広州モーターショーに行って
毎年、広州ではモーターショーが開催される。
広州には、トヨタ、ホンダ、ニッサンと日本の三大自動車メーカーがそれぞれ中国との合弁会社の工場を構えているので、自動車産業が盛んだ。いわば、デトロイトのような町だ。
モーターショーは賑わっていた。展示会場には、世界中の主要メーカーがほぼ出揃っている。日本から視察にきたある政府関係機関の人は、
「前回の東京モーターショーはさっぱりでした。やっぱり、モーターショーはこうでなくっちゃいけないと感じました」
とさびしそうに言う。
今の中国人にとって車はステータスシンボルだ。誰もが車を欲しがる。自然とモーターショーを見学する人が増える。
日本でモーターショーが振るわないのは、小泉改革以来、国民から搾取を行なう政策を採った結果、車どころかその日の暮らしさえもままならない人が多くなったためだ。日本の車作りは決して、他国には負けていない。開発、製造などのそれぞれの部門で高度な技術とノーハウを持っている。そして、その高度な技術を運用できるプロフェッショナルな人材が揃っている。中国の国産自動車メーカーとは、底力がまったく違う。中国で働いていて感じるのは、日本の企業はやはりすごいなということだ。
誤った経済政策さえなおせば、日本のモーターショーも広州のような賑わいを取り戻せると思うのだけれど。
真面目な話から、いきなり軟派な話になりますが、モーターショーのモデルさんの写真をブログに掲載しています。目の保養になりました。こちらでどうぞ↓
http://blog.goo.ne.jp/noduru/e/efd38a149f475618133b3b2c880f5889