世界の人口が七〇〇億人になる日
ある本を読んでいたら、このままいけば西暦二三〇〇年には世界の人口が七〇〇億人になるかもしれないと書いていた。毎年〇・一%ずつ人口が増え続けると三〇〇年後には一〇倍になるそうで、そうすると人口七〇〇億人ということになるらしい。もちろん、あくまでも推測にすぎないので本当にそうなるのかどうかはわからないと本の著者も断っていた。三〇〇年のあいだになにが起こるかは予想できない。大戦争や大飢饉や大流行病が起きて人口が大減少してしまうことがないとはいえない。
人口七〇〇億人というは途方もない数だ。今の七〇数億人でもすごい数なのに、さらにその一〇倍というのは想像もつかない。
人口七〇〇億人の地球というのはどんな世界なんだろう? いささかにぎやかすぎる感じがする。ツンドラ地帯やジャングルの奥までも人で埋め尽くされてしまうのだろうか?
そもそもこの地球に七〇〇億人もの人間が住むことができるのだろうかという疑問が浮かぶ。水、空気、エネルギーは七〇〇億人もの人間が暮らすぶんだけ確保できるのだろうか? 地球の環境は人口七〇〇億人に耐えられるのだろうか? 人口七〇〇億人ともなれば『ガンダム』の世界のようにスペースコロニーでも作って宇宙へ移住でもしなけばとてもやっていけないような気がする。
なんだか頭がくらくらしてしまった。