表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
雨夜の方舟  作者: 雨四光
戦争の否定
9/57

彼との邂逅

「凄いな。」「ほんとね。」私達は今展望室から宇宙と地球を眺めている。「詩集で読んだ、宇宙からは国境線が見えなかったっていうのを思い出すわね。」地球を初めて見下ろした私がその昂揚にしていると、「そろそろ、行くわよ。」結崎が私たちにそういった。「もう行くのか。」「そうだ。人待たせてるんだからはやくしろよ。」「わかった、すぐ行く。」 ま、あっちもそろそろだからな。私がそんな事を思いつつ先生のほうへ向かった。そこに

ファーンフォーンファーンフォーンファーンフォー

サイレンが鳴り響き、明かりが消えた。

「何だ?」「What's?」「最近好嗎?」周囲の人間も困惑しているようだ。「どうなってんだ?」「緊急事態ってことは間違いないな。」私達は先生達の元へ全速力で向かいながら話す。「でも、サイレンがなるってことは、相場が決まってるわよ」「あぁおそらくテロか、事故でしょうね。」結崎がそう言うと「それ結構不味くない?」「呑気な事、言ってる場合かとにかく先生たちと合流するz、あいつらか。」「どうした雨夜」「あれみろ」そうして指がさした先には、ごつごつとした黒い塊が宙に空いていた。「なんなの、あれ?」「なんなんだろうな」結崎と宮坂がそう私達に聞いてきたが、「悪いけど話してる暇はないわよ」「そうだな走りながら話す。」そういって私たちは走り出した。走りながら私達は話す「結局あれなんなの?」「パワードスーツよ。」「パワードスーツってあの?」「そうあれだ。まぁあれは形から見てだいぶ旧式だがな。」 でも、なんで軌道エレベーターにきたのかしら?」私達が考えていると、「多分、今日完成50周年を祝って、記念式典が行われてるから多分それ目的ね。」結崎がそう言うと、「それなら、行って見ようぜ?」宮坂がそう提案すると、「バカじゃないの?」結崎はそう言うが、「いや行こうぜ、面白そうだしそれに先生の所よりも安全そうだろ。」そう言って私たちは、式典会場に向かった。「はぁはぁここか。」そうして私たちが式典会場に入ったが、「あそこにいるぞ」私が指を刺した先には、さっき見たパワードスーツがいた。が、そいつらのうち一体は動いていなかった。「誰かと戦ってるのか?」私たちが首を傾げていると奥から、パワードスーツがミサイルを打ち込んできた。「逃げろ。」そういうが、その時は訪れなかった。そこに新型の宇宙服を着た者が突如現れた。やつは、手を前に掲げて光球を作り出した。その光球から巨大なビームを出し、ミサイルもろとも、後方のパワードスーツを吹き飛ばした。「なんなんだ。あいつ?」私がそう言う前にやつは、宇宙へと消えて行った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ