【笹喰ってる】イベントも無事に終わったね【場合じゃねぇ!】
ちょこちょこ感想をくださる方がいて嬉しいですわね。返信しないけどちゃんと読んでるっスありがとうございます
そういえば今ダンジョン潜り始めて何分くらいなんだろうな。ふと思い至ったのでちょっと聞いてみようかな。
(そういえば時間計測中じゃったのう。その話題が出てこなさ過ぎて忘れておったぞ)
「そういえば高崎さん、今どんくらい時間経ったの?」
@探協公式:今聞くんですか⁉
:明らかに聞く状況じゃねぇw
:白狐さん(ボス戦中に)TAの存在を思い出すw
そう。今俺は視聴者の言う通りボス戦中である。なんとか下層1層まで舞い戻ってきたのだ。
(言うほど苦戦しておらんかったがの)
うるさいよご先祖。こういうのは苦労を盛っておくべきなんだよ。
(今更じゃないかえ?そも強さのピークは深層1層ボスじゃろうに)
「で、今何分経ってるの」
@探協公式:1時間34分32秒です。
:なんでまだ2時間経ってないんだw
:一応速報によるとあおはる遊戯は丁度クリアしたみたいだ
@友人A:青銀の羽の方が早いと思ってたが違ったのか
:青銀の羽は今回階段運が全体を通して良くないっぽい
もうあおはる遊戯の人たちはクリアしてるのか。アカネさんとケンジさん、それとハルトマンって人の3人パーティだけど強いんだな。
新宿摩天楼下層1層ボスは6本腕のロボット剣士だった。それが3体。下層でも稀に見る弾幕系ボスである。
(おー、こやつらあれみたいじゃな!よりいちゼロ式?じゃったかの~。あれみたいじゃ!)
確かに。腕6本ある剣士なら…それが浮かぶかも?ご先祖よく俺らと一緒にアニメも見てるしな。
「【憑依転換】ジジ」
ここで初めて俺はカイの憑依を解いてジジを憑依し直した。そしてボスの攻撃を躱す合間に元居た足場を泥沼に変えていく。このボスが厄介なのは剣の速度じゃない。単純に手数がとにかく多い。一体でも人類の3倍。それが3体分の手数で襲ってくる。しかも連携を組むプログラムでもされているのか執拗に3体がそれぞれで俺の躱す先を誘導したり攻撃を躱した直後の態勢で剣を振ってきたりする。
:白狐さんならこいつらもさくっと倒せるだろ?
:珍しくもたついてる?
@天音ch:いいえ!白狐さんは多分相手の足を奪う気なんです!その証拠にさっきまで白狐さんの立っていた位置は地面の色がちょっと違いますよ!
:…お前ら分かる?
:んーー…?分からん
@友人A:天音ちゃんどんな視力してるんだ…
@天音ch:私、目が良いので!
:なんだろう…そこはかとなくポケ〇ンSV主人公のチャンピオンですので!って選択肢思い出すな
:既視感それかw
躱して躱して躱した結果壁に追い詰められた……ように見せかけて泥沼にロボットを誘導した甲斐があった。2体はちゃんとはまってくれた。そこで戦いが終わるまで大人しくしててくれよな。あ、動けば動くほど沈んでいく底なし沼だから本当に動かないでくれな。底なし沼で倒したらドロップ落ちないから。時空の彼方へ消えちゃうからな。
「シンニュウシャノ、キョウイドヲイチダンカイ、ヒキアゲマス。」
「御託はいいから来い」
他の2体の動きを止めたことで扱い的に単独扱いになったんだろうな。ロボットの眼光が強い赤色の光を放ち、全身から煙を吹きだした。排熱の速度と効率を上昇させているのだろう。本気モードの準備が整ったのかさっきまでの常識的な剣士の速度で詰め寄ってきていたのが一瞬で間合いを詰めてきた。
ただ、それでも剣を振り抜くまでが少しばかり遅い。ので、残念ながら泥の壁を形成するのが間に合った。
:一瞬で相手のギア上がったな
:でも白狐さんは余裕の対処だ
:相手は壁をお構いなしに剣を振るから少しずつあいつの剣は泥で切れ味が落ちてきているな
確かに泥で対処したのは剣の切れ味を落とすためという目的もないわけじゃない。でもそっちはメインじゃない。この泥はかな~り水分を含んでいる。だから剣を伝って流れる。
(こやつは決められたとおりに動くからの。剣を振ったらその振った剣は元の位置に戻し他の腕で攻撃をする。)
そう。だから必然的に泥はやつの体の方へ流れていく。そして段々乾いてくる。こいつらがゴーレムとか、土人形の類であればこんなことしたらむしろ相手の強化にしかならないが。相手は金属の体を持ち、命令を実行するだけのただの機械だ。しかも精密機械。
「問題。精密機械に異物が入ったらどうなる?」
:う~ん、壊れる!w
:最悪火吹きますねェ?
:それがどうしたんだ?
「正解。ではさっきまで俺がやっていたのは?」
:泥で攻撃をガードしながら相手の剣の切れ味を落としてた。
@友人A:あーそういうね。
@天音ch:何か分かったんですか?
@友人A:あいつの作った今回の泥な…めっちゃ水分含んでるわw
:せやかて工藤、泥が水分含んでいるのとさっきの問題の何の…関係が……あっ
:あーはいはいそういうことね理解したわ←分かってない
:で、結局どういうことぉ?
「答えは…どんどん体の方に流れて行って、関節とかに泥が侵入した挙句、乾く。」
「シンニュウシャハ…ハイジョ…シンニュウ……シャ……ハ……ハイ…………ジョ」
:あー!お客様!困ります困ります!
:精密機械…壊れちゃ^ーう
:あーあ。自ら首を落としちゃったね
:↑別にうまくないぞ
爆発して壊れる前にライを召喚し、倒す。あとは残った2体を倒せばいい。って、あーあ。動くなって言ったのに。
(こやつら自分の状況が分かったおらんかったぞ。ひたすら暴れ回っておったわ。とんだぽんこつじゃの~)
搭載AIが弱かったのかもね。
「あーあ。」
:残った2体もぶっ飛ばそうぜェ!
:どしたん?話聞こか?
カメラをさっきの泥沼に向ける。そこには2つの泥沼があるだけで、さっきまで猛威を振るっていた2体の剣士ロボは跡形もなく消えていた。ワンチャンアイルビーバック的な場面を見れたかもしれないのにな。
(普通に最後は頭…いや、6本あるうちの2本は頭より高い位置にあったから…手を残して沈んだのぅ。)
:あっ
@天音ch:あららー
@友人A:草
:素材は⁉ねぇ素材はァ⁉
「沈んだ。時空の彼方へ」
:あー、かわいそ、かわいそう(笑)
:ちなみにどしてちょっと残念そうなのか聞いても?
「ご先祖曰くアイルビーバックな沈み方だったらしい。見逃した。」
:NOOOOOOOOO!でござる!
@友人A:リアルアイルビーバックか確かにそれは見たい!
:ロボットだから心痛まないしなw
:お前ら人の心とかないんか?
:じゃあお前、ロボットがアイルビーバックして沈んでるって聞いて見たくねぇってのかよああん?
:チョー見てぇ!!
:正体表したねw
下層ボス部屋から抜け出し、もうひと踏ん張りのところまで来た。
「ちなみに他のグループはまだゴールしてないの?」
:いや!この戦いの間に青銀の羽はクリアしたぞ!2着だ。
:イーシャ氏がクリアと同時に走って行ったぞw白狐さんを助けに行く!つって
:おいこらデマ流すなwイーシャ氏は青銀の羽残りのメンツによって羽交い締めされてるだろうがw
とんでもないことになってんな。
(情熱が…すごいのぅ…)
「じゃあそろそろ終わりも近いダービーの時間。お前ら予想を…いや、今回は最後だし、俺が何回で階段に着くか予想してみ?」
:ほうほう。完全な運勝負ってわけね
:これならチャンスある奴もいるかもなwあてずっぽうでも良いわけだし?
@天音ch:む。負けられません!
@友人A:今、優勝近い奴挙手ー
:拙者は72回でござる
:私も72回よ!
@天音ch:はい!私、72回です!
:途中参加の俺氏、71回ですぞwwww
:なんでこの人ら当たった回数覚えてんの…?(困惑)
最後だから特別賞だ。ちなみに俺も答えは知らない。
(これを当ててきた者がおったらそれこそ未来でも見とるのかと疑いなくなるじゃろうの~。ちなみにわっちはすこーしばかり未来、見えるがどーする?聞くかの?)
いらない。
(つれないのぅ。なにも即答せんでもええじゃろうに)
「じゃ、予想のお時間。30秒で締め切りね。」
@天音ch:8回で!
:そうねぇ…これまでの下層での流れから考えて……14回かしら
:拙者はその中間、11回でござる!
:15回!
:奇跡的な確率の1回
:沼ることを考慮して20回!
:難しい質問だが…16回でどうだ!
着々と予想が来ている。さて何回になるかな?
***
下層1層は…なんと運が上振れたようで4回で階段部屋に着いた。
(流石に4回を予想しとる者はおらんかったな)
いたらすごいよ。そのあたりが一番根拠ないもん。
:外したー
:外れたでござるかぁ
:確かに思い返せば下層来てから上振れってほぼなかったわね?
@天音ch:外れです……アレ?でもこれだと3人優勝になりません?
:!!
:確かに!
@友人A:優勝者3人出たぞ?どーすんだいw
3人か。別に眷属ちゃんずをモフらせるのはどこでも構わないけど……
(やるならダンジョンがいいからの。)
うん。素顔隠してる身としてはね。
「風繰さんはともかく…残りの二人は探索者?やるならダンジョン内が良い。」
:一応探索者証持ってるわ。Dランクだけど。
:拙者はこの度Cランクになったでござるよ。
二人とも探索者なら問題ないか。
「んじゃ、優勝者の人たちはいつどこでやるか決めるからkaitterにDM寄こして。あと、顔は隠すけど、配信はするかもだからその覚悟はよろしく。」
:了解!予定を空けとくでござる!
:お姉さんも予定空けておくわ~
@天音ch:マネージャーに都合良い日確認します!
かくして俺の行動ダービー選手権は3名の優勝者の元、閉幕と相成った。
***
@探協公式:白狐さん、トラブルもありましたが無事にゴールです!タイムは1:51:01です!
:88888
:おつー!
中層5層のボスはバッファロー型ロボットだった。途中で軌道変更が効かないらしく側面から攻撃するのが余裕だった。そのままドロップを回収したことで俺の探索者証にこのボスの情報が記録され、計測終了となった。最終結果は4位。順位としては
1位:あおはる遊戯
2位:青銀の羽
3位:モフっとラバーズ
4位:俺
5位:爆裂クラブ
という結果になった。どうやら爆裂クラブは物理と火属性にメンツが偏っていたことでボスで苦戦を強いられることになり、結果として時間を食ったらしい。
ボス部屋は探索者が入ることでボスがポップする仕様になっている。そしてボスを倒した後は探索者が居座り続けると次のボスがポップしない。だから部屋の外に出たら既にクリアした3組と合流した。
合流したら口々に深層に飛ばされてよく戻ってきた!的な事を言われたけど……用心しとけば下層も深層もそんなに大きくは変わらないと思う。心配をかけたことは素直に謝罪した。
そしてそれから数分後に爆裂クラブもボス部屋に到着。会話もそこそこにボスへ挑戦し無事に戻ってきた。
「おおー!兄弟!無事だったかヒャッハー!まさか深層に飛ばされたうえで俺らより早く戻ってくるとはな!」
「仕方がないですよアニィ。俺たちゃボスで苦戦が多かったですからねぃ。道中もかなり迷ったし。」
「ともかく!無事で良かったぜェ!」
「ん、ご心配おかけしたようで…」
そうだ。良いこと思いついた。
「あ、皆さんこのあと時間は大丈夫です?心配かけたお詫びに深層食材、ご馳走しますよ」
「「「「え?食べたい!!」」」」
俺が言うな案件だけど元気だねぇ
(探索者なぞ体力あってなんぼのもんじゃ!)
ダメだ。自分で昇っていく設定にしたくせに上層下層の区別がごっちゃになっている気がするッ!(不安になって前話を見直した)




