暴走。
じっちゃん「お主には………………一回死んで
貰う。」
ともみ&悟空
「え!?」
じっちゃん「死ぬと言っても仮死状態にす
るだけじゃ。」
ともみ「仮死状態にしてどうするの?」
じっちゃん「私達の血を彼に輸血する。」
ユーリー「だがこれは賭けに近い。必ずと
言って良いほど拒絶反応が出るんだ。これ
は本来良り濃い一族の繁栄をさせるために
血統が薄い者は濃い血を輸血して貰うん
だ。しかし兄ちゃんは全く龍神の血が入っ
ていないため、恐らく拒絶反応が恐ろしい
だろう。
生きたまま輸血すると少しでも血が混ざっ
た瞬間、反応が出るから一回仮死状態にす
る必要があるんだよ。」
ともみ「そんな危険な事………出来るわけ無
いじゃない‼」
じっちゃん「わしは他に助かる方法は知ら
んのじゃ………。どうするんじゃ。」
ともみ「だめよ。危険すぎるわ!」
俺「いや、やってくれ。」
ともみ「神‼もしそれであなたが死ん
だらどうするの!?」
俺「このままでもどうせ死ぬ。」
ともみ「でも………。」
俺「う"、う"あぁあ"!」
呪いがさっきより広がる。
じっちゃん「まずい!一刻を争うぞ!どう
するんじゃ。」
ユーリー「姉ちゃん。」
悟空「もう時間が無いぞ。」
神は呻いている。
ともみ「………………。」
ともみの目から涙が溢れる。
悟空「姉ちゃん………」
ユーリー「姉ちゃん‼」
ともみ「神が死んだらあんた達許さな
いからね‼」
じっちゃん「急いで血を集めよ!カルマ、
マロン!祭壇の祠を開けるんじゃ!カナ!
龍器を持って来るのじゃ‼」
普段とは見違える程動きがいい。
カナ「龍器持ってきました‼」
じっちゃん「よし!お主…準備は良いか?
こらより仮死状態にする!」
俺「ああ。………………た……の……む。」
じっちゃんは何やら呪文を唱える。
唱えると龍器が緑に光だし、宙に浮き勢いよく神の胸に飛び込んでいった。
俺「っあ"‼……………。」
意識が落ちる。
じっちゃん「これで今、仮死状態になっ
た。龍器が入ってる以上死ぬことは無
い。」
マロン「祭壇の祠へ‼血は既に集まっており
ます‼」
じっちゃん「悟空や!運んでくれ!」
悟空「わ、わかった!」
悟空に抱えられ、神は祭壇の祠へ向かう。
ともみ「本当に大丈夫なの!?」
ユーリー「俺達は祈るしかない。」
ともみ「それよりあんたの血はいいの?
一番濃いんでしょ?」
ユーリー「俺の血は濃すぎる。濃いだけ拒
絶が大きなる。それだけ可能性が減るん
だ。」
じっちゃん「待つのじゃ‼お主達は入る事は
出来ん‼」
ともみ「どうしてよ。」
じっちゃん「邪念は死を意味する。彼を助
けたいならここで待つのじゃ。わし等も輸
血が終わったら出てくる。」
ともみ「わ、わかったわよ。」
じっちゃんは祭壇の祠へ消えていった。
じっちゃん「カルマ………。血を………。」
じっちゃんは剥き出しに刺さっている龍器に手を当てる。
すると胸が少し開き心臓が出てくる。
金の皿に溜まった血を一滴一滴垂らしていく。
30分後………………
じっちゃん「よし。龍器を取るぞ………。」
じっちゃんはまた呪文を唱え始める。
龍器はまた緑に光り、ゆっくりと神の胸から離れていく。
じっちゃん「急いで出るのじゃ‼」
皆駆け足で祠を出ていく。
ユーリー「じっちゃん‼終わったのか!?」
じっちゃん「後は信じて待つだけじゃ。ど
れくらいかかるか分からんが。」
悟空「決勝まで後13時間。」
次の瞬間、祠から凄まじさい叫び声なのか悲鳴なのか分からない程の声が聞こえてくる。
ともみ「ちょっとちょっと!………どうなっ
てるの?」
悟空「なんかやべえんじゃないのか!?」
じっちゃん「これからじゃよ………。
本当に苦しいのは。」
ともみ「どうか………お願い。神様。神
を助けて。」
悟空「俺達はただただ祈ろう。」
ユーリー「あぁ。そうだな。」
………………………………………………………………。
祈り続けて12時間………。
その間も神は呻き続けている。
ともみ「ねぇ………まだなの?」
じっちゃん「………………」
じっちゃんは凄い顔で祠を睨んでいる。
ユーリー「流石にそろそろ限界なん
じゃ。」
悟空「バカ野郎‼縁起でもねぇこと
………!?」
ともみ「声が………………止まっ………た。」
悟空「行くぞ‼」
じっちゃん「待てい‼…………。」
悟空「何でだよ!」
じっちゃん「暴走した闘神
が出てくるかもしれん。」
ともみ「そん……な……。」
ユーリー「大会まで時間がねぇ‼兄ちゃん
……急げ」
次の瞬間……祠から凄い気がビリビリ伝わる。
ともみ「何?……神……本当……いや!」
そこにいる全員が息を呑む。だが悟空だけはニヤリと笑った。
祠から影が見える………………。
髪が伸び……想像を越える痛みで髪が白い。
しかし体の呪いは消えていないが赤かった光が今は青く光っている。
俺「………………………。」
ともみ「神……なの?」
ユーリー「兄ちゃん……。」
すると悟空がいきなり如意棒を出し、神に襲いかかる!
ともみ「悟空!何するの!?」
悟空「確かめるんだよ‼本当に神かどうか!うぅら!」
そういって神に斬りかかる。
俺「………………………。」
神は交わす気配がない。
悟空「本当に呪いに呑まれちまったのかよ‼」
このままだと当たる‼
ともみ「避けて‼」
誰もが当たったと思った。
悟空「あ………れ………?」
俺「もっと本気で撃ち込めよ………」
神は何をしたのかさっき神が立ってた真横にいる。避けた様には見えなかったが。
悟空「っふ。手加減してやったんだよ。
兄貴が呪いなんかに負けるタマじゃねえ」
ともみ「っほ………………無事なのね。良かった」
ユーリー「兄ちゃん……。良かったぜ。………
あー‼」
ともみ「今度は何よ!?」
ユーリー「もう大会が始まるぞ!急いでい
かねぇと!悟空‼」
悟空「わーってるよ!金斗雲~!」
何処から金斗雲が飛んでくる
悟空「さぁ!飛ばしていくぜ~!しっかり
掴まってろ‼」
一方会場………
マキ「間もなく決勝戦が始まります!!
しか~し!ダークホースの黒狼選手がまだ
姿が見えませ~ん!後3分で現れなかったら
失格だぞ~!果たして間に合うのか~!」
ライタク側近「あの野郎昨日かなり様子が
おかしかったからな。あのまま死んだん
じゃねぇの?カッカッカッカッカ」
ライタク「………………………………。」
ハクリン「どっちでもいいわ………。来ても
………来なくてもね。」
マキ「やばいぞ~‼後30秒~‼………………
20!………………………10!9!8!7!………」
会場から空を見上げながら指を指す
観客「なんだあれは!?」
マキ「空から何か降ってきたぞ~!!後4秒!」
神は金斗雲から会場に向かって飛び降りた。そしてステージに近づいたところで
会場に落ちてる砂鉄を集める。
マキ「ああっと!会場から何やら黒いもの
が舞い上がる~!!これは何でしょう
~!」
俺は砂鉄を舞いあげながら鎧と黒妖の形に創りあげる。
マキ「0~!!ド派手な登場で現れたのは黒
狼選手だ~!間に合いました~!」
俺「待たせたな……」
ライタク「………………………………。」
ハクリン「時間にルーズな男はダサいわ
よ。」
悟空達も会場に着いたようだ
ユーリー「兄ちゃん!頑張れ~!」
マキ「さあ!役者が揃った所で戦う組み合
わせを発表したいと思います!
第一試合!黒狼選手VSハクリン選手
第二試合!ライタク選手VS黒狼選手
第三試合!ハクリン選手VSライタク選手!」
ユーリー「おい!あれじゃ兄ちゃん不利
じゃねぇか?」
悟空「順番で見ればそうかもな。
だが2勝すれば優勝だ。1試合目で勝っち
まえば大きく流れが傾く。とにかくまずは
一勝だ!」
マキ「それでは第一試合目を行います!
黒狼選手‼………………ハクリン選手!前へ!
開始‼」
ユーリー「いよいよだな。」
俺は玄武の弱点を見つけていた。ソウソウが最後に使った技………真空………つまり中の酸素が外に逃げようと膨張する。それで玄武の甲羅は簡単にヒビが入って割れたってわけだ。
つまり中からは非常に脆い。空間を裂ける俺なら容易だ。
ハクリン「貴方………………かなりの死線を
潜って来てるわね。………私の睨みが効かな
いなんて。」
俺「………………それなりな。」
だがチャンスは一回だ。相手は玄武に絶対と言って良いほど自信を持ってる。だから一回は必ず玄武でガードするだろう。
俺は黒妖を投げ飛ばす。
ハクリン「他愛もないわ………。」
ハクリンは案の定、玄武で防ぐつもりだ。
俺「雷針鉄砂!」
ハクリンに当たる所で形状変化させる!
ズバババ!!
勢いよく枝分かれした黒妖がハクリンに刺さる………………が無傷だ。
ハクリン「いい攻撃ね。私じゃなければ
死んでるわ。」
俺はそのまま黒妖でハクリンを玄武ごと包み込む。
ハクリン「何!?……前が見えない!」
更に逃げられない要に宙に浮かす。
マキ「ああっと黒狼選手!ハクリンの動きを封じた~!さぁどおするー?」
俺はすぐさま黒風で竜巻を放つ
黒風の本質は空間皆無で攻撃出来る事だ
ライタク「黒い……………風か。」
ハクリン「いや゛~!」
竜巻は容赦なく視界が無いハクリンに襲いかかる。
ドックン……WwW
あれ?なんで?
ドックン……WwW
………………………………………
???「闘い方を知らねぇ様だな…小僧。」
ドックン……WWW…………………
俺「ガ………ア………ア゛………。」
神は次の瞬間、ハクリンの方へ向かって行きながら手の部分の鎧を槍に変形させながらハクリンに刺す!
俺(???)「こんな使い易い技を持ってんのに
よぉ!」
悟空「兄貴の様子がまたおかしい。」
ユーリー「あれが狂乱の力ってやつ?」
ともみ「いいえ。狂乱の力はもう克服してるわ!」
俺(???)「ひゃっは~!久々の闘いだぁ‼」
ともみ「もしかして……本当は呪い……消えてないんじゃ」
悟空「呪いは消えちゃいない!かと言って
克服したわけじゃない。」
ともみ「じゃあ苦しい思いをした……
あれは何だったの?」
ユーリー「あれは俺達の血を入れる事で
呪いをある程度受け入れる要に抗体を作っ
ただけなんだよ。でも呪いが体を使って出
てくるってことは…体は受け入れたって訳だ
。」
ともみ「じゃあ全然解決してないってこと??」
悟空「現状はな……。」
マキ「なんだか黒狼選手の様子が可笑しいぞぉー!」
闘神に乗っ取られた神は砂鉄の玉で視界を失ってるハクリンを串刺しにする。
更に針状にし玉から針が貫通して出てくる。
マキ「酷い!酷いすぎる~!これじゃあハ
クリン選手……生きているは難しいでしょ
う。」
俺(???)「ッチ……つまんねぇ。もう終わりか
よ。また来るぜ……。」
糸が切れた様に神は地面に向かって落ちていく。
俺「はぁ………はぁ………はぁ………。何だった
んだ……今のは。」
俺は砂鉄の玉に目をやる。そして絶望する。
俺「あ、あれ………俺がやったのか………。」
そっと地面に下ろし砂鉄を黒妖に戻す。
そこには無傷のハクリンがいた………。
だがハクリンは目を閉じている。
俺が殺してしまったのか。
俺「お、おい………生きてるか?」
???「おい………糞ガキ………」
俺「誰だ?」
???「玄武だ………。さっきのは闘神だな………。」
俺「………。あ、ああ。多分。」
玄武「闘神はお前の体を受け入れている。………そう簡単には精神事乗っ取らないだろう。………その前に奴をお前自信が取り込む事だな………。ハクリンは生きている。くれぐれも闘神に体を渡すなよ。完璧にのっとなられていなくても取り返しがつかない事になるぞ………………。」
俺「わ、分かった。」
玄武「次ハクリンをこんな目に会わせたらお前を殺す………。」
俺は冷や汗を流しながら頷く。
マキ「勝者‼黒狼選手~!
ハクリン選手は戦闘不能により、次の勝者が優勝者になります!
30分後試合を開始いたしますのでしばらくお待ちください」
ライタク側近「あいつ………。何者だよ。」
ライタク「………………………さぁな。」
???「クックックック………。もうすぐだ…。
もうすぐ眼が俺の物になる………。」
悟空「………ん?………!!
な、なぜ………あいつが………。」
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