただき感謝申し上げます。では失礼いたします。」


良く分からないまま始まった手合わせも終わったし、今度こそこの海底朝霞ダンジョンの深層3層に向かう。


「じゃ、深層3層行くぞ。準備は?」

「私はとうにできてるわよ?」

「不安は尽きないけど出来てるぜ。それに引き返す気はねぇよ!ハブられる方が悲しいからな!」


:とうとう本題ですか

:怖いか?もう配信開始して40分くらい経ってるんだぜ

:乱入者現る!だったからな

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
こんばんは。 絡め手や盤外戦術ok?そんなら使います!と真正面から宣言したり、思ってたより正々堂々とした人でしたね吸血鬼ネキ。 また会う時があったら、今度は手合わせじゃなく味方として一緒にダンジョン…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ