いくぞ、陽菜!!
「私の勝ちか…」私は腑に落ちない。結崎がこの程度で倒れるはずが無い。ならば…、私が考えていると「詰めが甘いわよ、光四郎!!」私は結崎が放った突風に吹き飛ばされる。「まさか、この程度ではやられないわよね?」私は立ち上がる。「当たり前だ。いくぞ、陽菜!!」「いくわよ、光四郎!!」私と陽菜の拳と拳がぶつかり合う。「はぁぁっ!」「はぁ!」お互いに後ろに吹き飛ぶ。「はっはっは!やるじゃねぇか!」「あなたもね!」結崎は突風を放ってくるが、私は回避しつつ射撃する。「甘い!」結崎は剣の残骸を風で解き放つ。「そんなもの!」剣の残骸を盾を投擲し、迎撃する。「なにが、そんなものなの?」剣の残骸と盾の影に隠れて、陽菜が蹴りかかってくる。「やべぇ」蹴り飛ばされるが、腕をふるう。その軌跡からアサルトライフルが出現し、一斉射を放つ。「やるじゃない」陽菜は後方に飛んで一斉射を避ける。「それなら、これはどうかしら?」高速移動から攻撃を仕掛けてくるが、盾で受けてターンで避け、銃撃を入れる。陽菜は吹き飛ばされるが、着地しようとする。「着地なんて、させねぇよ」着地するタイミングでナイフとブーメランを投擲する。「くっ…、」陽菜は大半を弾くが、2射目を弾ききれず被弾する。「熱すぎよ。どんな技術なのこれ、」陽菜は脇腹を抑えつつ、残りを弾き切り、私はそこに射撃を入れる。「撃ち尽くしたか」リロードしようとする。「リロードはさせない!」陽菜が接近する。「なら、リロードなんかしねえよ。」持っていたサブマシンガン2丁を陽菜に投げつけ、新しい銃を取り出す。「悪いけど負ける訳にはいかないんでね。」「そう、それなら勝たせて貰うわよ!勝ったら私と来なさい!!」「言いだろう、やってやろうじゃねぇかよ!」私は殴りかかるが、陽菜も殴り綺麗なクロスカウンターが決まる。「はあ、はあ。」「ぜぇぜぇ、」お互いに体力が尽きかけている。「まだまだぁ!」回し蹴りを繰り出すが、陽菜は防ぐ。「甘いのよ」高速移動で近づいてきた陽菜に殴られるが、「甘めぇのは、そっちだよ!」そのまま、拳銃を撃ち尽くす。「私の勝ちだ、陽菜。」「えぇ、そのようね。」陽菜は眠ったように気絶する。「これで、良いんですよね?」結崎の母親に問う。「ええ、勿論ですよ。」「一つだけ良いですか?」「どうぞ。」許可を得たので発言する。「わざわざ、結崎と私とで勝利条件変えるのはやめてください。」「バレてたんですか。」「まぁ、自ずと。」言い終わると私の意識が飛ぶ。
気づいたら、私は結崎の斬撃での出血が酷く、結崎は銃弾で骨折し、病院に運ばれていたようだ。「一週間か。」その間何しようかなと考える。
「文句、言わないでね光四郎。」私は光四郎に夜這いを仕掛ける。「ダメよ、お嬢さん。ひとの物を取ろうとしちゃ」気づくと、雨夜の隣に女神のような慈愛に満ちた女性が居た。「あなたは?」「私は月華。光四郎の恋人よ。」「あなたが!?」驚く私を尻目に彼女は門を造る。「ちょっと付き合って。」彼女に連れられ門の先へと行く。その先は春夏秋冬、四季折々の花々が咲き乱れる花園だった。「こんなところが、」「あるのよ、あなたは知らないでしょうけどね。」その少し先にティーセットの置かれた机と椅子が二脚あった。「お茶、しましょうか。」私たちは紅茶を飲み始める。「あなた、本当に雨夜の恋人なの?そういう事何も話されて無いんだけど。」「当然よ、光四郎に恋人事を知ってるのは光四郎の家族と薄々勘づいている沙希ちゃんぐらいだもの。」「そうなのね。」「アタックしてみるのも良いかもしれないわよ。現地妻だって1人ぐらいは許可してるし。」「その、色々ありがとね。月華さん。」「呼び捨てで良いわよ。」「ありがとう、月華。」「送っくわ。」月華が門を開く。「ありがとう。」「多分もう会うことはないだろうけど、また会うことを祈って。」「じゃあ、おやすみ。」「おやすみ。」




