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EP☓☓ プロローグ

強風が吹き荒れ、辺りの建物は廃墟となっている


戦車、装甲車、戦闘ヘリの残骸が散らばり、生き残った兵隊達が、銃を構えている


銃口の先の人影は、強風に赤いスカーフを靡《なび》かせる


そのスカーフを巻いているのは、人型の…カラス


いや、その人型はカラスでは無い


カラスの様なクチバシを模したフェイスマスク

スカーフと同じ赤い色の身体は、まるで異形の怪物のようでもあるが、パワードスーツの様にも見える

手足は黒く、カラスを思わせる装飾が施されており

腰には、特徴的な大太刀が納められている


「駆除対象…ですよね。俺たちも」


赤いカラス人型がそう言う

隣りには、同じ様な緑色のカラス人型と青い人型がいる。緑は赤や青よりも身体が大きく、青は女性的な体格をしている


「まぁ、ブリッツも駆除対象だったんだ、当たり前だな」


緑がそう言うと、青は、トントンと小さくジャンブをする


「最強にして最悪のキマイラ…いや全ての元凶が目の前にいるんだ…あとにして欲しいけど」


青がそう言うと、緑も赤も、風向《ふうこう》をみる


視線の先には100mを超える巨人…巨大な美しい顔の女性が立っている…魔女だ


確かに顔は美しいが、首から下は、数々の動物が融合した様な異型であり、無数の手の様な触手が生えている


「気持ち悪い…あんな奴の復活の為に…」


青がジャンプを辞め、拳を握る


「全部仕組まれていた…って事だ。あいつは、許さないくても良いだろ?レッドの言う『皆が命を全う出来る世界』から最も外れた存在だ」


緑が左手にオーラを纏うとシールドを形成する


「全ての元凶、太平洋大災害以降の地球の不幸の歴史をここで終わらせる」


赤は、大太刀に手をかける


「アムカを駆除する……白《はく》…全部終わらせるからな!!」


レッドの言葉を聞いた巨大な魔女アムカが口を開く。その声は何重にも重なった動物や人間の声。低音は大気をビリビリと揺らし、高音は鼓膜を不快に揺らす


「お前たちに我を倒す事が出来ると?…ククク。全ての闇を1つに、さぁ我と1つになるのだ!!」


アムカが腕を振ると、触手の一つ一つに魔法陣が現れ、火の玉が出現。レッド達に襲いかかる


レッドは大太刀で斬り払い

グルーンはシールドで防ぎ

ブルーは蹴りで弾く


アムカの身体から肉が削げ落ち、キマイラ化した象やライオンの形になっていく


そのキマイラを、なぎ倒していく3人

圧倒的な力

驚異的な身体能力


「お前たち…本当にあのカラスの力を宿しているだけの人間か!!??何者だ!!」


アムカも3人の力に驚きを隠せない


キマイラ達を爆散させた3人は、並び立ちアムカを見る


「俺達は…俺達は『戦闘動物保護部隊カプト』だ!!!!」


レッドが叫ぶと、真っ赤なオーラが激しく昇り立つ

グリーンもブルーも同様にオーラを激しく噴き出す



…物語は、レッド、グリーン、ブルーが、とあるカラスと出会う日まで、時を遡《さかのぼ》る


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