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【青春は時に】ラブコメって甘酸っぱいものだろ【残酷だ】

「よっすお前ら。配信するぞ。」

:来た来た来たァ!

:あ、そうだ!探協公式垢による感謝状授与式見たよw

:俺も見たぜw白狐さんがずっと能面だった回なww

:能面と言うか……元の狐面の表情貼っ付けてただけだったというか……


「仕方ない。話長いし、マスコミとかの視線すごいし、無駄に豪華だった。正装じゃなかっただけマシ」

:私は白狐さんの正装姿見たかったわぁ…

@狐のヒロイン:私もああいう場面は苦手

@受付お姉さん:皆さんカッコよかったですよ。私は中継で見ていただけでしたが

@バルト:ただの庶民がマスコミに囲まれるのは中々慣れないからねぇ…

:バルトって…エッケバルトさん!?

:本物かー⁉ww

@バルト:いやー、久しぶりに白狐さんの配信にお邪魔させてもらっているよ


上野モフの楽園ダンジョンスタンピード終結によって探協はその場に居た探索者達に褒賞を出すって話になったじゃん。それで表彰式的なやつが2日くらい前にあったわけ。メンタルが死ぬかと思った。


(じゃが、ますこみ相手に暴れださなかっただけ偉いぞ?わっちならあそこまで質問攻めされるとイラっとして彼奴等の居城を吹き飛ばしておったかもしれんからのぅ!)


ちなみにその式典に出たのは代表として俺と青銀の羽のメンツ。Cランク以下の探索者には賞金となんか優待券的なものを送ったらしい。俺らもそれでよかったじゃん。ちゃっかり麗奈の奴も出席回避してやがったのだ。ちくしょう。いや、麗奈は会場にはいたんだが…雪城財閥の御令嬢として出ていたのだ。


「そろそろ話は終わったかしら。」

@天音ch:こ、この声は…!

:まさか…?


「今日はいい感じに予定嚙み合ったから幼馴染に俺の検証に付き合ってもらう。」

:氷結姫様いらっしゃるのか!

:ダンジョンデートってわけか~

:くそっ!シャレオツデート決め込みやがって…!

@受付お姉さん:シャレオツかしら…?ダンジョン内よ…?


「久しぶりね、白狐さんのリスナーの皆さん?覚えているかしら。白雪よ。今日はよろしくお願いするわ。」


:うおおお!

:ひゃっほー!

@おにぃLOVEちゃん:私を差し置いて他の女とデートだと~

:まさか黒狐ちゃん!?配信のコメントに表れるなんて珍しいな


「白雪だけじゃない。もう一人いる。……ビビんな。さっさと出ろ」

「わ、分かったから引っ張るな⁉すーはー。……あー、よぉお前ら友人Aだ!今回はまさかの実写出演だぜ!よろしくなっ」


友人Aこと板垣健吾である。というか友人Aで通すのか。こいつも一応俺らと潜ってた頃は別の探索者名使ってたが。


:友人Aニキだとォ⁉

:まさかの出演で笑うしかねぇ!w

:今ちょっと声裏返ったよな?

:顔隠すのは分かるけど何故雪だるまの頭なの

@天音ch:これ、前見えてるんです…?


「見えてるぞー!まぁ、俺はこの二人と違って本当にただの一般人だからな。下手に顔特定されたらガチでまずいんだよ!まぁ、それでr……白雪が用意したのがこれだったわけだが。」


@おにぃLOVEちゃん:友人A!もしもの時は…おにぃの盾になるんだぞっ!

「そうよ。いざとなったら覚悟決めなさい。」

「俺の心配はァ⁉」


:前から思ってたけど友人Aニキってひどい扱いされてるよなw

:これはあれだな。天音ちゃんと同じだ。なまじ常識あるが故に振り回される役回りになるわけだな

@天音ch:え⁉

@受付お姉さん:これは自覚なかったのかしら……

@天音ch:なんかやたらいじられキャラ扱いされてるなと思ってはいましたけど…!打てば響く反応が最高だとか友達によく言われてましたけど…!なんなら社長にも時々なんか面白がられてるなーと思うことありましたけど…!そんな理由だったなんて…!

:いや、そこは気づこう?

:実は自覚あるんじゃないのか天音ちゃん


「安心しろA。お前の事は俺が守ってやる。」

「し、親友…!」

「大丈夫だ。死んでから10秒以内ならモエの治癒でもギリ間に合うはずだ。確証はないけどな」

「うおおい⁉それ俺死んでる!死んでるよォ⁉守れてねぇじゃんよォ⁉しかも確証ねぇのかよ!そこはあってくれよ頼むからァ!」

「見たか?お前ら。これが万年クラスの女子に顔はそれなりに良いけどだからモテないとか言われ続けた男の姿だ。」

「それあれだろ⁉顔は良いのにーの前に括弧でまぁ白狐さんには劣るけどって枕詞つくやつだろ!さすがの俺でも分かるぜ⁉俺に声かけてくる女の子の大半はこいつに取り次いでほしいって言ってきたからな!」


:まぁ……ツッコミ気質の男子はモテないんじゃないかしらねぇ……

:白狐さんそんなに顔良いのか…

:友人Aニキかわいそーw


「確かに学年の女の子の間ではいつもイケメンランキングの上位にダーリンは鎮座していたわね。そうはいっても誰が告白しても断るから氷狐様とか呼ばれていたかしら。」

「あーそうそうwそういや男子の間では女の友情ブレイカーとか言われてたような…?」

「なんか勝手に俺の顔に惚れた癖になんか勝手に友人同士でギスギスしだしてたんだ。実に不本意な呼び名だぞ。中学行っても言われ続けたからな」


:っぱ顔が良いってそこまでいいことばっかりでもないのかー

:白狐さんって男子に嫌われてそうww


「いや、そうでもなかったな。まぁ女子にモテてたのは俺含め嫉妬を買ってただろうが…別にコイツ付き合い良いしな。それに……一時期は女子が勝手にギスギスするあまり病み気味だったしな……それを見ても敵認定できる男はうちの学校にはいなかったよ」


「私も友情ブレイクの瞬間ってそれなりに目撃したけれど……大体がまぁ、休み時間にいきなり女子が告白したと思ったらその子の友人も出てきて修羅場にって…感じだったもの」


:これでよく女子にトラウマ抱いてないよな

@おにぃLOVEちゃん:だからおにぃはラブコメは甘酸っぱくて思わずニヤけるようなものだってラブコメに幻想抱いてるんだよー

:純愛派ってことか

:なるほど現実は悲惨だから創作に夢見てるのか……

@狐のヒロイン:そんな背景が。大変


あまり思い出したい思い出ではないな。俺も当時は若かったからさ…女子の言い分も真面目に聞かないとと思ってたんだわ。


(まぁ小学校中学年の話じゃからな……低学年の頃までは男女問わず友愛の情で好かれてたのが段々とな……精神の成熟はおなごの方が早いというしのぅ……)


そっからは別に興味もない赤の他人のことを考えるだけのリソースも葵のこと8割、残り2割は幼馴染のこと考えるのに割くようになったしな。おかげで死ぬほどメンタル強化入ったけど。


「まじで表面上は普段通りに見えるから質悪いんだよアレ。」

「よーく見ると女子生徒と相対するとき表情がこわばっていたけどね。そこに気付けるほど観察眼には優れていない女ばかりだったのよ。ダーリンの顔に惚れただけで心はどうでもよかったビッチばかりだったのよ」


@おにぃLOVEちゃん:ほんとーに自分をすごく見せるためのアクセサリーとしておにぃを利用しようとした人たちは地獄に落ちてほしいなーって思っちゃったもん♪

:もしや黒狐ちゃんのブラコンの始まりここなのでは…?

@おにぃLOVEちゃん:いいや?私は物心ついた時からおにぃとご先祖大好きだったよ!でもこの出来事あったしおにぃの結婚相手はちゃーんと私が見極めないと!とは思ったけどね!

:環境に恵まれていたパターンかしら

@天音ch:でも今も苦しんでいるのでないならよかったです!

:大変やったな……


「白雪お前…社長令嬢がビッチとか言うな。でも怒ってくれてうれしい。友人A、お前もな。」

「感謝されるほどじゃないわ。当時は何もできなかったしね」

「お、おう…改まって感謝されると照れるわw」


すっかり話題が暗い方向に行ってしまったな。軌道修正の時間だぜな。

(つい思い出話に花が咲いてしまったのぅ。)

まぁ幼馴染3人でってなると最近はあんまりな。まぁ今日は葵いないから幼馴染4人全員じゃないけどな。


「ま、そんなアホな話はどーでもいい。本題行くぞ」

「どーでもいいで済ますな~?お前が始めた物語だぞ」

「それ始めたのお前だぞ。お前がモテない自虐してから話が広がったんだぞ」

「あ?…………確かに!俺のせいじゃねぇか!ん?いややっぱお前のせいだよ⁉」

「あら、いつまでも些細なことに拘る男はモテないわよ」

「うるせぇやい!」


「今日の本題はこの前の配信で俺は眷属ちゃんずが成長し、武器召喚が可能になったのを見せたはずだ。」

:確かに見たな

:それで何を試そうと言うのかね?


「今日の検証内容は簡単だ。武器にFFが存在しているのかをまず確かめる。ついでにそのままダンジョンを探索する。武器召喚を用いての探索に慣れるために。」

「そのアシスタント兼、久しぶりに3人でダンジョン潜りましょうって話になったのよ。」

「今日は俺もガッツリ探索者だぜ!これでも一応Dランクだったんだぜ!」


:過去形なの?今は資格ナシ?

@天音ch:ブランクありってことですよね?お怪我とか……

@受付お姉さん:確かに不安ね…自己責任とはいえども


「おお、心配いただき感謝!でも俺もこいつらと一緒に高校1,2年の間は潜ってはいたんだ。だから今月のランク改定で一応Cランクにはなってるんで……」

「問題ない。こいつは元々はタンクやってた。めっちゃ頑丈。人間なのに」

「まるで俺が人外みてぇじゃねぇか⁉俺は生まれも育ちも純粋な人間じゃい!」


:ほほー、ユニークスキルでもあるのかね?


「私も初めの頃は鬼の血を引いているんじゃないかと疑ったわ」

「ちゃんと半妖かどうかの検査もしただろ?純真人間なのが証明されたじゃん!」

友人Aだけ名前出してねぇやと思い至りまして(今更)彼の名前だけは明かしておきますかと、修正しました。

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― 新着の感想 ―
おはようございます。 ナチュラルヒューマンなのに、白狐さん達に「こいつぁ硬えぜ?」ってプラス評価されてる友人Aニキ…大学卒業したら本格的に探索者の道に進むのもアリなんじゃ? 普通に恵まれた才能ですし…
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