在宅勤務になる人もいれば、会社に泊まり込みになる人もいて 〜上海のロックダウン
上海がロックダウンになった。
上海の全住民を対象にPCR検査を実施するという。
上海のロックダウンの通知が知らされた後、人々はスーパーに押し寄せ、生鮮食料品を買いあさった。ウィチャットにはスーパーで殴り合いを始める人々を映した動画が流れたりした。先を争って熱くなりすぎたようだ。スーパーでの買い占め騒動が終わった後、上海の街角は警察以外はほとんど誰もいなくなり、がらんとした。
ロックダウンの間、在宅勤務できる人は在宅勤務となるが、どうしても会社へ行かなければならない人もいる。
上海人のかみさんのいとこは、先物取引市場で勤務している。ロックダウンの間、先物取引市場を閉鎖するわけにもいかないので、かみさんのいとこは会社に泊まり込みとなったそうだ。一日二日ならともかく、四、五日の泊まり込みはきついだろう。もし彼の住む小区(塀で囲ったマンション群)で感染者が見つかれば、その小区は二週間の隔離となり、かみさんのいとこは二週間も家に帰れなくなる。
警察、消防、病院といった政府機関や公共機関に勤めている人も家へ帰れない。ネット通販や出前の配達員も職場に泊まり込みとなるようだ。ロックダウンになるといろんな人が職場で缶詰となる。
PCR検査実施後は、感染者が見つかった小区を片っ端から二週間閉鎖することになる。そして、感染者のいなくなった小区から封鎖解除をしていく。中国政府は上海ロックダウンという大きな犠牲を払っでもゼロコロナ政策を続けるようだ。