生徒会+α -3
「そういえば、生徒会から見て私という存在はどう見えていたんだろうかね?それと、討伐派と穏健派の教師からの見方も気になるね。少なくとも教頭は私の事を舐めきっていると感じるけど。」
教頭は完全に私の事を舐めきっていたのだろう。しかし、どこまで舐めていたのかは知らないけど。単に一般人だから何も出来ないのだという事で馬鹿にしているのか、没落貴族を見る目をしているのか、生徒は教師には叶わないとでも思っているのか……。
しかしまぁ、私としてはそんなのどうでも良いのだ。幸いチャットの中で自称神が大体の地図を公開しているため、教師達の所までの道のりが分からないという事は無いのだ。
………………『ニケ製のマウンテンバイク』はランタンがいるために使えないけれども、私達の現在地は魔王の城迄の道の中間より若干城側にあるので、魔王城につくまでに追いつけませんでしたという事も起こらないだろうと思うので使えなくても問題は無いだろう。
「………………………お前の評判とか見方なぁ……………。俺の場合は全国模試とかでも優秀な成績取っていたし、黒華鉄家の執事である師匠の弟からコネを使って使用人の方として編入してきたのかと思ったぞ?」
「………………まぁ、私だって入る気は無かったよ。でも、あの契約の事がね……………。私が黒華鉄家の跡取りだった時期に帝高校に入学するという契約していたのを忘れていた糞親父が違約金を払いたくないという理由で私を男の制服で入学させられた訳だ。」
「……………確か黒華鉄の時代は男にしか継がせないという家だったな…………。それで男として育てられた訳か。で、美華が現れて追い出されたわけか…………。」
「…………そんな感じかな。まぁ、追い出されても何の文句も無かったけどね。ただ、女性らしく生きようとかも思わなくなったからね…………。」
「……………にしても、昔の剣城ちゃんは陽奈ちゃんをメロメロにしたんだよね?つまり、男装は完璧だったわけだね?胸も小さいし……………。これなら一夜で無くても女とは見れないね。」
蔵鮫はそう言ってから黒木の方を見てムーッとしていた。陽奈というのは私についての話題が出ていたチャットのログで母さんが勝手に婚約させていたという龍乃宮家の令嬢の事なのだろう。
………………蔵鮫も昔は黒木に男だと勘違いされていたから色々と思う事があるのだろうなぁ…………胸の膨らみから今は男だと勘違いされることは無いだろうけど。
「………………まぁ、同性かと思っていたら異性だったならまだ救いがあるかもしれないが、異性かと思ったら同性だという事を知ったら発狂しそうだよな…………龍乃宮の場合は特に。」
ごもっともな黒木の言葉にこの場所が少しだけ凍り付いた気がした。……………………勘違いした側が言って良い台詞なのだろうか?と思いながら私は黒木にした質問の解答の続きを催促するのだった。




