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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

狐の嫁入り -土姫ノ章-

作者:ツカサシキ
 ――何時からだろうか?
 一体、何時から…わたしは『あなた』様に――…いや。

 違う…。
 言葉の誤りをお許しください。

 わたしは『あなた』様の“本来”に戻ったのですね。

 しかし、ほんの“一部”にしか戻られていない…寂しく、哀しいことです。
 どうすれば、いいのでしょうか?

 一体、どうすれば…わたしは『あなた』様を“元”に戻せるのでしょうか?
 難題です。

 無心…。
 無情…。

 そう『あなた』様は、わたしにそう教え込んでいただいたが…難しいです。

 ――当時のわたしを思い出してみました。
 お恥ずかしい話しで…今もなのですが…今の世の中は、わたしには“棲みにくい”です。
 まるで、酸素を奪われた魚のように…必死に酸素を求めて、もがき苦しみ続ける感覚に日夜、襲われています。

 そんな右往左往をしているわたしに『あなた』様は、気づいてくださった。
 お声を掛けていただいた。

 ――嬉しかった。

 わたしは「誰でもいいから気づいてほしかった」のだと…遅れながら自覚いたしました。
5-14 昔噺の追憶(14)
2025/01/18 00:00
※お知らせ。
2025/08/03 11:00
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