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祥華院ガラシャ 次元を超越し聖騎士として覚醒した美しき姫。 流線型の白銀防護スーツと漆黒の南蛮胴具足の隙間から覗く純白の羽六枚の翼を纏う  作者: インフィニティ・G・イプシロン


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令和8年(2026年)8月16日、正午。

【ズガガガガガアン!!!】


令和8年(2026年)8月16日、正午。

東京・原宿、竹下通りの人混みの真上。

昨日の錦糸町から時空転移(強制ワープ)

させられた俺たちは、

猛烈な熱気とクレープの甘い匂いの中に

叩きつけられた。


「ぎゃああああああ!?

なんで原宿!?

しかも竹下通りのど真ん中ァァァ!!?」


俺はマッハ80の落下速度で

「サンタモニカクレープ」の看板をかすめ、

店頭の巨大な

イチゴチョコスペシャルサンプルの上に

華麗に(顔面から)着地した。

口の中には、相変わらずの

「不老不死キス・コアプロトコル」の特濃な甘みと、

直後に流し込まれたターメリックの

スパイスの不協和音がこだましている。


「ふぅ……ふぅ……!

助かった……いや、

生きてて地獄じゃねえか!

昨日8月15日の錦糸町から、

なんでピンポイントで

8月16日の竹下通りなんだよ!

お盆休み明けの竹下通りが

どれだけカオスか知らねえのか!?」


俺が立ち上がり、

ジーンズについたイチゴソースと

ターメリックの粉を払おうとした

その瞬間。

竹下通りの入り口——JR原宿駅側から、

けたたましい金属音と轟音が鳴り響いた。


【ガガガガガガガゴゴゴゴ!!!】


「——発見。ターゲット

『先輩』の固有波長を再検知。

違法アップロード先、

竹下通り人混みど真ん中」


ターメリックの黄色い煙と、

クレープ生地の焼ける甘い香りを

切り裂いて、

形状記憶ベッドごと次元跳躍してきた

最強美少女、涼風アリスが再び現れた。

彼女は相変わらず生足の絶対領域を

完璧な角度で保ち、

形状記憶ベッドのクッションに腰掛け、

冷ややかな、

しかし絶対的な勝利の微笑みを浮かべて

俺を見下ろしていた。


「逃がすわけないでしょ、バカ先輩。

錦糸町の植え込みで心中未遂したからって、

私が許したとでも思った?

この令和8年8月16日の竹下通りで、

あんたの唇と未読メッセージを

みっちり精算してもらうから。

ほら、来なさい。

クレープ食べながら膝枕の延長戦よ」


「ア、アリス様ぁーッ!?

なんでベッドごと原宿まで

ストーキングしてきてんの!?

物理法則どころか、

この人混みでベッドを浮かせるとか、

迷惑防止条例違反だろ!

セキュリティアラートが

鳴りまくってるから!!」


俺の理性のセキュリティが

三たび全壊メルトダウンを起こしかけた、

その時である。


【ズゴゴゴゴゴゴゴ!!!】


竹下通りのちょうど中間地点、

「ダイソー」の真上から、

更なる時空の歪みが大爆発を起こした。


「逃さぬと言ったはずですわ、

大天使様ぁーーーーッ!!!」


「ル、ルルターズ!?」


光の粒子となって現れたのは、

リガール帝国の王妃ルルターズ、

ジャスミン王女、そして聖女ラーダー!

彼女たちは竹下通りの混雑を無視し、

空を浮遊しながら現れた。


「見つけましたわ! 令和8年の竹下通り!

噂に聞く『サンタモニカクレープ』と

『エンジェルハート』が立ち並ぶ聖地ですわ!」

「大天使様の唇の専用回線、

2026年の5G通信で再接続(再契約)ですわーっ!

昨日の錦糸町より通信感度が良好ですわ!」

「ちゅ!

原宿の雑踏の中で吸い尽くす不老不死のエキス、

竹下通りのJKたちの

視線を独り占めしちゃいますぅぅぅ!」


「ちょっと待てお前ら!!

ここは若者の聖地だぞ!

路上で痴話喧嘩なんてしたら、

SNSで拡散されて

『原宿のカオス』としてまとめサイト行きだわ!!

完全にセキュリティアラートが鳴ってるから!!」


さらに、「ベネトン」の前からは

ギャル剥き出しのガラシャムチョと、

黄金のサイバー曲刀を構えたラクシュミーが

ダイブしてくる。


「アタシを置いて原宿で新生活始めようとか、

マジで万死ブチギレだから!

今すぐ

この竹下通りのスクランブル交差点(※ない)で

『終身雇用(正妻)』の誓いのキスを奪い取る!!」

「買収よ!

竹下通りの全テナントの利権ごと、

大天使様の唇をM&A(全面買収)するわー!!」


「うわああああああ!!

助けてくれ原宿駅長!

いや、まだ背後に隠れてる時空の黒幕!!

お前マジで許さねえ!!

次の瞬間、

この聖剣『ロッポンギ』で

竹下通りごと分子レベルで

スクラップにしてやるぅぅぅぅ!!!」


令和8年8月16日、猛暑の竹下通り。

6人の美少女による

『唇争奪戦ピンク・レイヴ』と、

俺の叫び声、

そして高濃度ターメリックとクレープの煙が、

竹下通りの夏空へと高く舞い上がっていった。


(次話へ続く……? いや、絶対続く)

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