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追放料理人とJKの異世界グルメ無双珍道中〜ネットスーパーは最強です〜  作者: 音無響一
第二章 王都新生活

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034 閑話 負けてないのに涙

更新を1日間違えてました……申し訳ございません


「はい、ナッシュくん、これで作るんだよっ」


「玉ねぎを切ればいいんだな?」


「そうそう、ナッシュくんの得意なみじん切りだよっ」


「わかった」



修行の成果を見せてやろう。

玉ねぎは以前に使ったからな。

問題ないはずだ。


まずは皮をむく。

相変わらず綺麗な白色をしているじゃないか。


これをみじん切りに……






「うぉぉぉおおおお!」



頑張ってるなぁ。

でもなんであんなに気合い入れて切る必要があるんだろ。


でも玉ねぎをあんな勢いで切ったら……



「ぐぁぁぁあああ!め、目が!」



そうなるよねぇ。



「ナッシュくん、玉ねぎは目に染みる成分が飛び散るから、気をつけてねっ」


「そ、それは先に言ってくれ……なんて染みるんだ……」


「私の世界で言う、お約束ってやつだよっ」


「なんの約束だそれは!くぅ、涙が止まらん……」



そんなに気合い入れてやるからなのになぁ。

みじん切りってもっと上手くやる方法あったような?


『キュキュキュキュ!』


「んー?あーそういうことね!今から作るから待っててねっ」



なんでみーちゃんはそんなことまで知ってるんだろ。

天才すぎてビックリだよっ



「はい、できたよ~つけてあげるねっ」


『キュッ!』


「えー、かわいいっ写真撮りたくなるじゃんっ」



みーちゃんは何してもかわいいなぁ

あやとりでカメラとか作れちゃうかな?

でも機械の仕組みわかんないからなぁ







『キュッ!キュキュ!』



ようやく目が回復してきたな……

みーちゃんが何か言っているようだが、何を言ってるんだ。



『キュッ!』


「玉ねぎのみじん切りはこうやるから見ておけだってよ~」



な、そんなやり方があるのか。

切込みを入れてから切るだけでそんな簡単に……


くっ、またしても俺の知らない方法があるとは。


俺がやってたのはただ包丁を乱雑に使って切っていただけじゃないか。

なんて奥深いんだ……


だがあんなに刻んだらみーちゃんも目がやられるんじゃないのか?



『キュッ!』



くっ、またこっち向いて鳴きやがって。

……ん?その目に着けてるのはなんだ?



「みーちゃんはゴーグル着けたから涙は出てないねっ」


『キュキュッ!』



なんだその道具は!

そんな便利道具があるなら俺にも使わせて欲しいぞ。



「みーちゃん、俺にもそれを貸して……」


『キューーー!キュキュ!』


「これは自分のだし、ナッシュくんは頭が大きいから入らないってさ!」


「じゃあひより、俺のも作って……」


『キュキュ!』


「もう紐もないってさ~」



なんてこった。

頭が大きいって顔がデカいと言いたいのか?

ペンギンに比べたら大きいに決まってるじゃないか。


都合よく紐もないなんてどういうことなんだ。


くそっ、仕組まれているとしか思えない。


だが切り方はわかった。

あとはこの染みるのを我慢するだけだ!


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