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生活がちょっと窮屈に ~中国反日デモと暴動の影響


 反日デモと暴動がぶり返した。

 一部の地域ではデモが暴徒化したようだけど、デモをやっているのはごく限られた場所だし、そのようなところへ近づかない限り危険はない。もっとも、標的にされた店や企業の日本人関係者は大変だと思う。

 勤め先から外出を控えるようにといった通達が出たり、心配してくれた中国人の友人から「外は危ないから出ちゃだめだよ」とショートメッセージが入ったしているけど、個人的には、今までのところ中国での仕事と生活が多少窮屈になったくらいで危ない目に遭ったりもしていない。

 僕にとっていちばん大きな影響はネットだ。

 グレートウオール回避ソフトの具合がまた悪化して、中国で禁止されているツイッターやユーチューブができなくなった。ツイッターができないのはちょっと痛い。日本と中国の間のネット回線に制限がかかっているので、仕事上でも日本とのメールのやりとりが不便になってしまった。

 中国のある街でタクシーに乗った時に「何人だ?」と訊かれて「日本人だ」とまともに答えたために乗車拒否された人もいる。こんな時に日本人だと教えるのは得策ではないから、韓国人だと答えてごまかしておいたほうがいい。いずれにせよ相手は日本人と韓国人の区別がつかないのだから。

 夕べ、日本の本社からの出張者といっしょに日本料理店へ入った。せっかく遠い所をきたのだから、中華料理店へ案内して本場の中華料理を楽しんでいただきたかったのだけど、地元のレストランで日本語で会話しているところ見られてよからぬ連中に喧嘩をふっかけられたりしたら困るので中華料理店へは連れて行けない。日本料理店のなかはがらがらだった。日本料理店は襲撃の対象になったりするので、客足が遠退いたようだ。


 しばらくは窮屈な状態が続きそうだ。

 早く事態が収拾されるといいのだけど。

 それにしても今回の日中の摩擦は、香港の自称愛国活動家が島へ上陸したり、日本の都知事が島を買うと言い出したり、駐中日本大使が更迭されたかと思えば赴任前の新大使が急死したりと、不可解なことが多い。誰かが日本と中国を戦争させたがっているとしか思えないのだけど。思い過ごしだろうか?



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