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《面》をつくる
「お、おう、・・・ああ、だが・・・」
「だめだ。もう誘いにのっちゃならねえ」
「さそい?ああ、仕事を任されたから、つい、のめりこんじまった。 だがなあ、あとひとつ、これだけ仕上げねえと・・・」
「だめだ、だめだ。そんなふうに心残りなことを口にすんと、帰れなくなんぜ」
「いやそれが、帰っていいといわれたのに、帰らなかったのは、おれのほうなんだよ」
「『帰らなかった』? そりゃ、どういうことだ?」
「あいつらの《面》を、作り変えてやってるんだ」
ここに連れてきてくれた男の『面』だと思っていた『顔』を思い出す。




