生徒会+α -2
「……………………そういえば、黒木や蔵鮫は向こうに残された家族などについて気になる事はあるか?私は黒華鉄家にいた時の使用人の事が気になるんだが……………。」
「それは俺の師匠の弟なんだ。多分俺の母校に講師としてスカウトされて、そちらに行くだろうしな。美華家には優秀な使用人が多かったからな……………恐らくお前の母親か祖父母の辺りの人望からだろう。」
…………………………まぁ、確かに優秀な使用人は多かった気がする。これは母さん辺りが昔言っていた事を引用すると、『一生着いていきます!!って着いてきた人達がたまたま優秀だっただけ』との事なので黒木の言うとおりなのだろう。
「……………………なら安心できるかな……………。」
「まぁ、俺の場合は心配することは多いな…………既に両親は亡くなってるし兄弟もいない。今はこの世界で生きていくことに抵抗を感じなくなったが……………心配するとすれば蔵鮫の両親や使用人達が暴走してなければ良いが…………………。」
「……………………そ、それは否定できないかもね…………。父さん達なら私の葬式で色々とやりそうだし…………。母さんの場合は2週間ほど何も出来なくなりそうだし…………。飼い猫のナオン(享年 15歳)が亡くなった時にも同じようになったけど私の場合は………。」
………………………………蔵鮫は親に愛されているなぁと同じ親としてどうなのだろうかと思える糞親父の事を想像してみる。恐らく糞親父も糞女と泣いているだろうが、その涙には私という要素は含まれていないだろう。…………………まぁ、別にどうでも良いんだけど。
「………………じゃ、私はこのダンジョンから出るかな…………。それと、連絡は取るだろうけどアリアマリンの件もあるからあまり一緒に行動はしないだろうから。これから先の事は自分達で考えておいて貰えると助かる。」
「……………………意外だな。てっきりここで引きこもっているつもりだと思っていたが……………。」
「………………………チャットの関連で面倒な事に教師達のいる『エンブラド』まで行かないといけないんだよ。そこで四肢の内2つを潰して終わらせてくる。少なくとも討伐派の教師達の中に黒木やセバス以上の実力者はいないだろうからな。」
蔵鮫は私がそう言った事の意味が分からなかったらしいが、黒木はその意味が分かったらしい。……………………ようするに、私は彼等を抹殺するという事はしない……………『殺戮魔法』のアンサンブルやオーケストラを使用する気は無いという事だ。
………………………私達がヒドラやペンドラゴンから請け負った依頼は抹殺では無く戦意喪失なのだ。少なくとも四肢の1つか2つ失えば戦う気力は無くなるだろうし。…………………まぁ、それでも向かってくるなら殺すと思うけどね…………。




