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遅すぎた中国進出計画

 

 富士重工スバルが中国に進出できなくなった。

 スバルは大連に中国自動車メーカーとの合弁会社を設立して年間十五万台生産する計画を中国政府に申請していたのだけど、中国政府はこの計画を認可しなかった。

 スバルの合弁相手は、奇瑞汽車。一九九七年に設立したばかりの比較的新しい会社だけど、GMのそっくりさんの車を作ったりして物真似戦略で急成長したメーカーだ。「QQ車」という名の低価格小型車が人気だ。

 中国では自動車がバンバン売れている。アメリカを抜いて世界第一位の販売台数だ。だけど、その一方で各自動車メーカーが増産したことで生産過剰気味になっているし、中国各地には自動車メーカーが乱立している。現在、中国政府は自動車メーカーの競争力を強化するために、各地の自動車メーカーの統合計画を進めているところだ。増えすぎたメーカーを整理しようとしているのだから、新規合弁会社の設立は認めにくい。

 もしこれが五六年前だったら中国政府も歓迎したのだろうけど、進出計画が遅かった。バスに乗り遅れたといったところだろう。

 中国もかなり発展した。十年前に比べればほんとうに便利になった。

 外資ならなんでもいらっしゃいという時代は、もうとっくに終わったようだ。



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