テロリストと同業者〜彼らは同じ穴の狢〜
「おはよう、雨夜。」結崎がそう言いながら、教室に入ってくる。「おはよう。」私もそう返す。「結婚式襲撃されたらしいけど、大丈夫だったの?」沙希がそう聞くと、「大丈夫よ。どこかの誰かが完璧な応急処置をしてくれたみたいだから。ね、雨夜?」と私の方を見ながら言う。「そうだな。」私はそう返した。「そうだ、今週の週末どっか行かないか。」宮坂がそういうが、私は「ごめん。私今週末、予定あるんだ。」「そうか、じゃあお前ら行く?」「私はいくわよ。」「私もいくわ。」結崎と沙希は行くようだ。
「さぁて、やるか。」深夜、私はアイツを探している。起動エレベーターの時の映像から、Lilithを使って概ねの姿形を想定し、さらにLilithを使って世界中の監視カメラや、セキュリティシステムのデータから、やつを探し出す。そして、潜伏先を見つければ、そこに襲撃するそれだけのことだ。私はアイツを許さない。戦闘員が死ぬのは良い。戦闘員はそういう事も仕事の内だが、非戦闘員は違う。戦い以外の道を選んだ、非戦闘員を殺す。そんなことがあってなるものか。私はその後も捜索を続ける。モンスターエナジーを二缶飲んだところで姿の似た人間を発見する。「場所は、この近くの食品量販店か。今度の日曜に襲撃だな。」私は武装を整え、準備する。日曜は城戸と竹内と一緒に遊びに行く予定だったが、普通に断った。「準備は万端。あとは、あのクソ野郎のところに行くだけだな。」




